【開催レポート】オンライン時代のイベント運営の発想のコツ(サードプレイス・ラボ 第45回)

サードプレイスをつなぎ、拡げるコネクターを目指している安斎輝夫です。

今回、「サードプレイス・ラボ」では、オンライン時代のイベント(セミナーなど)が増えていく中で、自分もやってみたいけど、うまくいかない、どうすればいいのだろうと悩んでいる人たちに、ノウハウではなく、考え方の基本を伝えてもらう企画をやりたいと決めて、ベストなゲストスピーカーとして、SNSコンシェルジュの山田トモミさんに依頼をしました。

山田トモミさん(トモミン)

SNSコンシェルジュ・ITセラビストの山田トモミさん

彼女の今までの経験と実践を語ってもらい、大事なエッセンスを私や参加される皆さんに受け取ってもらうことを目指していました。

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半年ほどの濃密な関係性で信頼と期待を高めて実施できた

コロナ騒動・コロナ禍に陥ったのは、2020年2月の終わりでした。

緊急事態宣言も出されて、学校も休校になり、ビジネスマンも出社せずという環境に突然追い込まれて、誰もが在宅生活に強制シフトされていました。

結果として、オンライン会議ツールのzoomやTemasなどを使って、職場の仲間やお客さんとコミュニケーションをとる方法を学びながら、実践していきましたよね。

一方で、イベントやセミナー・講座といったものも、対面型のリアル型のものは軒並み中止に追い込まれて、全てが延期か、オンラインに切り替わる方向に向かったのが2020年の最大の変化として、歴史に残る大変化です。

この約半年の間、自宅で仕事をしつつも、通勤時間などがなくなり、余裕が生まれた時間を何に使いましたか?

最初は、エンタメの映像や気になっていた本や録画済みの番組を見て過ごしたり、いつもよりもゲームに振り分ける時間が増えていたのではないでしょうか。

私は、徐々にオンラインイベントに参加しながら、運営方法や人との交流を増やしていきました。

この約半年の期間の中で一番接点が多かったのが山田トモミさんだったのです。

だからこそ、このタイミングで、この企画を担ってくれるのは彼女しかいないと夏前半には決めていました。

8年のSNS界隈での経験、セミナーやイベントの実績をオンラインに投入!

私は、リアルに山田さんと出会ったのは、2019年12月に開催した、サードプレイス・ナイト2でした。

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それまでも、山田トモミさんのお名前と存在は知っており、なぜかすれ違う関係のままでした。(数回、メッセンジャーで連絡をした程度でした)

SNSをやりながら、セラピストもしている女性として知っていたものの、トモラボなどでSNSビギナーを教えてあげてる姿などは、自分との接点としては近いようで遠い存在でした。

3月に入り、オンラインのイベントや企画を連発している彼女の姿に驚きました。

仕事の事情など様々な影響があったとはいえ、3ヶ月で80回以上のオンライン講座を開催していました。(有料・無料問わず)

この8年間で300回以上のイベント・セミナー・講座を開いてきたとはいえ、3ヶ月の開催頻度は尋常ではありませんでした。

zoomの使い方、Twitter、Facebook、ストリームヤードなど、彼女の持っている知識と経験を思う存分に伝え続けていました。

コロナ禍のオンライン時代にフリーランスな立場で働く人は、窮地に追い込まれて大変な思いをしていたのは間違いありません。

その時に、山田さんが他人である参加者を集めて、アウトプットを披露し続ける姿こそが、インパクトに深く刻まれました。

SNSが好きな普通の主婦だったのに、私ができるじゃん!と

山田さんは、インターネットベンチャーであったり、ネット広告代理店・制作会社がバックボーンではありません。

自分が参加したSNSを学べるセミナーのレベルが低いと感じたことに始まります。

これなら私のほうができる!と決めて、自らセミナーを開催していきます。

好きで始めたので、アンケートは取らないし、バックエンド(高額商品)を用意していなかったと言います。

毎月開催したり、全国に出向いていくアクティブさ。

2014年にSNS初心者向けSNSセミナー「ともらぼ」をスタートすることで、色々な方に知られていく存在になっていきます。

2019年まで、彼女は、コツコツと「ともらぼ」を続けていきました。

続けることが自分の武器と気づいて、6年間も頑張ってきたことは驚愕です。

超高速PDCAとオンラインセミナーに取り組む

とにかく、自分がやってみたい、できると思ったイベントは、すぐに立ちあげて、継続できるものはセミナー・講座として開催していくスタイル。

ヒントやアイデアが目の前に訪れたら、とにかくやってみようとすぐに展開していく超高速PDCAサイクルで実行できてしまうのが、山田トモミさんの真骨頂です。

しかも、対等な立場の人とはコラボ企画もオンラインで展開していきます。

この対等なコラボ感というのは、ものすごく大事なことで、相手に頼ることもなく、自分に頼りすぎる人とは組まないという固い決意を感じます。

つまり、自分の立ち位置を意識しているので、無理やりレベル感が高い相手と組むのでもなく、誰でも彼でも引き上げて上げるためにコラボを気安くやっているわけでもないのです。

