9.11と3.11という現代の忘れられない記憶を重ねた先に思うこと

9.11(アメリカ同時多発テロ事件 2001年9月11日)と3.11(東日本大震災 2011年3月11日)というのは現代を生きる我々にとって忘れられない記憶になっています。

見事に半年のズレがあるので覚えやすいのかもしれませんが、テロと想定外の自然災害が日常生活や感覚を変えてしまったのは事実です。

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共通しているのは、映画の世界のような出来事が現実になったこと

9.11は同時多発テロで、3.11は東日本大震災というインパクトがあったものの、それぞれ背景や事情は大きく異なっています。

1点だけ共通しているのは、映画の世界のような出来事が目の前で現実として訪れたという点に尽きます。

一瞬、目の前で起きていることが現実だと感じられないほどのインパクトがあったのです。

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予測できたかもしれないが、用意や準備は足りていなかった

9.11の映像を見て、大型飛行機が世界貿易センターに突っ込んでいく姿は、驚きでありつつ、現実感を持っていませんでした。

こんなことが起こるはずがない、CGを駆使したハリウッドの映画のワンシーンだと感じたの覚えている方は多いのではないでしょうか。

3.11も実際に、足元が大きく揺れた記憶はあるものの、その結果、どんな状況を日本全土に影響を及ぼすのか、大津波をきっかけに、原発がメルトダウンを起こすような事態、放射能漏れが発生するなんて、小説の世界の話だと錯覚してしまうほどのインパクトでした。

どちらの事象も、実は、予測はある程度できるからこそ、未曾有の被害を受けたにも関わらず、用意や準備が足りていなかったのは認めざるえません。

安堵のシナリオを展開できるはずがない

絶対的に安心安全な状態で、安堵できるシナリオで全てがまとまるはずがないのです。

最悪の事態のさらに先までをシミュレーションしている、組織や人がいるはずと、一般人は考えていたのではないでしょうか。

アメリカ本土にテロリストが攻撃を仕掛けてくるはずがない。

大津波で原発の稼働が止まっても問題は起こらない

どちらも、仮定の話に過ぎず、ないはずの出来事が目の前で起こってしまったのです。

この2つ以外にも、想定外の事故、事件は各地で起こり、それから対策を図るという場面を何度も見てきました。

今や、AIなどが進んでいるのですから、最悪の最悪と言える事態でも対策をスタンバイしておくことは求められるはずです。

足元だけでも安全に切り替えた私

もちろん、私も四六時中、防弾チョッキとヘルメットをかぶって、外出するわけではありません。

専属のSP・護衛がつく立場でもなく、普通に暮らしていれば、危機的な状況は訪れないでしょう。

私の日常で変わったのは、外出する際の靴に注意を払うようになりました。

以前は、ビジネスシューズとしての革靴をビシッと履いていたのですが、3.11の際に、5時間以上歩いて、帰宅した私の足は痛みが残りました。

何かあった時に、最後は、自分の足で動いて逃げることを考えると、機動性を保てる靴をはいておくことが最優先だと考えたのです。

スニーカーで日々を過ごせなくても、足が痛くない状態で長時間動けることを最優先にしています。

10年以上経った今も、この足元だけはキープしています。

襲われた悲劇と苦しみは消えないけど、今後への布石は打とう

9.11も3.11も多くの命が、突然奪われたという悲劇と関係者の苦しみは消えることはありません。

メモリアルデーに思いを寄せることも大事です。

残された私たちにできることは、同じことが起こらない状態か、起きても対応できる用意をしっかりと施しておくことだけではないでしょうか。

完璧にはならなくても、少しでもダメージを少なくすることが彼らへの鎮魂になると信じています。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。