Kindle Unlimitedで、寺澤伸洋さんの『』を読んでみました。
色々な方のFIREの事例があり、学びになりました。
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FIREの定義を変えて考える！
FIREといえば、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉として浸透しています。
今回、寺澤さんは、FIREの定義を変えている点が秀逸です。
Financial Indepandence,Restart your Life
リスタートという点が、早期リタイヤという意味と大きく異なっています。
FIREはゴールじゃなくて、人生のリスタートなんだ！
当初は、Retire Early の部分を Restart に変えるのは言葉遊びのような気がしました。
ところが、本の中で寺澤さんを含む20名のFIRE（サイドFIRE含む）をされた方々の事例を読むうちに、考え方が変わりました。
今までの一般的な生き方、働き方を辞めて、自分の好きなこと、得意なことで働き、自由に過ごすスタイルは、サラリーマンから見たら、夢物語に感じるでしょう。
ストック型とフロー型、オフラインとオンラインの２軸でスキルポジショニングを分けて、FIREをされている方の例を読ませていただきました。
将来への不安よりも、今、大切なものを優先して、好きなことに没頭している姿は、ストレスフリーで幸せそうな印象が深く残りました。
早期リタイアしてやることがないなんて悲しい人生だよ
考えてみたら、早期リタイアしてしまうと、最初のうちは楽しく過ごせても、きっと、暇な日々に飽きてしまうでしょう。
やることがないけれども、お金（資産）があるって、何のために生きているのか、わからなくなるのではないでしょうか。
結果として、FIREに至ったとしても何らかの形で、マイペースで働くというスタイルを続けている人が多いのは、無理に本業と副業で稼ごうと躍起になるのではなく、無理しない程度に取り組んでいる姿を思い浮かべると、この本に登場する方々の真似をしたくなります。
皆さんが生き生きとしているのが伝わってくるので、あなたも憧れてしまうと思います。
一人でさまざまな事業に取り組み、稼げる道を増やし、資産運用のアプローチを持てばいい
生活のために、好きでもないことや会社にしがみつくのではなく、自分に適したビジネス・事業に取り組み、稼げる道を増やすというアプローチ。
とにかく、資産を１億円貯めれば、FIREできるという単純な話ではありません。
色々な働き方を自分のやりたいように、そして、コツコツと稼ぎながら（多額でなくても構わない）、資産運用のアプローチを続けていれば、家族との時間も増えて、悠々自適なFIRE生活を楽しめるようです。
確かに、近代までの働き方は、雇われるのではなく、自分のできる仕事を生業にするというものでした。
百姓などというのは、農業をするだけでなく、さまざまな仕事を組み合わせて生きていたとも言われています。
もちろん、農業だけでは生活ができないから、という側面も理解できますが、他にもやれることをやって、生きているとしたら、ワクワクしながら過ごせたのではないでしょうか。
近代の日本人が資産運用なんて考えたり、FIREなんて想像もできない世界でしょうけども。
得意なことが仕事になってマイペースでリスタートする人生は豊かだ
自分の得意なことを見つけて、仕事として取り組んでマイペースで、人生をリスタートするというのは、納得感のあるライフスタイルだと思います。
何歳まで働くとか、いくら欲しいとか、現実的なことに意識が向いて、FIREを目指そうとすると、節約しまくったり、無理をして稼ごうと頑張ったり、資産運用重視で楽しめない、苦しい人生になってしまうのは嫌ではないでしょうか。
もちろん、今の仕事や環境が好きで、満足でいる報酬と、安定した未来が約束されているのであれば、無理やり、FIREする必要なんてないのですが。
FIREについて、具体的に知りたい、考えたいという方には、寺澤伸洋さんの『』は大変参考になる一冊だと思います。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー（主宰者）。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える！サードプレイス・メルマガ」（まぐまぐ）の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。