大人モード全開のサードプレイス・ラボに!
2018年9月28日(金)の第21回 サードプレイス・ラボは、今までよりも、大人モード全開の場になりました。
イベントのタイトルが「定年後不安」「トリプルキャリア」「生涯現役宣言」というフレーズからも想像がつきます。
サードプレイス・ラボは多様性のあるダイバーシティなコミュニティでありたいと考えていたので、今年は女性ゲストの登壇者を増やそうと考えていました。
また、若い方も参加してほしいため、学生の参加も促してきました。
テーマによって、参加者が変わる柔軟なコミュニティであるために、今回は、今年の書籍トレンドワードの1つでもある「定年」という人生の区切りをどう考えて生きるのか、働くのかを考えることに課題を設定しました。
大杉潤さんとブックハウスカフェでの出会いから半年
今回のゲスト、大杉潤さんとの出会いは半年前でした。
沖本るり子が語る「新しい働き方」への道 というイベントに参加したのをきっかけでした。
本屋でイベントをやる人、大量のビジネス書を読んでブログに書いている人、物腰がソフトな人、最初の私の大杉さんのイメージでした。
何度か、大杉さんの主催するイベントに参加をして、ブログを拝見するうちに、どんな方なのか具体的にわかってきました。
そして、大杉さんの新刊『定年後不安 人生100年時代の生き方 (角川新書)
これは、内容の豊富さと独自の視点がある素晴らし本だと、すぐにわかりました。
この本の良さを一人でも多くの方に知ってもらうために、ブログを書く以外に私ができることは、サードプレイス・ラボでゲスト登壇をしてもらうことでした。
「トリプルキャリア」なんて考えことがない人だらけ
何度も『定年後不安 人生100年時代の生き方 (角川新書)
人生を3段階に分けて考える。
ファーストキャリアは会社員として働く。
セカンドキャリアは独立起業して好きなことをやる。
トリプルキャリアは体力的に無理のないことでやりたいこに絞って働く。
誰もが定年後の生活や人生に不安を感じるだけに、定年退職後に訪れるセカンドキャリアを気にしています。
ところが、セカンドキャリアとトリプルキャリアの間には壁があることを知らないために、大事なポイントを忘れています。
身体の衰えがやってきて、毎日フルタイム的に働くことに無理が生じます。
大杉さん自身、サラリーマンを辞めて、独立起業されていますが、将来的には、トリプルキャリアとしては、ハワイで執筆業のみで生きると決めています。
誰にでも訪れる体力的衰えを予測して、どんな働き方が良いのか、考えている人は本当に少ないのではないでしょうか。
人生の働き方設計として、トリプルキャリアまで見据えた準備を進めていく必要性について大杉さんは仰ります。
ここが最大のポイントです。
若い頃のキャリア形成は右肩上がりで、スキルとキャリアを積み上げて、収入を増やすという上り坂な者として理解している方が多いのが現実です。
この理屈に従えば、何歳になっても、スキルやキャリアを積み上げ続けるのが正しい働き方ということになります。
この考え方が古いとして、会社組織よりもフリーランスで、楽しいことと好きなことだけで生きるのが素晴らしいという著名な方々が増えています。
どちらも極端すぎて、普通の人は戸惑います。
私も右肩上がりの働き方には限界があるし、好きなことだけで食べていけるという仕組みや保証がなければ、安心して生きていけないという考え方です。
その点、大杉さんのトリプルキャリアには無茶や無理がありません。自然体のまま、段階的に自分をシフトさせていくというスタイルに説得力があるからなのです。
そのために、4つのポイントが大切というのは『定年後不安 人生100年時代の生き方 (角川新書)
・コミュニケーション術
・情報リテラシー(インプット、アウトプット)
・健康法
これらをしっかりと対策できれば、人生は長く現役で働き続けられるのです。
時間のコントロールを適切に行うことができなければ、人生の時間を無駄にします。
大杉さんは生活習慣を基盤にしつつ、精神面やハートの問題として、健康や体力維持の重要性を以下の2点と考えています。
1.未来に向けた目標を持ち、つねに緊張感を保っていること。
2.1日を振り返り、その日の良かったことを具体的に思い出しながら、未来に向けた目標を確認する「1人で思索する時間」を毎日どこかで持つこと
未来に向けた目標という視点をしっかりとキープすることが重要なのです。
