ドキュメンタリー「9.11 ジョージ・W・ブッシュ 空白の9時間」は日本に作れない!

ドキュメンタリー「9.11 ジョージ・W・ブッシュ 空白の9時間」をAmazonプライム・ビデオのオススメ一覧に表示されたので、思わずクリックして90分ほど集中して見てしまった。

内容も興味深かったですが、このようなドキュメンタリーを作れることに日本との違いを感じました。

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国のリーダーがテロに遭い、どんな対処をしていたかが語られる

9.11 ジョージ・W・ブッシュ 空白の9時間」は当時のアメリカ大統領、ジョージ・W・ブッシュの当日の行動、心の動きを追いかけたドキュメンタリー作品でした。

2001年9月11日(火)、イスラム過激派のテロリスト集団「アルカイダ」によって行われた、アメリカ同時多発テロ事件は、2,977人の死者、多くの負傷者を生み、インフラなどの損害を多く運んだ、アメリカ史上、最悪のテロと呼ばれています。

当時の大統領が、ワシントンから離れており、エアフォースワンで国内を移動しながら、悪戦苦闘している9時間をまとめた物語。

事前の警戒情報はあっても、予想はしていなかった民間航空機を使ってのテロ行為に、混乱と不安を与えて、ブッシュ元大統領自身、身の危険を感じながらも、立ち向かおうとしていた、当時の様子を、関係者の振り返りも含めてまとめています。

誰かを罰するためでなく、事実に向き合うことに意味がある

ドキュメンタリーの中で、エアフォースワンが標的になるという誤報が取り上げられているのですが、誰が良い、悪いとう判断ではなく、混乱していた状態を物語るエピソードにしています。

日本では、同様な危機的状況があっても、ドキュメンタリー的にまとめることは、難しいのは情報開示の限界と、特定の誰かを非難・批判することに意識が向かってしまうのでつくれないと思います。

特に、当事者が、振り返って言葉として表現するなんて、東日本大震災の関係者の話ですら、映像としてまとめきったものを見かけていません。

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当時、ブッシュ元大統領が、どんな発言をして、どんな行動をしたのか、周囲の関係者は何を考えて、どう動いたのかを、多面的な視点で語られていると、事実(ではない部分もあると思いますが)に近づいた内容として説得力があります。

ドキュメンタリーに脚色を入れてしまうと、フィクションになる

日本では、ノンフィクションという書籍のカテゴリーはあるものの、映像として、しっかりとしたドキュメンタリーは少ない。

前回の東京オリンピックのドキュメンタリー作品は評価される部分はあるものの、どうしても、視聴者の興奮や感動を予測して、盛り込んでしまうエピソードは過剰であったり、演出が入ってしまう。

ドキュメンタリーだからといって、きれいにクリーンなものが出来上がる保証はないのだから、中身について良し悪しを議論することと、作品としてまとめることは意味が違っているのに、日本人は混同しがちな気がします。

本物のドキュメンタリーを作れる世の中は、もう既存メディアには期待できない!

日本では、様々な規制によって、制作するものに制限がかかっている既存メディアの映像作品において、本物のドキュメンタリーを作ることは無理だと断言して良いのではないだろうか?

虚構の世界に真実を求めてしまい、脚色や演出がリアルだと信じたくなる一般市民がいると、残酷であったり、くだらない内容を無理やり、盛り上がるように作り上げてしまう。

ドキュメンタリーに数字を求めると、この展開は避けられない。

個人メディアで自由にやれば、同じようなコンセプトのドキュメンタリーは作れるかもしれません。(商業的な成功は保証できませんが)

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。