糖尿病の原因は「第三の脂肪」だった?薬に頼らず改善する方法を学ぶ

糖尿病と聞くと、「一生付き合うしかない病気」「薬を飲み続けるしかない」と思っていませんか?

けれども、宇多川久美子さんの『「第三の脂肪」撃退! 糖尿病を不治の病にしない最強の方法』を読むと、そんな固定観念が一変します。

本書では、糖尿病の本質的な原因を見つめ直し、薬に頼らずに健康を取り戻すための方法が、専門的でありながらもわかりやすく語られています。糖尿病に悩む本人はもちろん、家族や身近な人に患者がいる方にとっても、非常に参考になる内容が詰まっています。

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糖尿病は「不治の病」ではない

結論から言えば、糖尿病は決して「不治の病」ではありません。


ただし、そのためにはこれまでの医療常識にとらわれず、病気の根本原因を見つめ直す必要があります。

多くの人は糖尿病と診断されると、医師から処方される薬を毎日飲み、血糖値をコントロールする生活に入ります。しかし、それでは本当に治っていると言えるのでしょうか?

著者の宇多川さんは「薬を使わない薬剤師」として、長年の経験から次のように警鐘を鳴らします。

「血糖値を下げることが治療の目的になってはいけない。
本来の目的は“健康になること”のはずです。」

血糖値の数値を良くすることに意識が集中するあまり、肝心の生活習慣や身体の機能改善を後回しにしてしまう。そうした“対症療法”だけでは、糖尿病を本質的に克服することはできないのです。

「第三の脂肪」が糖尿病の隠れた原因だった?

本書の最大の特徴は、糖尿病の原因として「第三の脂肪」という新しい概念を提示している点です。

脂肪というと、一般的には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2つが知られています。しかし、それだけでは語れない“見えない脂肪”があると宇多川さんは説きます。これが「第三の脂肪」です。

この脂肪は、筋肉や肝臓、すい臓などの臓器に蓄積され、インスリンの働きを妨げる原因になります。つまり、血糖値が上がるのは、糖質の摂りすぎではなく、脂肪の質と蓄積の仕方が大きく関係しているというのです。

しかもこの脂肪は、血液検査では見つかりにくく、体脂肪率やBMIだけでは判断できません。だからこそ、多くの人が「なぜ自分が糖尿病になったのか」わからないまま、薬に頼るしかない状態になってしまうのです。

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薬に頼らないからこそ、自分の体と向き合える

この本(『「第三の脂肪」撃退! 糖尿病を不治の病にしない最強の方法』)では、薬を使わずに糖尿病と向き合うための実践的な方法も紹介されています。
特に印象的だったのは、以下の3つの柱です。

① 食事の見直し

糖質制限ではなく、脂質の質と量に注目します。トランス脂肪酸を避け、良質な油(オメガ3など)を積極的に取り入れることが推奨されています。また、加工食品に含まれる“見えない油”の危険性についても具体的に解説されています。

② 運動習慣の導入

「長時間の激しい運動は不要」としながらも、日常生活での“ちょっとした動き”を増やす工夫が紹介されており、運動が苦手な人でも取り入れやすい内容です。筋肉を動かすことが脂肪燃焼と血糖改善のカギになるとのこと。

③ 睡眠とストレス管理

意外かもしれませんが、糖尿病改善において「よく眠ること」「ストレスを減らすこと」が非常に重要であると説かれています。自律神経の乱れがインスリン分泌に影響を与えるという指摘は、腑に落ちる内容でした。

「自分の体を信じる」ことの大切さ

本書のメッセージには一貫して「自分の体と向き合い、自らの選択で健康を取り戻そう」という強い意志が感じられます。中でも心に残ったのが、次の一文です。

「医師に薬を勧められたら、その前に生活を整える勇気を持とう」

これは、決して医療を否定する言葉ではありません。
薬を飲むこともひとつの手段ですが、それ以前に“自分にできること”があるのではないかという、読者への問いかけでもあります。

糖尿病の治療が数値や薬に依存してしまうと、患者は「治してもらう」存在になりがちです。しかし、生活を整えることで「自分で治す」主体的な立場に変われるのです。

糖尿病に「気づいた今」こそ、人生を変えるチャンス

糖尿病は恐ろしい病気ではありますが、同時に「生活を見直すきっかけ」にもなり得ます。
とくに「第三の脂肪」という新しい視点は、これまでの常識を覆すインパクトを持っており、糖尿病だけでなく、さまざまな生活習慣病の改善にも応用できそうです。

糖尿病と向き合うことは、食生活・運動・睡眠など、生き方そのものを見直すことにつながります。

本書を読むことで、「薬に頼らなくても改善できる可能性がある」と気づけたなら、それだけで価値のある読書体験だったと言えるでしょう。

健康を取り戻す一歩は、「自分の体を信じること」から始まります。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。