ひふみの藤野英人さんの著書『「日経平均10万円」時代が来る!』をあなたは信じる?信じない?どっち?

成長株向けの投資信託「ひふみ」シリーズを引っ張る、藤野英人さんの『「日経平均10万円」時代が来る!』がインパクトを与えているのは、信じられないと誰もが思うタイトルに目が止まるからです。

日経平均なんて、2万円台が普通であって、その5倍に上がるという話は、眉唾に感じてしまうのは当たり前の感覚だと思います。

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インパクトがあるタイトル!日経平均10万円という言葉を疑う?信じる?

『「日経平均10万円」時代が来る!』というタイトルと表紙のインパクトに、どんな怪しい人物が書いた本なのか、疑いの気持ち満点で手に取ってみました。(書店)

藤野英人さんは、中小の成長株投資では有名な人物なので、ここまで攻めるタイトルの本を書くのは自信があるのだろうと思い、読み進めて、私自身も考えてみました。

30年、低迷し続けた日本の株式市場が成長するならばあり得るシナリオ

レオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役CEOの藤野英人さんといえば、成長株への投資信託「ひふみ」シリーズを運用して、実績を出している方です。

彼は、中小型株式の運用のスペシャリストで、日々、中小企業の経営者と会って、将来性を見込んで投資を続けてきました。

平均値よりも高いパフォーマンスを出してきた彼が、日経平均株価が10万円を超えるという趣旨で本を書いたというのだから、驚きと疑いの眼差しを持って、この一冊を読みました。

『「日経平均10万円」時代が来る!』目次

第1章 海外投資家が日本株を買っている理由
第2章「日経平均」は10年後に10万円を超えている
第3章 生成AIの本格普及が「運用のあり方」を変える
第4章「10年後」をつくる銘柄はこれだ
第5章 10年後を「みんなで」考える理由

この5章構成の中で、第4章は、完全なる「ひふみ」の藤野さん目線で見ての銘柄紹介なので、信じる信じないは個人の投資家の判断になるでしょう。

大事なのは、日本経済は復活する転換点にあり、本来の力を取り戻していけば、10年後には日経平均が10万円を超えるという無謀にも思えるメッセージを言葉にしている点です

あんてる
日経平均が上がっていても、最高値は4万円超えでしょ、最近でも。これを10万円って、山師っぽくないの?

確かに、現状の2.5倍の日経平均株価を予測するのは、信じ難いと感じるのは当然です。

その背景や藤野さんの考えを丁寧に読み解いて理解していくことが必要になります。

世界の経済成長と同程度になれば、夢物語とは言えない?!

日本はバブル経済崩壊後、30年近く低迷を続け、デフレ社会が当たり前になり、成長を見込めないような空気に支配されてきました。

では、世界はどうだったかというと、この30年、波はあったものの、マクロに見れば右肩上がりで成長を続けてきたわけです。

下記は、日経平均とNYダウの30年間の株価比較のグラフです。(auカブコム証券より)

アメリカだけと比較しても意味がないかもしれませんが、大事なのは、日本の変動のない株価というのは、対比すると落ち込み以外のなにものでもなく、潜在能力としては、同じレベルまで駆け上がることができれば、10年後の10万円を超えるという話は、ファンタジーではないと言えるのだという、藤野さんの主張は説得力があります。

本当に10年後に10万円を超えるのかは、タイムマシーンで未来に行かない限り、正解はわからないのですが(10年後にこの本の真偽がわかるとも言えます)

物価も上がり、企業業績も好調になっていけば

近年、物価が上がり、生活は一時的に厳しくなっていますが、企業の業績は好調になっています。

未来を見据えた経営者たちが増えて、積極的にチャレンジをしている姿が徐々にインパクトを与え始めています。

結果として、給与も上昇していけば、購買意欲も高まり、というインフレの流れが数十年ぶりに日本に訪れそうな流れになっています。

今の流れが継続していけば、当然、経済も成長し、株価も上昇トレンドになっていくとしたら、日経平均10万円というのも、幻ではない可能性が出てきます。

バブルではなく、実体経済としての実力が反映されて、社会課題山積みの日本がアップデートされていけば、実現性は芽生えてくると感じさせられました。

信じる、信じないではなく、こういう未来を作ろうというメッセージ

藤野英人さんの『「日経平均10万円」時代が来る!』の主張や考え方を、信じる、信じないではなく、企業や個人がどうあるべきなのか、未来を作っていくためのメッセージだと感じます。

これから企業に求められるのは、「ターゲットを囲い込む」ことではなく、強い意志を持った一人ひとりの顧客から選ばれる存在になることだと思います。そのために必要なのは、自分たち自身が強い意志を持ち、社会に対して自社の在り方を発信していくことでしょう。

顧客から選ばれるために企業が取り組み、サービスや商品などだけでなく、思いも含めて発信していき、共感を伴ってファンが増えて、成長していくような企業がたくさん生まれれば、おそらく、この未来シナリオの話は現実的になってくると思います。

今日、明日の株価ではなく、10年後の未来を見据えるという点を、誰も理解して、行動に移せるかどうかにかかっているのだと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。