青春モノの映画って、同世代じゃなくても、誰もが甘酸っぱい思いで共感できますよね。
本屋大賞第2位を獲得した「君の膵臓をたべたい」の映画版の感想を、居心地の良い(良かった)場所のことを考えて、サードプレイスな視点でまとめてみました。
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青春の甘酸っぱさと限られた命の物語
「私、大切な人たちの中で生きたい」
若者が病に襲われて命を失う物語は切なすぎる。
2016年の本屋大賞第2位『君の膵臓をたべたい』を映画化されたものの、タイミングを逃して見れていませんでした。
Amazonプライム・ビデオで、思わず見入ってしまいました。
高校生の恋愛モノだけならば、山のように作品がたくさん世の中にあります。
ドキドキ感を感じる年齢・年代でもないし、胸キュンを感じたのも遥か昔の出来事なので、記憶から消えかけているような私。
まさか、ラスト直前で、あんな展開を組み込んだストーリーになるとは、全て伏線を無視してはいけないと反省させられました。(ネタバレは嫌なので伏せておきます)
若手俳優と期待の女優のW主演で新人賞もゲット
映画「君の膵臓をたべたい」(2017年7月28日公開) は、 主演・山内桜良 役の浜辺美波さんと北村匠海さんとのダブル主演の作品であり、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞したヒロインに注目してみたい。
確かに、この映画に引き込まれるのは、膵臓に病を持って、残りわずかな命を健気に生きるヒロインを浜辺美波さんが可愛らしく演じることに尽きます。
彼女は、2011年、第7回「東宝シンデレラオーディション」に応募し、ニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入りしたのが、10歳の少女でした。
その後、CMなど活躍の場を広げつつ、この役を射止めたわけですが、どこの学校にもいそうな、ちょっと可愛い女子の雰囲気のまま、自然体に演じていたことが印象に強く残ります。
鉄板のタイムマシーン的な時差設定について
青春モノの映画などの作品は、リアルタイムで語るよりも、その後の自分が振り返るというシュチェーションを設計しているものが多い。
なぜならば、時間の経過による価値が高まることで、深みが出てきます。
青春を過ぎ去った人にも共感を得やすく、大人になった未来も思い描けるという点で、鉄板の設定です。
制作側としては、同じ役者を使うパターンもできれば、別の役者を立てて、変化を感じさせることもできるので、応用できる幅が多いのが特徴だと思われます。
役者だけでなく、時空をつなぐツール(手紙や日記、動画など)があることで、心が揺さぶられます。
子供の頃、タイムカプセルを埋めたことがある人ならば、この感覚が伝わるのではないでしょうか。
映画「君の膵臓をたべたい」を見たら、若い頃の話を聞いてみたくなる
胸の奥に残っている大切な思い出のポイントは、青春の中で忘れられない、あの人の存在にたどりつきます。
若手の俳優・女優さんの演技のレベルではなく、等身大を演じてくれている姿に、過去の自分を投影できるのが、この映画「君の膵臓をたべたい」の良さだと感じました。
決して、相手の臓器を食べるというカニバリズムなストーリーではありません。
青春時代の大切な人、場所がどうなっているのか、居心地の良い場所なのか、大きく変わってしまったのかを確かめるというのも、あの頃の未来に立っている「あなた」にしか感じられないものがあるはずです。
時間軸として過去にExpand(拡張)するというのは、幸せな話よりも、逃避行動と感じるかもしれませんが、大事なモノを取り返しにいくという意味では、試してみることをオススメします。
私が編集長として発行している、仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ[まぐまぐ・有料]のインタビューのコーナーがあります。
私が担当しているインタビューでは、必ず、子供の頃の話、過去を聞いています。
本人しか思い出せない話の中に、今につながる原点があり、未来へつながるヒントを見つけることができます。
話をすることで思い出して、気づかされることがあると喜んでいただけています。
是非、あなたの話も聞かせてください。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。