人生を65歳まで、75歳までという2つの区切り(壁)を設けて、セカンドキャリア、トリプルキャリアを設計するのは、ミドル世代からスタートしないと間に合いません。
仕事での忙しさ、家庭での役割といった目の前のことだけに追われていたり、何も考えずに、日々を過ごしていると、後半の人生が大変な結末を迎えるかもしれない。
準備を怠らずに、自分自身と向き合うことの大切さを教えていただきました。
大杉さんのインプットとアウトプットは全てビジネス書にある
大杉潤さんといえば、毎日更新される「書評ブログ」で著者、出版社にも知られている有名人。もちろん、大杉さんの書評を楽しみにする読書家のファンも多くいます。
大杉さんがビジネス書にかける思いとしては、1冊を書き上げる著者の人生や思いをしっかりと掴み取り、自分の考えや感想よりも、本のポイントをわかりやすく解説することに注力されています。個性がないという意見もありますが、書評のスタンスとしては、コンパクトでわかりやすいという評判が高いのは事実です。
しっかりとした本であれば、著者の経験、知識、参考文献などが圧縮されており、1,500円〜2,000円の範囲で購入でき、1冊2、3時間で読むことができます。そのコストパフォーマンスは、いかなるインプットよりも有益なものとして感じられると仰っていました。
居酒屋で2時間飲食して、3,000円を使うのと、どちらが自分にとってメリットがあるのか。
この点は、大半のビジネスパーソンが考えなければいけない大事なエッセンスだと感じました。
大杉さんのアウトプットの夢は、100冊の本を書き、3000万部のベストセラーを出して、ハワイで執筆活動のみで生きる、トリプルキャリアにあります。
今も、この夢に近づくことを最優先に自分のライフスタイルを選んでいるので、仕事とプライベートの境目もなければ、サードプレイス 的な部分は少ないのかもしれません。
ただ、私は、ハワイへの思いを語る大杉さんのブログやシェアする記事を見ていると、明らかにビジョンに描きながら、未来に向けた目標としてコツコツと取り組まれている姿は、人生100年時代を生きるような我々世代にとって、生涯現役で働くロールモデルになる存在だと思いました。
◆ 老後のお金の不安を解消しよう!大杉潤さん『定年ひとり起業 マネー編』
◆ 70歳や生涯現役で働くために、大杉潤さんの『定年ひとり起業』から学ぼう
サードプレイス ・ラボ主宰者としての謝辞
今回は、テーマが「定年以降の生き方、働き方」ということもあり、40〜50代のビジネスパーソンが中心でした。初めてお会いする方々から話を聞いても、このテーマ設定に関心が高いことがよくわかりました。
団塊世代が過ごしている生き方を見ながら、将来への不安を抱えて、どう生きていくのか。忙殺される毎日、馴れ親しんだ毎日のままではいけないのではないだろうか。そんな思いは皆さんに共通するベースにありました。
まだ、具体的に何も行動に移せていない方が多かった印象も強かったです。
「安斎さんはすごいですね」
「サードプレイス ・ラボを21回も!毎月やってらっしゃるんですか?!」
などの嬉しい言葉をもらいました。
私も、この毎月の「サードプレイス ・ラボ」を始めるまでは、セミナーや勉強会の事務局に過ぎず、その前は、ただの参加者の一人でした。
私のメンターである徳本昌大さんや同世代の刺激しあえる仲間の大村信夫さんに、一歩踏み出す勇気と毎回のご支援とご協力をいただき、渕脇毅さんや増田和芳さんなどのリピーターに支えられていることに心から感謝しております。
今回から、自発的に協力をしてもらえた竹内一美さん。事務局・運営フォローとして加わっていただけたことで、少しは私の当日や準備の負担が減りました。助かりました。これからも、よろしくお願い致します。
毎回、ゲスト登壇していただいた、20名の皆様にも、貴重なお時間とご縁とご理解をいただけたことを私は忘れません。何らかの形での恩返しを続けられるように、お付き合いをいただきたいと思っています。
また、一度しかお会いできていない方も、今回、初めて会えた方にも私の掲げるサードプレイス への思いが伝わり、何らかのヒントやきっかけに繋がってもらえると嬉しいです。
派手な活動ではなく、地道なものかもしれません。一歩踏み出して、1年と9ヶ月。準備など含めると約2年になります。 毎回、反省と工夫を加えながら、続けられているのは、皆さんのおかげです。ありがとうございます。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。