なんとなく自分たちの目線・情報が正しいと思いがちですが、実は、世界から見たら、全然違っているということがあるのです。
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海外に暮らす日本人だから伝えられるネタがある!
谷本さんが海外で暮らす中で、日本人を冷静に見て、世界のニュースや真実を知らないと感じて書かれたシリーズ本です。
単純に、海外旅行程度では理解できない、情報のバリエーションとタブーの一歩手前までの話が書かれている本なので興味深く読めました。
日本だけが同調圧力が強いわけじゃない!オリンピックなんて誰もが見ている祭典じゃない
その中でも、同調圧力が強い国=日本と思わされているものの、これは、どんな国にも起きているものであって、特別なものではない話。
フランスやイギリスなどは服装に際しての同調圧力は圧倒的に強いと言われると、日頃接点がないだけに驚きます。
日本の場合、よほど、公式な場(冠婚葬祭などのセレモニー系イベント)でない限り、本人が好きな格好をしていても、それほど問題になりません。
当然、服装は思考にも影響するので、同調圧力的なマウンティング行為は日常茶飯事なのだと想像すると納得できます。
また、2020年開催予定だった、東京オリンピックは、1年延期して、無観客で必死になってやったものの、実は、世界の中で、それほど注目されているスポーツイベントではなく、上流階層や一部のファン以外には興味がないという事実。
商業的なビジネスオリンピックになっている上に、競技も増えて、ルールもややこしくなるものが増えると、世界中が注目するとは言いにくいのは理解できます。
日本はもっと自信を持てることがあるのに
本を読み進めていくと、日本人はもっと日本という国に自信を持てばいいのに、なぜできないのだろうと考えさせられてしまいます。
欧米や海外の制度や文化が素晴らしくて、日本は劣っている的な煽られ方がスタンダードになりがちです。
島国根性やガラパゴスな国という文脈で使われると、うなづくしかないのですが、果て、それを海外の人たちはどう見ているのか。
世界で災害や紛争があったときにお金しか渡さない国、というイメージが定着していますが、そもそも、資金がなければ何もできないわけで、躊躇せずに資金を供給している国として、大きな顔はしないまでも、責任を果たしているはずなのです。
日本で作られた製品以外にも、輸出できるサービスや文化がたくさんあると自信を持って挑めば、まだまだ世界で活躍できるフィールドはたくさんあると期待したくなります。
忍者とか禅に人気があるじゃない!
賀来賢人のプロデュースと主演のNetflix作品「忍びの家」などは、日本の忍者という存在が、世界で注目されたことで、人気コンテンツになっていました。
考えてみれば、自分の体と簡易な武器だけで相手に挑む黒ずくめの衣装の存在って、謎を感じるし、彼らの動きは目を見張流でしょうし、その評価や注目を浴びるのは当然です。
スティーブ・ジョブズなども取り組んだ、禅の世界も、日本人が忘れかけていたのに、世界から脚光を浴びて見直しています。
新しいサービスや商品を作って、世界中を席巻しなくても、日本発のモノ・考えに焦点を当てて、発信していけばヒットしていくのです。
漫画とアニメの国だけじゃないんです!
むしろ、日本人こそが、日本の強みを知らない可能性があると意識しないとダメなのでしょう。
正しい情報を入手して理解・活用するために
著者の谷本さんが
フェイクニュースが溢れたり、操作された偏った情報がSNSで拡散されてしまう時代だからこそ、本当の正しい情報を得る、日本だけの目線でなく、本物のグローバルな視点や情報を得て判断することこそが、私たちに求められているのだと再認識しました。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。