「腸活」は大事だけど、結局は、個人差が出てしまうものだ!

自分の身体のことは、自分が一番理解していると思い込んでいないでしょうか。

確かに、痛みや異変まで起これば、当然、実感としてあるものの、体内の精密かつ複雑な工場とも言える状態を細かく把握している人間は少ないはず。

今回、「完全オーダーメイド」の腸活コンサルタントが書かれた『やってはいけない腸活』を読んで、色々と考えてみました。

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「完全オーダーメイド」の腸活コンサルタントが教える

人間の腸という臓器が注目されるようになった近年、色々な情報が溢れ始めて、何が自分にとって良いのかわからないと混乱している人も多いはず。

人間の腸内環境というのは、

実は人によって多様な「個性」があります。

それは遺伝的な要因はもちろんのこと、

その人の食習慣生活習慣

そして幼少期の生育環境など、

さまざまな要素が複雑に絡み合って形成されるものです。

腸内環境は、まさに人によって千差万別。

ですから、たとえ「一般的に良いとされている」腸活であっても、

当然、「合う・合わない」が人によって明確に分かれます。

一般社団法人パーソナルヘルス協会 代表理事の太田華代さんの著書『やってはいけない腸活』の冒頭に書かれている文章を引用しました。

この本は、日本人の腸と個人の習慣に踏み込んで書かれた健康本です。

参考サイト
腸内解析・遺伝子解析・栄養解析を用いて、お客様の持って生まれた体質と現在の状態を正確に読み解き、多角的でパーソナルな提案から、それぞれが望む美と健康をスピーディーに叶えるサポートをいたします。

一般社団法人パーソナルヘルス協会

医師ではない、美容・健康系サロン事業の著者が語る腸活

最近、生活習慣病(高血圧、糖尿病など)の専門医や肥満外来の医師が、さまざまな情報発信をしています。

もちろん、海外の論文、現場での患者の治療などのエビデンスはあるのは当然ですし、日常用語ではない、医療単語のインパクトに畏怖しやすい日本人には、届く人と届かない人に大きな差が生まれています。

一方で、健康問題は、医師だけではなく、美容分野からのアプローチをする方も多く、これらの発信を専門家ではないと一刀両断に切り捨てる方もいますが、成功者もいるわけで無視はできません。

著者の太田華代さんは、後者のタイプであり、立ち上げた一般社団法人の代表理事をしながら、民間トップクラスの腸内解析、遺伝子解析、栄養解析などを年間3000件行っている協会で活躍されています。

特定の商品・商材、器具などを取り上げて売り込むだけだと、ビジネスそのもの。

ただ、彼女のアプローチは、日本人の腸は外国人とは異なると断言し、パーソナライズされた腸内環境の違いにあった対処方法があると断言するあたり、コストは度外視して信頼できるイメージが湧いてきます。

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「やってはいけない腸活」をやってしまう4つの理由

やってはいけない腸活』の第1章では、「やってはいけない腸活」をやってしまう4つの理由を解説してくれています。

この部分は、じっくり読んで、自分の腸活が正しいのか、間違っているのか、精査するには役立つ内容でした。

【理由①】「日本人に合った」腸活ができていない

腸が大切なのは広まってきたものの、なかなか劇的な効果が出ないことで、眉唾に感じる人が増え始めています。

その理由を、外国人の腸に関する研究データ・論文を軸に考えており、日本人の腸という特徴を把握しきれていない点に問題があると語っています。

確かに、ビジネス書も健康本も日本人が書いていても、そのネタ元は外国の研究機関の実験データが中心で、権威を感じて納得させられやすい。

ただ、生活環境全般、食事などの影響度を考えれば、外国人(日本人でも駐在、生活が長い方は、こちらのカテゴリーで問題ない)と日本人は全然違うもの。

確かに、和食比率が減り、食事が欧米化、多国籍化しているとはいっても、実態は、日本人の遺伝子を持ち、文化や習慣がベースにある以上、腸内環境も日本人らしさを基本にしなければ、解決しないという話は当然のこと。