この辺りの話も、8年間の経験を積み上げてきたからこそ、本音で語られる内容に溢れていました。

オンライン時代に必要なことは参加するだけではダメと断言

世の中には、リアルイベントであれ、セミナーであれ、本を読むことであれ、「勉強になった」「ためになった」という言葉でまとめる人はたくさんいます。

参加してよかったという、終了時点での満足で終わってしまう人たちです。

オンラインであっても、同じように参加するだけの人はたくさんいます。

リアルよりも手軽で無料なイベントも多いので、ハードルは下がっています。

山田トモミさんも、「行動することだけが自分を成長させる」と断言されていました。

世の中の自己啓発本、ビジネス書など、様々な方が書いていますが、究極的には、この言葉に集約されます。

「行動することだけが自分を成長させる」

行動をしない人、できない人は、いつまでも変われないという厳しい現実の話。

だからこそ、自分でオンラインイベントを企画、実行してしまおうと言いきれるわけです。

そこで語るイベント術こそが大きなメッセージでした。

・一人でやらない

・しつこいぐらいに伝える

・しっかりと導線を作る

・仕組み化が大事

・機器は使いこなさいといけない

私自身、サードプレイス・ラボを45回も開催してきて、この全てに対して納得できました。

サードプレイス・ラボを立ち上げた時も、前身の「ドラッカー勉強会」を運営していた、片付けパパ®️・パレルキャリア実践家の大村信夫さんや、メンターである徳本昌大さんに、手伝っていただき、本当に助かりました。(今もご協力いただいています)

参考サイト

私も一人では絶対にやれませんでした。

また、イベントを立ち上げても、なかなか人が集まらないという集客問題は根深く、しつこいぐらいに伝えることは、嫌われてもいいからと覚悟して続けてきました。

導線も、事前から途中経過、事後までしっかりと作り込まないといけません。

私も、経験を積みながら、どうやって導線を増やせばいいのか、仕組み化するまでの部分は苦戦が続きました。

そして、オンライン時代に限らず、機器を使いこなすという話も重要です。

プロジェクターにせよ、撮影するカメラやスマートフォンにせよ重要であり、オンラインであれば、通信環境やツールなどに関しても最低限の知識とトラブル対応は不可欠です。

これらは、参加する立場では、自覚することはありません。

主催する側になって、悪戦苦闘していくなかで、他の方のやり方を学ぶことで、ブラッシュアップしてきました。まだ、完成形ではありませんが、進化は続けています。

泣きたくなった!自分ももっとやらないと、と思えた話

今回、ギリギリのタイミングまで、山田さん自身がFacebook投稿をしてくれました。

忙しいなか、今までの経験を振り返って、必死に資料をまとめてくれている姿が浮かびます。

途中経過をちゃんと伝えてくれる人って、信頼感が高まりますよね。

誰だって、準備や段取りにはものすごく労力を注いでいるのですから。

リアルで唯一会えた時の画像を、このタイミングで投稿してくれるだけでなく、一行目のタイトルで泣きたくなりました。

ここまでやってくれたゲストスピーカーはいませんでした。
(他の方を批判しているのではなく、山田トモミさんの素晴らしさを讃えています)

自分が協力したり、呼ばれたイベントの時に、ここまで相手を思って発信できていないかもしれないと反省しました。

もちろん、私はギリギリまで、SNSで発信はしていますが、諦めない部分は、もっとも大事な要素だと思い知りました。

最後の1日で参加者が大幅に増えてくれたのは、こういう過程があっての話です。

元々は、個人単位で、メッセージを送っていたのですが、労力の限界を感じていたので、今は、このようなやり方になっています。

無断キャンセルや土壇場で参加できないという方の事情はわかりますし、私自身も100%のテンションや思いで参加できない、キャンセルするイベントもありますが、あくまでも、主催者たちは、必死な思いを抱えているという事実だけはお伝えさせてください。

今回もライブ配信を実施したのは、布石です

(こちらのライブ配信のアーカイブは2020年10月末で動画はクローズ予定)

