Akihiro Nishino『チックタック~約束の時計台~』は作品全体のクォリティが高い

この『チックタック 約束の時計台』(にしのあきひろ作)は、絵本コーナーに積まれている1冊に過ぎなければ、見落とすかもしれません。

一方で、オンラインサロンやネットの界隈で情報をキャッチしている人のほうが、注目度が高く、本来の絵本好きとは違う方々が手に取り読んでいる1冊です。

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にしのあきひろ『チックタック~約束の時計台~』は2000円+税の価値がある絵本

一冊の絵本が2,000円もする!

絵本『チックタック 約束の時計台』(2019年発行)は、吉本興業のお笑い芸人「キングコング西野亮廣」ではなく、絵本作家「にしのあきひろ」の作品です。

とはいえ、何も知らないとこの価格には驚かされます。

一般的なビジネス書が1,500円程度程度な世の中で、この価格は高いと判断する気持ちはよくわかります。

高級ランチクラスの価格帯なので、ビビるのは当然。

他の絵本と比べると、クォリティが別格です。

もちろん、にしのあきひろさんが影響力のある人物ということは間違いのない事実ですが、ストーリーと作品全体に漂う雰囲気が、絵本よりも、1本の映画作品レベルだと感じられるのは、エンターテイメントを届けたいという彼の情熱とこだわりに他なりません。

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世界を狙える絵本になっているのは、原作に英訳併記があるから

加えて、この絵本のすごさは、日本語と英語が併記されている点にあります。

英語の教科書や教材ではないのに、なぜ、併記しているのか。

子どもたちが絵本を読みつつ、英語を覚えることもできるでしょうし、英語を母国語とする子どもや大人が、絵本の世界を間違わずに知ることができます。

日本語で作られた絵本や書籍を、英語や中国語に翻訳して、各国向けに出版する展開はスタンダードになっています。

ただ、意訳であったり、手間がかさむのは間違いありません。

私たちが、海外の本を日本語訳されてものを読むときの違和感と同じように、作者の思いよりも、翻訳者のワザが介在するから仕方ないのです。

ところが、『チックタック 約束の時計台』は、発売当初から日本語と英語をタイトルと本文に表記している。

そのまま、世界を狙える絵本として作られている点が秀逸だと感じます。

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分業制で絵本を作るって考え方はアニメの模倣かもしれない

西野亮廣さんが、無料全文公開など常識をぶち破る奇策を打ち出し、勝ち続けているのは、彼の発想・知恵の賜物ですが、絵本製作に関しては、分業制という点が大きく影響を与えています。

通常の絵本であれば、一人の絵本作家(文章と絵の分担はありますが)が作り上げる世界なので、描ける量・質といった制作にかけられる工数は限られてしまいます。

もっと、こんな絵にしたかったと思っても、時間をかけすぎることは無理ですし、キャラクターと背景など全体をこだわり続けると、無理があります。

その矛盾を、絵本もアニメなどと同様に分業して制作すればいいと決めて、チームを組んで1冊の絵本を作り上げるという手法を生み出しました。

もちろん、複数人のチームでやることで、共通理解や段取り細かい部分のチューニングは絶対的に必要です。

その苦労を考慮したとしても、よりよい作品を世に送り出すためには、この作戦が良いと決断し、発表するやり方。

批判を受けても、突破してしまうところにこそ、西野亮廣さんが天才だと言われる根拠を感じます。

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ストーリーを作って、作品に仕上げて世に問えるって男の影響力はどこまで広がる

子ども向けでありながらも、大人も読めるような絵本のストーリーを作り上げて、作品に仕上げて世に問えるというのは、漫画家の一部でしかできないような世界です。

ただ、漫画のように長編ストーリーにせずに、1つの世界観をまとめて作品に落とし込むことで、こだわりは生まれるはずです。

前提を何も知らない人が、登場人物やキャラクターを理解して、ストーリーを把握して、最後まで読んで楽しめる、考えられる作品にするというのは、ハードルが高いものです。

絵本は手間暇かけてつくっても売れないもの(5000部売れれば大ヒット)という常識を大幅に塗り替えてしまうほど、彼は、作品に情熱を込めるだけでなく、広める手を打ち続けています。

エンターテイメントで勝負して勝つことを狙う彼の活動の一環として、絵本作家の顔が重要なポイントになっていることがわかります。

2020年12月末から公開予定の「えんとつ町のプペル」も彼の代表作で、話題を呼び、多くの方が映画館で感動するのは間違いないでしょう。

私も前売り券チケットをクラウドファンディングで手に入れているので、今から楽しみでたまりません。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。