もちろん、「腸内解析」をされているデータから、最新の課題や特徴を知っている点も信頼がおける内容だと感じました。

結局のところ、身体は個体差があって然るべきで、パーソナライズしなければ、治療なんてうまくいかないのは当然のことなのでしょう。

【理由②】「腸の常識」がアップデートされていない

健康食材をしっかりとっていれば、身体に良いはずだと誰もが思い込んでいる。

善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして、日和見菌に悪さをさせなければいいという、わかりやすい理屈を信じきっていたけども、この考え方すら、先入観だと言い切られると言葉を失います。

確かに、腸に関する研究は、アップデートされているのに、私たちの知識は、何も変化がないままというのは、少々問題があると認めるしかありません。

【理由③】「現代社会」ならではの問題に気づいていない

いつからか、日本の衛生感覚は、清潔よりも、除菌に向かい過ぎていて、この清潔を意識しすぎる社会や感覚が、腸にとっては良くないものだと解説されると納得させられてしまう。

さらに、身体には良くても、しっかりと噛まないで飲み込んでいたら、その負担は腸にかかってきてしまう。

身体に良い、清潔が大事という考え方が行き過ぎると、逆にマイナスの効果を生み出している可能性がある。

【理由④】「自分の腸」の特性をわかっていない

そして、腸には個性があるという考え方。

自分の腸の状態を正しく知り、何が足りないから増やそうとか、具体的に理解してアプローチしなければ、目に見えた変化が捉えにくい腸内環境が整うはずがない。

だからこそ、腸を整えて、「美」も「健康」も手に入れようと著者は考えて伝えてくれている。

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腸に良いからと発酵食品を摂りまくっても効果は個人差が出る

腸に良いのは発酵食品だと言われているので、味噌やキムチ、ヨーグルトを必死に摂りまくったからといって、必ずしも腸の調子が良くなる保証はない。

あんてる
あんてる
身体にいいなら、めちゃくちゃ取り入れてしまえばいいじゃないか!って考えがちですよね。だって、良くなると言われてるんだから。

それは、腸内環境は個人差があるわけで、腸内フローラも刻々と変化していくもの。




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自分の腸にとって良い環境を試しながら、確認しつつアップデートしなければいけないとはわかっても、常時、多様な腸内環境を調べるツールもなければ、腸内フローラ検査キットがあっても、それは、一部の状態に過ぎないものでしょう。(残念ながら致し方ない話)

発酵食品を摂取しても、どれぐらいが自分の腸に届くのか、効果が生み出せるのかは未知数ですし、個人差は拭えないわけです。

そもそも、健康は個人差(個体差)があるのは当然の話で、一律に取り組もうという考え方に無理があるのは納得できる話です。

個別化栄養学(パーソナライズドニュートリション)というアプローチが生まれており、個人の健康状態、生活習慣、遺伝情報に基づいて最適な栄養計画を提供することを目指そうとしています。

参考サイト

個人に最適な栄養は何であり、不足しているものをどうやって、体内に取り入れるかは、予防医学的にも大事な命題になりそうで、ビジネスとしての展開力も想像できる話です。

常識、定番に縛られずに、自分の身体に向いているものは何かを意識して取り組もう

究極的には、著者の一般社団法人パーソナルヘルス協会の展開されている、栄養解析、腸内解析、体質(遺伝子)解析などを活用しないと、個人の腸内状態はわからない、が結論になってしまいます。

これを食べれば、やめれば、というシンプルな食材に注目するような話ではなく、精緻なデータをとって、個人ごとの特徴を見ていくのだから、コストも高いのだと思います。

ただ、今後、健康に気を配るということは、自分の体内(細胞、遺伝子など含む)に対して、どこまで理解をして、リスクを把握して、生活習慣に落とし込むかが、幸せな人生の生き方につながるのだとしたら、誰もができるわけではないでしょうが、一度は、試してみて、自分の腸内を知って、対策を講じるのは良いことなのだと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。