縁のない町で見知らぬ地元の人と出会うことで、お互いの人生に変化を生まれる

どこかに旅行に出かけようと思ったら、何を基準に選びますか?

国内海外問わず、興味があるスポットやイベントを重視しつつ、周辺の施設や宿泊先と食事などが気になります。

私は学生時代にフィールドワークとして、ある町に入りこんで、月1回、足を運んでいたことがあります。 

定点的に、自分のホーム以外の場所に行くことで見えた経験の話をさせてください。

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自分のホーム以外に定期的に通う経験により、町を知り、人を知ることで自分が変わる

観光目的の旅行であれば、定番コースに足を運んで、有名な場所、食事を味って満足するというお決まりパターンなので、ストレスは感じません。

ただ、これが、定期的に通うアウェーな場所があった場合、大きな変化があります。

町の細かいところに目が届き、町の人との交流が生まれます。

結果として、自分が変わるという経験につながるという考え方をどう感じますか?

自分がストレンジャーであり、相手も異人という関係性

大事なのは、「定期的」という点にあります。

スポットでの偶然性だけだと、テレビの旅番組とさして変わりません。

表現は微妙ですが、一期一会で、おそらく相手のことをしばらくすると完全に忘れます。

これが定期的に足を運ぶとなると、事情が大きく変わります。

当初は、自分がストレンジャーですから、その町に関わる人から見れば、異人です。

見たことない人物ですから、最初はお互いが警戒しています。

これが定期的な交流になると、双方の違いを理解しながら、有効な関係に発展する可能性が高まります。

特に、都会と田舎という切り口ではなくて、お互いのコミュニケーションで変化が起こり、刺激が新しい展開を生み出します。

神奈川県大磯町での思い出(1996〜1997年)

大磯町といえば、「大磯ロングビーチ」と海水浴場が有名です。

具体例として、私が、学生時代にゼミ活動のフィールドワーク(社会調査)として、月1回、神奈川県大磯町に通っていたことをまとめてみます。

1996年〜1997年にかけて、私は、大学の環境社会学・地域社会学・社会計画論のゼミに参加していたこともあり、社会調査を実施しました。

テーマは、環境問題のど真ん中、ゴミ問題です。

行政側、市民団体側、事業者(商店主など)にヒアリングを行ったり、町民アンケートを実施するという経験を積みました。

さらに、不法投棄の現場で実際のゴミを拾い上げて分析したり、家庭ゴミの中身を分類分析までさせていただきました。(理系ではないので成分分析の詳細ではなく、あくまでも分類と重さを測定するものでしたが、精神的にもしんどい作業でした)

夏場には、町内のゴミステーションの実態を知るために、ゴミ収取車に乗るというオプション付きです。

当然、大学の教授のパイプがあるからこそ、実現できたのですが、地元の人とオフタイムで話を聞くこと、食事やお酒を飲む経験が面白かったです。

大人の話、しかも、縁もゆかりもなかった相手と何を話せばいいのか、を悩むメンバーもいました。

町の成り立ち、課題を教えてもらったり、地元にいないとわからないニッチなお店の情報なども教えてもらえました。

お互いがストレンジャーと異人という関係性でスタートしたのに、月1回、神奈川県大磯町に通った結果、ゼミ論をまとめた発表会には、地元の方々が足を運んでくれて、お互いの交流を深めたことが忘れられません。

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自分のホーム以外にスポット参加でもいいから足を運ぼう!

自分のホームといえば、自宅周辺の街であったり、生まれ育った場所、職場の近隣などと考えていることでしょう。

ここでも、サードプレイス的に、今まで足を運ばなかった場所、空間、集まり、に定期的に足を運ぶことで、新しい気づきと出会いを経て、自分の変化が芽生えます。

小さな変化に過ぎないかもしれませんが、ホームを出て、アウェーな場所での経験を積み重ねることでしか、人は成長できません。

町でも、イベントでも、なんでも構いません。

恐れることはありませんが、躊躇してしまうのであれば、サードプレイス・ラボに足を運んでみてください。

何かのきっかけとヒントによって、あなたが変わる一歩目のお手伝いができますから。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。