『zoomはじめました』秋田稲美(著)を読むと事例がたくさん!オンライン革命を感じよう

サードプレイスをつなぎ、拡げるコネクターを目指している、安斎輝夫です。

あなたは、zoomを使っていますか?

zoomってオンライン会議ツールとして、世の中に生まれて、コロナ禍でビジネスにも、プライベートの領域にも爆発的に広がりました。

よくわからないまま、ドキドキしながら、利用をはじめた方も多いはず。

2020年6月初めというタイミングで、事例を盛り込んだ本『ZOOMはじめました』を出版した、秋田稲美さんは先進的でかつ、優しい人だと思います。

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zoomの利用ノウハウ本が増えていても、事例がわかりやすく書かれた本はなかった

今までも、Windows各アプリケーション、Facebook、Twitter、LINE、Youtube、Evernote、ブログ、など、ITを利用するツールに関する解説書は、世の中でブレイクするタイミングで各出版社から、簡単な解説本(図解と写真が多め)は、繰り返し出されてきました。

これらの本を否定するつもりはなく、全くのビギナーであれば、手元に基本の1冊として置いておくのは悪くありません。(専任で誰かが教えてくれるのでなければ)

実際は、どのように利用すればいいのか、具体的なレベルまで落ち込んではないので、基本操作後は、本人の習熟度次第で、というものが多かったと記憶しています。

今回、手にとって読んでみた『ZOOMはじめました』は事例だらけの本で驚かされました。

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zoomを利用したオンライン革命は、生活も働き方も変えた!

私自身が、zoomを知ったのは2019年後半のことです。

職場でリモートワーク実践のチャレンジの一環として、各種ツール(Teams、Skypeなど)の比較実験に参加したことから始まりました。

当時、オフィスの会議室は、いつも予約がいっぱいで、使わないのに仮押さえされてしまうと、ミーティングジプシーが増えてました。

フリーアドレスな環境とオープンスペースが増えたことで、閉鎖空間ではないところで、ミーティングや打ち合わせができるようになり、職場の雰囲気が変わったことを覚えています。

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同時に、社内の他の地域・拠点の人とのミーティングが増えていた事情もあり、好き嫌い関係なく、馴染むしかない状況に追い込まれていました。

以前は、Webex(シスコ)が中心だったものの、相手の様子も伺えず、不便だったことを思い出します。声だけのニュアンスで複数の人がやり取りする限界を感じていました。

ただ、去年までは、zoomをプライベートで使ったのは数回で、無料基本のアカウントユーザーでしかなかったのは、リアル中心にSNSがカバーするというコミュニケーションだったからだと思います。

コロナウィルスが蔓延する中で、直接、人と会えない状況に追い込まれて、世の中のオンライン化(本当の意味では、オンラインネットワークのコミュニケーション化が正しいと考えます)が加速して、毎日のように、オンライン会議、イベントと向き合う時間が増えました。

好き嫌いではなく、慣れないと困るという状況に追い込まれると、人間の急速な理解度と成長度、浸透度は恐ろしいもので、誰もがある程度、使いこなせるようになったのが2020年前半の出来事です。

しばらくの間の暫定のツール、環境としてスタートしたはずのzoomなどのオンラインコミュニケーションツールは、LINEグループとは違う意味合いで、浸透していきました。

2020年に起きた、オンライン革命によって、人の働き方、人生までも変えていくというパラダイムシフトを迎えたのです。

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場所や移動という負担が減ったことが全て

オンライン革命の真髄はどこにあるのでしょうか?

私は、場所や移動という負担が減ったことが全てと断言できます。

人が集まるというときは、場所と時間を決めて、その場所へ皆で移動するというのは、当たり前のルールでした。

遅刻する、場所に迷う、などのハプニングも当たり前でしたし、移動時間が1日の中で数時間もかけている人がいたのは事実です。

出張なんて最たるもので、半日の打ち合わせのために、飛行機や新幹線を利用して、莫大なコストと時間をかけて、人間は移動していたのです。

もちろん、移動を伴うことで、得られるメリットはあります。

日常とは違う場所、環境、人と接することで、刺激を受けるのは事実。

一方で、身体的、時間的な負担は仕方がないと受け入れざる得なかったものです。

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コロナ禍での避けられない状態で始まった、オンライン革命は、Windows95とインターネットが爆発的に浸透した時代、ガラケーからスマホを誰もが所有するようになった環境と同レベルの変化を私たちにもたらしました。

