福岡県箱崎の銭湯「大學湯」の再利用を目指して 〜二人の熱でクラウドファンディングの輪が広げる〜

思い入れがある場所・モノを残したいという欲求は、個人のわがままに過ぎないのかもしれない。

でも、その熱い思いが伝播して、人と人、地域と人、色々なものがつながっていくと、エネルギーとムーブメントになっていく。

今回、一般社団法人DGY(DaiGakuYu)代表理事の石田健(いしだたけし)さんが、昭和7年に祖母たちが創業した銭湯「大學湯」(福岡市東区箱崎三丁目)を残したいという気持ちが、プロジェクトとして展開されている話とクラウドファンディングについて書いていきます。

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熱い思いが人に伝わり、地域も社会も変えていく

何かをやり遂げるには、お金がなければできない、集客できないとうまくいかない、などの話を耳にします。

本当のポイントは、たった1人の熱い思いが伝わるか、どうか。

伝わり始めれば、地域も社会も変えていく、最強のエンジンになっていくのです。

突発的で無茶なスケジュールでも公開ライブインタビューをやって伝えたい!

私の友人、石田さんがクラウドファンディングで展開している、昭和7年創業の元銭湯「大學湯」 を再生して次の時代へ!銭湯跡活用PROJECT(2021/5/13〜6/20)を応援したいと、私が決めていました。

コロナ前に、石田さんが語っていた「大學湯」への熱い思いを強烈に覚えていました。

祖母が頑張って続けていた、福岡県箱崎の「大學湯」は、地域の方と、九州大学の学生(移転前まで)も足を運んでいる銭湯だったそうです。

時代は移り変わり、廃業した銭湯「大學湯」を残したいと強く思った石田さんが、地域のさまざまな人と触れ合いながら、再生(利活用)できる道を探ってきました。

この熱い思いは、地域の不動産屋さんに伝わり、集客イベントを開き、潜在的なパワーを感じた石田さんと、そのイベントに足を運んだ、アーティストの銀ソーダさん。

この二人の出会いから、「大學湯」の再生は、急激に展開が進みます。

絶対に、二人の話を聞いてみたいと思った私は、サードプレイスの「公開インタビューLIVE」という切り口で、イベントを急遽立ち上げました。(ほぼ当日)

二人の話を聞きながら、昭和の良さを思い出し、再生への応援をしよう!

「公開インタビューLIVE」はzoomで話している様子を、Facebookに同時ライブ配信を行う手法を使っています。(さらにアーカイブをYouTubeのサードプレイスラボちゃんねるにアップして残します)

石田さんと銀ソーダさんの話を聞きながら、昭和の良さを思い出し、銭湯が作り出していた、地域のコミュニティ・居場所の存在の素晴らしさに共感しました。

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銭湯の建物を残して、さまざまな活動に利用してもらう場所にしよう!という発想は、まさに、サードプレイス的です。

再生の応援をしたい!いつか、自分も大學湯に足を運びたい!と思った私は、クラウドファンディングの支援をさせていただきました。

CAMPFIRE(クラウドファンディング プラットフォーム)

最高のパートナーと展開しているのでワクワク感が伝わる

石田さんと銀ソーダさんは、大學湯がなければ出会わなかった関係です。

人生の生き方も住んでる場所も、年代も違いますから、当然です。

ビジネスマンとして長年働いてきた石田さんと、アーティストの銀ソーダさんは、絶妙なバランス感をもち、得意な領域も違うので、このコラボ感が心地よいのです。

今回、クラウドファンディングの運営スタッフとしても、銀ソーダは大活躍。

色々とアクションや発信を続けている姿は、着実に、地域の人、関係性を越えて、多くの人に伝わっています。

クラウドファンディングの企画として派手さも、突飛さもないのに、着実に支援が集まるのは、コンビとしての絶妙感に尽きます。

一緒にインタビューをしながら、私自身が満たされた気持ちになりました。

5分のnote音声記事も聞いてみて!

地域活性化って、行政や企業がメインでなくても、個人の熱意からスタートできる!

昭和7年創業の元銭湯「大學湯」 を再生して次の時代へ!銭湯跡活用PROJECTへの取り組みを見ていて、気づいたことがあります。

地域活性化といえば、行政や企業が人・モノ・金を集めて実践しようとしている姿を多く見かけます。

それでも、なかなかうまくいかないのは、熱量が足りないからです。

今回の「大學湯」のプロジェクトは、石田さんの熱量、銀ソーダさんの思いが重なり合うことで、着々と周りに広がり、伝わっています。

「クラウドファンディングは終わりじゃなくて、始まりです」

石田さんの言葉には、「大學湯」の未来を見据えていました。

2021年6月20日までですが、クラウドファンディングにご支援いただけると嬉しいです。

CAMPFIRE(クラウドファンディング プラットフォーム)

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。