今回も、zoomで開催した内容をライブ配信に展開しました。

あえてクローズでやりたいイベントの要素があるのに、なぜ、ライブ配信でオープン化にチャレンジしているのでしょうか。

山田さんも話していましたが、オンライン時代になって、ギリギリ星人という、直前に参加したり、たまたま参加するという方が増えています。

開催している様子を、FacebookのLIVE配信と連携して、自分のイベントページやFacebookグループに投稿するのです。

これにより、事前申し込みの方以外も、目にする機会が増えます。

もちろん、完全有料のクローズイベントならばNGです。

今まで、リアル開催をしているときは、一部の様子をスマホで動画撮影をして、投稿する程度で納めていましたが、この数ヶ月ほど、ライブ配信へのチャレンジを続けています。

ライブ配信投稿へのコメントも随時、色々といただいていて、盛り上がりが伝わってきました。嬉しい展開でした。本当にありがとうございます。

年末イベントのサードプレイス・フェスティバルで盛り上げるためのチャレンジなのです。

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が20世紀末に提案したキャリア理論として有名な「計画的偶発性理論」が、今のオンラインイベントにも共通していると、私が実感しているからなのです。

あわせて読みたいブログ記事

オンライン時代は、突然、何かのイベントを知って、たまたま参加したら、知り合いがいたり、そこから縁が結ばれる人が増えてくるのではないでしょうか。

もちろん、リスクがあるのは百も承知で、トラブル可能性はゼロではありません。

参加された方のコメントや感想、ブログ記事、グラレコ

毎回、サードプレイス・ラボ 開催後に、参加者のメッセンジャーグループに、記念撮影の画像、グラレコや感想を共有させていただいております。

◆ 渕脇 毅さん 「ふちログ」

【学び】オンライン時代のイベント運営の発想のコツ-第45回サードプレイスラボ

渕脇さんは、毎回、内容を丁寧に汲み取って、しっかりとブログ記事に仕上げつつ、自分が何をしようとするのか、感じたのかを明確に書いてくれます。主催者以上に、わかりやすくまとめてくれることに、本当に頭が下がります。ありがとうございます。

◆ 有村好人さん  へららいふ

サードプレイス・ラボの「オンライン時代のイベント運営の発想のコツ」に参加して、オンライン・イベントをしたくなった!

今回、アリーさんもブログを書いてくれました。

色々なイベントやセミナーなどにも参加している有村さんだけに、どんな感想を抱いてくれるのだろうかと不安もありましたが、自ら、オンラインイベントを開催したくなったという内容に嬉しくなりました。

有村さんは、専門知識と経験など幅広い方なので、しっかりと構成・準備をすれば、オリジナルなものを展開できる方なのは間違いありません。

イベントを開催してくれるならば、私は確実に参加したいと思っています。

◆ 関美奈子さん Party?Party!@neppie.com

第45回サードプレイズラボ「オンライン時代のイベント運営の発想のコツ(山田トモミさん)」とにかくイベントをやってみよう!【参加報告】

ブロガーとして活躍をしている関さんは、山田トモミさんとの付き合いが長く、様々なイベント・セミナーなどにも参加していただけに、過去記事へのリンクも盛りだくさんで丁寧に書かれたブログ記事です。

今まで、多趣味で色々な経験をされている、関さんが自らイベントを立ち上げるとしたら、どれほど楽しいものが出来上がるのか、乞うご期待です。

◆ 石川愛さん グラレコ

石川愛さんにグラレコ(グラフィックレコーディング)を協力してもらえると、本当にビジュアルとしてわかりやすいので助かります。

毎回、相手や内容のポイントを掴みながら、きっちりとまとめてくれることに感謝の気持ちでいっぱいです。

しかも、今回は、参加が遅れたので、付箋でメモを取り、その内容も踏まえてグラレコにまとめてくれるという誠意と愛情には、どんな恩返しをしたら良いのか、悩んでいます。

石川愛さんも含めた世の中のグラレコを描かれている方々は、リアルイベント時に、模造紙にペンを使って書いていた状況から、オンラインイベントの時代になり、ipadやツールを駆使して、デジタル対応に進化されている方も増えています。

今回、短めの時間(40分)という縛りでお願いした理由を暴露

今回、山田さんに依頼して、企画を進めていく段階で、おそらく60分や90分の内容に仕上げてもらうことも十分可能だと考えていました。

伝えたいメッセージや内容を濃縮されることで、彼女のパッションが強くなることを、心から期待していました。

案の定、後半の熱のこもったお話は、私や参加者・視聴者の方に届いたようです。

アンケートの結果からしても、大変良好なものでしたから。

間違いなく、彼女のパワーを使い果たさせて、疲れさせてしまったのは事実ですが、人の心に火をつけられる話ができる貴重な存在が、山田トモミさんだと思っています。

綺麗事ではなく、本心と本音を相手に伝えていける彼女の各種イベントや企画は、これからも止まることはないでしょう。

あなたも、一度、山田さんのイベントやセミナー・講座に参加してみませんか?

参考サイト

今回も、指三本の「サードプレイス」ポーズで記念撮影!

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。