【アメリカの心理カウンセラー】レス・ギブリン(著)『人の心をつかむ15のルール』で鉄則を理解する

「人の心をつかむことができたら、思いのままに操れる」

怪しい心理学を生かしたノウハウが世の中には存在しています。

ある意味、事実である反面、このノウハウだけでは化けの皮が剥がれるリスクが伴います。

しっかりと人の心をつかむための原則を知りたくて、『人の心をつかむ15のルール 』を読んでみました。

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「人の心をつかむ15のルール」に向き合う

アメリカの心理カウンセラー、人間関係のエキスパートと言われる、レス・ギブリンが書いた『人の心をつかむ15のルール 』という鉄則本のようなので、ワクワクとした期待感を持って、読み始めました。

早速、15のルールを抜き出してみます

ルール1 相手に微笑みかけるルール2 すべての人の最大の関心事は「自分」

ルール3 すべての人が「大切にされたい」と願っている

ルール4 「相手」を会話の主役にする

ルール5 反論しない

ルール6 じっくり聞く

ルール7 第三者からの評価を活用する

ルール8 「イエス」と言いたくなる理由を与える

ルール9 相手が何を求めているか見きわめる

ルール10 心を込めてほめる

ルール11 建設的に注意する

ルール12 誠実に、はっきりと、小さなことでも感謝を伝える

ルール13 人前では、明確かつ簡潔に、自然体で話す

ルール14 自分の存在価値を上手に伝える

ルール15 行動する

正直言って、特別なことは何一つありませんでした。

今まで読んできたビジネス書・自己啓発書、以外も含めて人間関係などの中で学んできたものばかりです。

つまり、特別ではないものをちゃんと活かせているのかを検証する必要が生まれているのではないでしょうか。

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相手への敬意を持ったコミュニケーションがすべて!

一つ一つのルールを読み進めても、違和感は何一つなく、むしろ、自分自身がしっかりとできているのかと振り返るための一冊でした。

共通しているのは、人の心をつかむ前提としては、相手への敬意を持ったコミュニケーションという点につきます。

微笑みかけて、相手を中心に話を聞き、心を込めてやりとりをすることで、相手の気持ちをつかめるというのは当然といえば、当然の話です。

どうしても、人は、自分と相手を比較したり、対等ではない上下関係を考えてしまう生き物なのかもしれません。

「人たらし」と言われる人物は、このルールを守れている

歴史上の人物で考えてみると、豊臣秀吉などは、人の心をつかむ天才、いわゆる、「人たらし」だったと描写されることが多い人物です。

自分よりも相手を敬い、相手ファーストで気持ちよくさせて、結果として、自分の味方、仲間(実際は配下の武将)にしてしまうのは、天然なのか、計算尽くのことはわかりませんが、うまくできていた人物だったはずです。

結果として、貧しい農家出でありながら、天下人、関白・秀吉という地位まで登りつめていきます。

秀吉が育て上げた、石田三成の場合、人の心をつかみきれずに、関ヶ原の戦いで破れてしまったという歴史上の事実。

やはり、人の心をつかむためのルールを守りきって、コミュニケーションを図ることは不可欠です。

相手の心をつかめば、自分の味方・協力者・援軍になる

心理的なアプローチという話ではなく、相手の心をつかむような関係性を築き上げることができれば、確実に、自分の味方になってくれて、協力者・援軍となって支えてくれます。

権力や金銭でも、相手の心をつかめるような錯覚がありますが、実際のところ、心の奥底では納得や同意をしていませんので、うまくいかないものです。

権力から離れたり、資金的な後ろ盾の要素がなくなると、相手も離れていきます。

その点、最初から、心をつかむような関係性を大切にしていけば、安心できる友・パートナーであり続けてくれます。

どこまでも、人の心をつかむには、自分大好きであるのは仕方ないとしても、相手を立てて、相手を軸に考えていき、その行動を取ることによってしか成功の道はないという鉄則がわかる一冊でした。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。