人と人は、物理的な距離感のために、必死に移動をしていたけど、それって本当に必要なことだったのだろうか、という疑問です。

実は、私たちの人生の中に占める、場所を確保して移動するという行為は、遊牧民が生活するレベルとは違い、頻度が高いものでした。

それが当たり前の現実として捉えているからこそ、家から一歩も出ない人間を「引きこもり」や「ニート」と呼び、問題のある人間のように扱ってきました。

外に出て、色々な場所で人と交流する、移動するのが現代人には不可欠なものという常識。

これをぶち壊されたのが2020年のコロナ起点のオンライン革命でした。

ところが、『ZOOMはじめました』を読んでみると、海外や先進的な人たちは、数年前から、このオンライン革命の中で、生活をして、仕事をしていたという事実を思い知ります。

セミナー、講座、習い事、運動・健康もの、など多彩な事例を読んでいると、おそらく、昨年までだったら、特殊で変わったものと突き放していたであろう私と、世間の大半の人がいる子でしょう。

今となっては、そういうやり方できるよね。やってる人がいても普通だし、自分もやってみたいに変わりました。

リンダ・グラットンの書いた『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』と『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』は理解できるけど、夢のような未来の話だったのに、現実が急激に近づいた感覚を覚えたという話を耳にする機会が増えました。

まるで、この2冊が予言の書だったかのように語る人たち。(信じていなかったのか!)

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働き方も、ライフスタイルも急速に変化する世の中に適応できるかどうか、が重要なポイントになっています。

私もサードプレイス・ラボをオンライン開催にシフト

2017年からスタートさせた、月1イベントを開いてきたサードプレイス・ラボも、2020年4月からは完全オンライン開催にシフトしました。

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この変化で私が気がついたことがあります。

リアルイベントの会場確保とコストの問題から解放されたこと。

懇親会のセッティングまで含めた主催者側の負担がなくなりました。(もちろん、亡くなったことは寂しいのですが)

参加者の移動時間や場所の問題が解決されたので、開催時間の予定が空いていれば、誰でも気軽に参加できる仕様になり、zoomの浸透度からトラブルもなく、スムーズに運営できるようになりました。

だからこそ、サードプレイス・フェスという企画の着想につながり、オンラインのメリットとして場所と移動の自由に、時間のフレキシブルさを加味したスタイルに発展させたのです。

時間枠を複数用意し、リアルタイムと録画視聴がいつでもできる「アーカイブ」(サードプレイスラボちゃんねる:Youtube)という展開までは、以前なら思いつきもしなければ、実行もできなかった話です。

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オンラインのありがたみと価値を感じる2020年になりました。

対面のリアルの場は大事だけど、zoomなどのオンラインのメリットは手放せない

一方で、オンライン疲れを起こしている人がいるのも事実。

人生で、これほどまでに、自分の顔を見続けた経験がないことと、見られている感覚(ビデオオンの場合)が強くなった状況が影響しています。

やっぱり、本当はリアルがいいよね。

こんな言葉を投げかける人の気持ちもよくわかります。

ただ、これほどまでに色々なオンラインに参加しまくると、リアルで同じものはこなすことは物理的にも、身体的にも無理だと気付かされます。

リアルで会う、集まるといのは、今まで以上に特別なものになる。

気軽にちょっと会いたいならば、オンラインで十分。

もともと、スマホとLINEで成り立っていたという話もあります。

オンラインで行動できる人であれば、もはや、人脈を広げるために、勉強会や異業種交流会に足繁く通う必要はなくなりました。

オンラインのメリットである、リアルタイム双方向の良さと自由に参加・退出できる価値を理解した人ほど、この流れから元に戻ることはできないのだと思います。

もし、zoomって何ができるの?楽しいの?と疑問に感じる方であれば、『ZOOMはじめました』はお薦めの一冊です。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。