「ハラハラ」「逆パワハラ」の広がりに悩んでいる人が増えてるんだって!

どんなことでもハラスメントだと騒がれる世の中は生きにくいと感じませんか?

強い者から弱い者へのいじめのような行為がハラスメントだと認識してしまうと、部下からの逆パワハラ、ハラスメント・ハラスメントが理解できなくなってしまうのではないでしょうか。

そこで、部下からの逆パワハラで“もう無理”と思ったときに読む本 悩める上司への処方箋』(加藤京子・著)を読んで考えてみました。

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部下はハラスメントを武器に使うケースがある!

いつの頃からか、上司や先輩の言葉、態度に対して、「ハラスメントです!」と強固に意見を言えるようになったのでしょう。

ある意味、ハラスメントという言葉さえ出せば、相手が黙ってくれる、行動を改めて当然だとう感覚が染み付いているのかもしれません。

この武器を過剰に使うことが世の中の組織、企業をおかしくしているとも言えるのだと思います。

上司はハラスメントに怯え、部下はハラスメントで対抗する

労働施策総合推進法によって、定義されたパワハラとは、以下の通りのものです。
○ 職場において行われる
①優越的な関係を背景とした言動
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
③労働者の就業環境が害されるもの
①~③までの要素を全てみたすもの。

正直、この定義を正確に理解している現役ビジネスマンは少ないのではないでしょうか。

どれか一つでも、些細な不快なことがあれば、ハラスメントだと揶揄するのが当たり前になっていることに違和感を感じます。

受け手が、ハラスメントと思ったら、ハラスメントなんだ!

このような間違った認識が広がっているのも事実。

部下は、ハラスメントという言葉に過敏に反応する上司たちに向けて、安易に、ハラスメントだと声を上げるようになっています。

この状況が行き過ぎると、部下から上司へのハラスメント、世代間ギャップのハラスメントは増えていくばかりです。

「おわりに」に書かれていた大人のいじめが=ハラスメントという答え

さまざまなケーススタディで学びながらも、この部下からの逆パワハラで“もう無理”と思ったときに読む本 悩める上司への処方箋』の最後の「おわりに」で加藤京子さんが伝えていたメッセージが響きました。

ハラスメントとは、大人の「いじめ・嫌がらせ」です。

ここが本質に違いないと感じました。

職場でのいじめ・嫌がらせは、昔からあったのに、いつの間にか、さまざまなケースをまとめて、ハラスメントという表現にシフトしたに過ぎないのだと。

だからこそ、どこまで行っても、どんな企業、組織にもハラスメントはなくならないものなのだと想定できます。

だって、複数のメンバーが集まる状況で、どうしても優劣、強弱が露わになって、結果として、弱い者いじめや、異端者を除け者にする感覚は、ある意味、人類のDNAに脈々と受け継がれているのだと思うと、完全に撲滅するのは無理だと諦めるしかないのです。

それであってもハラスメントは、組織間の内部のコミュニケーションで起きる問題が大半で、なんとか当事者同士が折り合いをつけられるかどうか、に焦点を当てるしかありません。

部下だった私が暴言を吐いたことを思い出す、あれはハラ・ハラだったのか?!

私がまだ若手社員のカテゴリーにいた頃、大嫌いな上司がいました。

遺恨が積み重なって、ある時、私は言い切りました。

「あなたが作ったものを私が壊すということは、あなたのプライド、成果を蔑ろにすることだとわかってます。でも、時代が合わない、状況の判断ができずに、周囲に迷惑をかけたのは事実なんだから、もう関わらないでほしい」

ぼやかして、穏やかに書いていますが、要するに、

あんたはいらねーよ!この老害が!(心の声)

に近いことを言い切って、相手をぶった斬ったような行為をしました。

苦虫を潰したような顔で

お前はそれで満足か?それならそれでいい

静かに吐き捨てるような言葉を返されたことを思い出します。

冷静に思うと、失礼な物言いをした私にも大いに問題があるし、伝え方はもっと穏やかであって然るべきだったと反省しています。

いろいろなものが重なって、辛くなっていた私には、最大限の刃としてカウンターパンチをしないでは我慢ならなかったのも覚えています。

もう、その相手の方と会うことはないのでしょうけど、もう一度会うことができたら、素直に謝ろうと思います。

少なくとも、相手に対して、ハラスメント・ハラスメント、いわゆる、ハラハラに近い行為を私がしたという一点は忘れないまま生きていたいと思います。

どのような立場、役割の中でもハラスメントは起こり得るから、その打開策を間違えないこと

人間は論理的であっても、最後は感情に左右される動物なので、嫌なもの、嫌いなことに対しては、沸点を超えてしまうと、爆発してしまう存在なのだと考えています。

立場や役割の中で、一緒に働く、関係性を持つ相手に対して、リスペクトを持ち続けることが難しい場面は、何度も訪れます。

相手も自分を下に見てきたり、馬鹿にするような態度を取ることもあるでしょう。

その結果、カウンターとして、反逆行為をしたくなるのもわからなくはない。

結局、その状態に陥った時に、打開策を冷静に考えて実行に移さないと、取り返しがつかなくなります。

もし、あなたが、部下からの逆パワハラに悩んでいるのであれば、この本は一読する価値はありますよ!

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。