以前、このブログ記事で、山田 悟医師の『糖質疲労』を読んで感想をまとめています。
山田悟医師の『糖質疲労』を読めば、あなたも食生活、栄養バランスを見直すしかないと腹をくくるはず!
糖質を多めに摂ることの問題点を明らかにし、タンパク質と良い脂を摂ることを推奨していました。納得できる内容の反面、どうしても、脂(油)については、いくらでもとっていいというスタンスには、抵抗感がありました。
だからこそ、山田悟医師の『脂質起動』という一冊に引き寄せられて読んでみることにしました。
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脂質は身体に良くないもの、油は減らせって言われていたのは古い常識
私が若い頃、昭和や20世紀の健康常識を前提にしていた時代だったので、脂質はデブの元だと言われていたのを覚えています。
脂を摂取すれば、カロリーは高いし、コレステロールも溜まって、体脂肪が増えるから、極力、減らしたほうがいい。
ノンオイルのドレッシングなどが注目されて人気になっていました。
今や、時代は進み、新たな研究の結果、脂質はどんどん摂ったほうがいいという逆の説が新しく出ていると耳にして、驚かされます。
もはや、古い常識はアップデートしなければいけないのだと腹を括りました。
脂質は悪者じゃない!脂質をもっと摂ろう!
『脂質起動』の冒頭で、山田医師は5つの結論をまとめてくれています。
「糖質疲労」が消え、「脂質起動」する食べ方 5つの結論
① 糖質は控えて、脂質とたんぱく質はたっぷり満腹になるまで
②食べる順番は「脂質とたんぱく質」を最初に
③朝こそ「眠れる脂肪を起こす」脂質を摂る
④脂質を「しっかり食べる」ことで「脂肪をエネルギー源とする」からだに
⑤脂質は代謝を上げる。運動しないときこそ脂質を摂れ
本全体の中で、脂質によって太るわけではなく、脂のエネルギーの価値、代謝を上げるという理屈を惜しげもなく披露してくれています。
その感覚が古い常識だと断言するのが潔い切り口です。
だからと言って、山田医師は、糖質制限、完全オフまでは求めていません。
体の中に取り入れる栄養のバランスで一番比重が高くなっている、糖質(炭水化物・果糖など)を大幅に減らして、その代わりにたんぱく質と脂をしっかりと摂れば、体のエネルギー効率も含めて変わると断言しています。
糖質完全オフまでやると、身体の調子が悪くなったり、ストレスも増えるでしょうし、さらに食費という観点でも頭が痛くなるはず。
脂質を摂ったから、自分の脂肪にダイレクトになるわけじゃない!
よく、コラーゲン入りのドリンク・食材を口にしたから、ぷるぷるのお肌になるという錯覚をしている人がいます。
コラーゲンを口から摂取しても、胃腸で消化・分解されてしまうので、そのまま、コラーゲンの状態で身体に入るわけではないのです。(そんなシンプルな構造に人間の身体はできていない)
同様に、肉の脂、調理の油がそのまま、身体に身について脂肪にダイレクトになるわけではないのです。
むしろ、糖質過多な状態で、行き場がなくなり、脂肪に化けているということで、肥満・デブな状態になっているというのです。
その通り!油(脂質)は、1グラムあたり約9キロカロリーです。
これは三大栄養素の中で最も高いエネルギー値であり、体に必要なエネルギー源となるだけでなく、細胞膜の構成やホルモンの生成、ビタミン吸収などにも重要な役割を果たしています。
それだけに摂取すれば、油は満足感につながるし、たんぱく質もしっかり摂ることで、空腹になるわけではないとのこと。
むしろ、糖質はスイッチが入ると、止まらない状態でどんどん口に入れてしまうのではないかと。
確かに、チョコレートを食べ過ぎて胸焼けしたという話は聞いたことがない。
むしろ、もっと何かを食べたいという衝動に駆られてしまうのが糖質の怖さなのだと実感しています。
糖質を制限しながら脂を多く摂るとケトン体でエネルギーを回すのか
ここで思い出すのは、私もケトジェニックダイエット(糖質制限ダイエット)の実践をして、身体を大きく変化させた人の話を直接聞いたことがあることを思い出しました。
糖尿病を克服するために、ケトン体を意識して身体を変えた方の話は、興味深いものでした。
実際に、講座後に、一緒にファミレスで食事をしましたが、炭水化物・糖質は一切含まれないメニューをもりもりと食べており、健康状態も問題ないと語っていました。
脂質は、身体が糖質を十分に摂取できない場合にエネルギー源となる「ケトン体」を生成する材料となります。
ケトン体は、脂肪を分解する過程で肝臓で生成され、脳や筋肉でエネルギーとして使われます。
いわゆる、糖質制限ダイエットでは、ケトン体の生成を促し、脂肪燃焼を促進するメカニズムを利用しているわけです。
しかし、ケトン体の過剰生成は、糖尿病のケトアシドーシスなど、健康に悪影響を与える可能性があるため、自己判断は避け、専門医の指導のもとで行うことが重要だとされています。
糖質依存な現代人の食生活を大幅に変えるというのは勇気のいることですし、外食も家庭で自炊をするにしても、なかなか大変なことになります。
だって、どう見ても、おかず中心で、主食が大幅に減るというのは、普段の普通の食習慣をもつ一般の人からしたら違和感しかないのも事実でしょう。
※糖質制限ダイエットは効果は期待できると言われていますが、ストレスやリバウンドも含めて問題はありますし、身体への影響度を踏まえると、完全糖質オフまでやるのは、私個人は問題だと思っています。
悪い脂だってあるから、取捨選択をしないといけない
脂なら何でもたっぷり摂ればいいのか、と言われると注意事項があります。
トランス脂肪酸は控えるべきで、マーガリンやショートニングなどが対象となります。
また、揚げ油の使い回しは酸化している脂なので、NGと山田医師は語っています。
ここでわかるのは、マーガリンやショートニングといえば、パンなどの食事を減らすべきということと、外食・惣菜(中食)での揚げ物は、どんな油の状態のものを使っているかわからない点を踏まえると注意が必要という点は、忘れてはいけないでしょう。
短鎖脂肪酸(酢)、中鎖脂肪酸(ココナッツオイル、MCTオイルなど)、長鎖脂肪酸として、肉類の脂、パーム油、オリーブオイル、米油、リノール酸(大豆油、ひまわり油、サラダ油)、アラキドン酸(卵黄、鳥・豚・牛肉など)α-リノレン酸(くるみ、エゴマ油)、EPA・DHA(サバ・イワシ・サンマ・マグロ・ブリ)などは、良い脂として積極的に摂ればいいとして解説してくれています。
油ものって、腹持ちがいい気がしますし、ここにたんぱく質が加われば、糖質が少なくても、満腹になるのは間違いありません。
問題は、おかずの量とコストの問題だと思います。
ここは、あえて、山田医師は触れていませんでしたが、身体に良い食事そのものにコストがかかるのは避けられないと認めるしかないでしょう。
脂質をしっかり摂って、疲れない、太らない身体になるのであれば、実践しない手はないですから。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
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