些細や約束だから忘れてしまうことってありませんか?
メモをし忘れた。無意識に答えていて記憶に残っていない。こんな言い訳をしてませんか?
約束には大きいも小さいもないのです。お互いの信頼関係そのものですから。
私は『走れメロス』の話を思い出したながら、約束の大切さについて考えてみます。
当たり前なのだけど、約束を守ってますか?
人との約束を守る。
社会の常識です。さらに、この約束は、個人と他人をつなぐうえで大切なもの。
待ち合わせであっても、貸し借りであっても、お互いの信頼に基づいて約束をしています。
また、ビジネスであれば、Amazonに商品を買うためにボタンを押せば、翌日から数日以内に所定の場所に届きます。
もし、これが届いたり、届かなかったりしたら、Amazonのサービスを利用しようとは思わないでしょう。(商取引として問題がありますし、明らかに詐欺行為です)
でも、個人として、あっさりと約束を反故にしていませんか?
『走れメロス』の話しを思い出してみる
この約束を守る話を、太宰治の短編小説として有名な『走れメロス』から考えてみます。
『走れメロス』のあらすじは
純朴な羊飼いの青年メロスが、妹の結婚式のために、必要な品々を買うために、シラクスの町を訪れる。この街の様子に不信を感じたところ、多くの人を処刑している暴君ディオニス王に激怒して、暗殺をするために城に侵入するが、衛兵につかまり、王のもとに引き出されてしまう。
メロスは人を疑ってはいけぬと主張するが認められず、処刑されることになるが、妹の結婚式に参列するために、3日間だけ猶予をもらうために、親友セリヌンティウスを人質として王に留めおくことを条件に猶予をもらう。
メロスは、妹の結婚式を終えて、期日までに様々なトラブルがあるものの日没前に、シラクスに戻り、磔られていた親友のセリヌンティウスの前に戻ってくる。
彼は約束を果たし、真の友情を見たディオニス王は改心し、2人を釈放する。(終わり)
2人の友情物語であるのだけれども、3日間という限られた時間のなかで、葛藤があったメロスは、必死な思いで約束を守るために、戻ってくることに重要なメッセージがあります。
もし、メロスが逃げてしまえば、親友のセリヌンティウスは殺害されていたわけです。
命をかけた約束なのだから、なんとしても守るのは当たり前じゃないかと言われてしまうかもしれません。
では、あなたは約束を守っていますか?
あなたは、簡単に約束を破っている人ではありませんか?
些細な約束だと簡単に破っていませんか?
・友達と会う約束の時間に遅刻する
・子どもと遊ぶ予定を仕事などを理由に中止する
・参加をしようとしたセミナーをドタキャンする
・そもそもの約束を忘れている(問題外)
私は、今日の夜、某セミナーに参加予定でした。事前から楽しみにしていた企画だけにワクワクしてました。
夕方、家族でトラブルが発生します。
仕事後すぐに帰宅しなければいけないという問題が発生。
主宰者に謝罪の連絡。
「本当に申し訳ないのですが、私の都合で当日ギリギリですが、キャンセル・不参加とさせてください。」
心苦しい思いでした。
そして、我が家のトラブルに立ち向かいます。プライバシーに関わるので詳細は省きますが、なかなかヘビーな内容でした。
最後に、私が伝えた言葉は
「今回の件で話をするために、私は、人との約束を破ったんだ。その人にも迷惑をかけたことを忘れるな!」
でした。
楽しい機会を奪われたとか、トラブルだから仕方ないというのも正しい考え方です。
でも、私は、参加するという意思を示して、予定を立てて、相手に期待を与えていたのです。
どんな理由があるにせよ、ドタキャンは誰かに迷惑を与える行為なのです。
自分の信頼を失う行為なのです。
だったら、最初から約束をしなければいいのです。
是非、自分の旨に手を当てて、あっさりと裏切るような約束をしていないのか。
自分が軽率な行動をしていないのか、振り返ってみてください。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。