高齢社会になった日本で、認知症が増えるのは当然の成り行きだと認めるありません。
昔は、ボケ老人と片づけられていた、存在が増えており、その背景を医学的にいろいろと研究・調査、対策を練っているのは事実。
その中で、ストレスという存在の影響度を考えた一冊、を読んで、考えてみました。
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ストレスがマネジメントできたら認知症リスクは減る?!
ストレスという誰もが感じて、避けられないものを、自己でマネジメント・コントロールできることが可能であれば、認知症につながるリスクが減るというアプローチを、どう理解すべきか、多面的な切り口で語られている一冊を噛み締めて読んでみました。
ストレスとの向き合い方で認知症予防になるのか!
消化器外科医・ヘルスコーチの石黒成治さんのの構成は以下の5章です。
2章 ストレスを感じやすい人、感じにくい人の特徴
3章 僕自身が実践してきた「ストレス」をはねのける方法
4章 運動が「脳の老化」を防ぐ
5章 認知症を予防する生活習慣
ストレスが認知症につながるという理屈。
ストレスフリーで生きている現代人なんて、ほとんどいないでしょう。
ストレスも、身体的なもの、精神的なもの、いろいろありますから。
そのためには、レジリエンスが大切だと、著者の石黒さんが語ります。
逆境やトラウマ、大きな脅威に直面しても、うまく適応できる能力のことをレジリエンスと呼びます。
そして、認知症予防に際して、「脳由来神経栄養因子」(BDNF)の変化によって、うつ病や不安症のリスクが上昇することから、重要視されています。
では、ストレスとどう向き合うのかについて、マインドセットが大事であり、腸内環境も影響を与えているという主張。
善玉菌が増えるとストレスに強くなるというのは驚きです。

腸内環境を整えて、ストレスへの向き合い方をしっかりと行い、運動をすれば、認知症にならない、という話は、結局、健康的な生活をしていれば、認知症リスクは減るという、至極最もで、ぐうの根もでない結論だと感じるのではないでしょうか。
健康への意識、ストレスとの向き合い方を変えるって簡単なことなのか?
不健康を目指そうと考えて生きている人は少なく、ただ、欲望や惰性、楽で、楽しい生活を過ごそうとすると、結果として不健康につながっていると言えます。
しかも、現代人に与えられる情報量は莫大で、結果として、ストレスを感受しやすい、しかも反応するレスポンスも早くなり、一気に爆発しそうになっているのも事実。
これらを変えることが簡単にできたら、誰もが健康的で、心地よく過ごせることは間違いありません。
でも、簡単なことであれば、本として出版しないわけで、なかなか理屈はわかっても実践が難しい要素があるから、誰もが手に取って、読んでみるわけです。
どちらも、美味しそうなご馳走の画像、美味しい食べ物のコンテンツ(SNS、ニュース、CM、テレビ番組、動画など)に溢れており、その見た目、味覚を思うと、引き寄せられてしまいます。
そこには、快楽につながるスイッチがあるわけで、その感覚を捨て去って、自らを律しようとしたら、ストレスに襲われてしまうという展開になります。
それらを補うために、運動をこまめに行い、身体に良い食材、料理を中心にしようという理屈そのものは正しいですし、そこにストレスを感じないのであれば、最高の展開です。
でも、人間って、鉄の意志を持っている人は少ないわけで、どこか、楽な方に流されてしまい、結果として、怠惰な存在に過ぎないのが現実だと、誰もが理解している話です。
だから、楽な方法で、痩せようとか、健康になろうという情報に飛びつき、毎回、失敗を繰り返すわけですから。
瞬間湯沸かし器のようなストレスを収められるように、深呼吸をしてます
精神的にどんなことにも動じない、怒りや不満を持たないような仙人や聖人君主のような人間でないのだから、誰だって、ストレスは日々受けざるえません。
私の場合、瞬間湯沸かし器のように、一瞬にして、沸点に到達してしまうことも、かつては良くありました。
短気だ!怒りっぽい!感受的だ!
と周囲から批判されても、事実なので認めるしかないし、この感情を収めるなんて簡単なことではありません。
いろいろな本を読み、人から教わった結果、深呼吸を取り入れて、沸点からのクールダウンのタイミングを早くすること、心を穏やかに切り替えるような取り組みを続けてきたことで、だいぶ減ったと思います。
最も、生きている以上、ストレスがゼロなんてことはありえないわけで、そのストレスに対してどう向き合うのか。
鈍感になる、無視する、諦める、他のことに意識を向ける、など、いろんな方法論はありますが、とにかくストレスを感じて、イライラしたり、自分の感情が嫌なもので支配されない状況を作り出すことが大切だと考えています。
当然ながら、日々、ストレスを感じる瞬間はあります。
だからこそ、深呼吸をして、自分を冷静に落ち着かせることで、私はなんとか対処しようとしているのです。
認知症のリスクはどうやれば減るのかは結果論
身体に良いことを習慣にしていたから、認知症にならないとは確約できません。
慢性的なストレスを受けないようにすることで、海馬の萎縮を防ごとうと著者の石黒さんもおっしゃっていますが、、常日頃、体温を測るように、自分の海馬の状態をチェックできるなんて無理なこと。
アルツハイマー病にありやすかどうかを遺伝的にチェックするのはAPOE遺伝子というマーカーがあるのも、医学的なエビデンスがある事実なのでしょう。
でも、自分の身体の中の状態を事細かにモニタリングできるわけでもなければ、影響する遺伝子があるから必ず認知症になるというのも確率論でしかありません。
認知症のリスクを減らすには、若いうちから健康的な生活を過ごす、予防医療的な知識を持つことは必要不可欠でしょう。
だからと言って、認知症にならないという約束は誰もできない。
しかも、今、認知症は多少進行を遅らせることはできても、完治できない、徐々に進行していく流れは止められない病だと言われています。
認知症にならないように生きたいけども、なったとしたら、どうやって生きるのが良いのか、というシナリオも作っておく方が、人生のゴールを踏まえると最適なのだと、私は考えます。
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。