なぜ、人は酔っ払うとグラスを割るのか?〜割られたグラスの運命を見つめてみる〜

「ガシャーン!」ってグラスを割る音を一番聞くのは、どこでしょうか?
家庭?職場?飲食店?

私の経験からすると、居酒屋とカラオケボックスがトップクラスだと思います。

いずれもお酒を飲んで、グラスを割っていますが、その理由はなぜなのでしょうか?

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自分の体の動きとグラスの距離感がわからない

日頃、大人であれば、自分とモノ、自分と他社などの距離感は一定に保たれています。

ところが、お酒を飲んで(場合によっては食べすぎの場合も含むかも)酔っ払うと、自分の体の動きのコントロールが鈍ります。

いわゆる、ほろ酔いを超えて、酩酊期になってくると、明らかに通常の感覚とはズレてきます。

モノとの距離感がズレたり、手元の感覚が変わってくることで、フラフラしたり、意識が日頃と変わってしまう。

そんなタイミングが一番、ガシャーンとグラスを割るシーンに多いのです。

明らかに、自分の視界やグラスとの距離感が狂っています。

冷静であれば、反射的にグラスを倒す前に手を出せますが、酔っ払っていれば無理。

ガラスでできたグラスは突然、自分の役割を奪われて、廃棄される運命を迎えます。

もちろん、お酒が入っていないで、食器を運んだり、洗ったりするときも割れるというご意見もあるでしょう。

この場合も、どこかグラスとの距離感がズレていることが要因です。

店長に怒られる、急がないと片付かない、など目の前に関連する事象に心が奪われています。

この場合も、ガシャーンとグラスを割ります。

グラスも割れることで役割を終える運命

冷静に考えれば、そのグラスは、今までの役目を終えて、卒業するという意味で割れるのだとすれば、致し方ないと諦めがつくもの。

他の食器類と比べて、素材がガラスなだけに一番割れやすい存在なのだから、いつか迎える運命と割り切るのが良いのかもしれません。

ただ、粉々に飛散して割れたりすると、怪我の恐れもありますし、廃棄するまでも管理が慎重にならなければなりません。

もし、絶対に割れない強度のガラスでできたグラスならばどうなるのでしょうか?

半永久的に使えるから、満足なのでしょうか。

これも何か違和感が残ります。

突如訪れる、役割の終わりに対して、あなたはどうするのか?

グラスは割れて役割を終えるもの。

人間は病気や事故で自分の命を終えるのも、人生のシナリオに書かれているのかもしれませんが、当事者も周りも知りえない、突如訪れる、役割の終わり。

好きも嫌いもなく受け入れるしか道はありません。

つまり、予測不能なことい対して、不安がっても、何も解決しないのです。

全力で、今を生きるしか、個人にできることはありません。

突然、訪れる終わりに対して、冷静に受け止めつつ、納得するためにも、今、目の前のことに集中しましょう。

どんな、些細なことであっても。

結果として、グラスを割る頻度は減るはずです。(笑)

どうにか、この記事のオチがついたようなので、ここまでとします。

「割れないグラス(コップ)」という商品を使う手もあります

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。