【サードプレイス・ブリッジ開催】不登校を経験した現役高校生が語る「普通の人生のレールから外れ、絶望していた私が将来の夢について考えてみた話」

高校生が自分の経験を赤裸々に語るのを大人たちが、どんな思いを持って、耳を傾けるのでしょうか。今回、予想以上に、素晴らしいプレゼンを聞かせてもらえた企画でした。

(2021年12月8日開催)

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不登校は健康上の理由でも発生して人生を変えてしまう

不登校と聞くと、単純に、引きこもりや、学習についていけない生徒というイメージがないでしょうか。

実際のところ、体調不良などの健康上の理由で通学ができなくなるというケースもあるのです。

本人のつらさ、家族の苦悩を慮ると心が痛みます。

高校3年生が作ってきたイベント企画が決意表明だった

サードプレイス・ブリッジの企画を進めていく上で、Slackを使い、一緒に作り上げていくプロセスを楽しもうと頑張っていました。

そんな私に意外なところから企画の提案が持ち込まれました。

高校3年生の男子が、自分の4年間を振り返って語るという内容に不安がなかったわけではないのですが、彼が用意したイベント紹介の文章が素晴らしかったので、任せる決意を持てました。

あなたには中学時代の思い出はありますか?

学校に行かない人をどう思いますか?

中学2年の梅雨明け頃から、疲れやすく体力がなくなり、.秋の終わり頃には、ほとんど動くことができなくなっていました。頭がぼーっとして考えることができず、病院に行くことさえ辛い状態でした。

そしてその冬から、寝たきり生活になり、身体が地の底に埋もれていってしまうような日々でした。

私は役に立たない自分は生きている価値がないと思っていました。また、人の迷惑にならないように、部屋に引っ込んでいた方が良いと思っていました。

しかし、諦めつつも大学生になりたいとも考えていました。そして、どうすれば大学生になれるのかをずっと模索していました。

そんな私の14歳から18歳までの4年間を振り返ってみたいと思います。

登壇者は、N高等学校3年 佐山陽風(さやまはるか)さん

中学2年時に起立性調節障害(体位性頻脈症候群)を発症。不登校で出席日数も内申も足りなかったため通信制高校(N高)に入学。今秋、総合型選抜入試で大学に合格されました。

母親の深い愛と向き合う姿勢を知っていたから

今年の春以降、彼の母親が、SNSで息子と社会の話題(ニュースのネタ)を討議する様子をアップしていました。

世代ギャップ、親子の感覚の違いにぶつかっているのを垣間見ていました。

積極的に、社会人の知り合いに壁打ち相手になってもらうようなアプローチまで行っている姿に、驚いていたのが本音です。

彼自身の背景を教えてもらえって、ようやく、母親の深い愛と向き合う姿勢によって、前に進もうとしているということを理解できました。

オンラインのプレゼン能力は大人以上のレベル

N高での授業の賜物なのかわかりませんが、緊張した様子もなく、見事に、彼自身のプレゼンテーションが素晴らしくて、世の中の大人の平均値以上のレベルでした。

在宅オンラインで好きな授業を選択して受けられるN高が、彼には最適だったのだと理解できました。(高1時代は、週3登校をしていたそうです)

参考サイト

大学受験については、総合型選抜入試という方式(旧AO入試)を選んだこともあり、自分自身でしっかりと構成をして、人前で発表するというトレーニングが積まれていたからこそ、ここまで仕上がっているのでしょう。

zoomの機能を使いこなすだけでなく、一方通行にならない、インタラクティブ要素のやりとりは、参加者としての経験値も十分に高く(耳だけ参加の大人と違う)、聞き応えのあるものでした。

▼ 不登校を経験した現役高校生が語る「普通の人生のレールから外れ、絶望していた私が将来の夢について考えてみた話」

(YouTube:サードプレイスラボちゃんねる)

これからの彼の人生に期待しています

中学生の大半を通学できず、進路も通信制学校にしか選択できない人生を歩んだ彼が、着実に、自分と向き合い、復活して、大学に進学するという道を歩みます。

貴重な青春時代の一部を思うがままに過ごせなかったかもしれないけれど。

彼は、大学生活を謳歌して、社会人として活躍してくれることを心から願っています。

一年前のサードプレイス・フェスで中学生の登壇もすごいものでしたが、今回も遜色のない素晴らしいクォリティでした。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。