ヤングケアラー・小林実央が自分の体験を語る『希望の光』は、是非、読んでほしい

知人・友人の初出版という機会はできるだけ応援をしたいと常に思っています。

ヤングケアラーの経験を講演活動などでも展開している、小林実央さんが希望の光 ~ヤングケアラーの私だからこそ歩めた道~を出版することを知りました。

クラウドファンディング(キャンプファイヤー):「生きてていいんだよ」家族を背負った私だから書ける、命の物語を本にして届けたい! を教えてもらい、実際に応援しました。

クラウドファンディング
元ヤングケアラーの講演家・小林実央です。虐待や介護に絶望した私が、なぜ30歳で92名の自立を支えられたのか。初の著書『希望の光』を通じ、孤独な若者へ「生きててええんだよ」と魂のバトンを届けます。10名の専門家も推薦。過去の傷を光に変え、誰もが夢を諦めない社会を共に創る仲間になってください!

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一生懸命に書き上げた魂のこもった一冊

自分の思い、経験を誰かに伝えたいと考えて一冊の本にまとめる方は増えています。

小林実央さんも、初出版で大変な思いをしながら、仕上げられたのですが、とにかく、彼女の熱量、魂がこもった一冊という印象が強く残ります。

手元に届いて、集中して読み切りました。

元ヤングケアラーが赤裸々に自分の過去を素直に語る

希望の光 ~ヤングケアラーの私だからこそ歩めた道~は、小林実央さんが、自分の子どもの頃からの家族との関係や、周囲の無理解なども含めて、悪戦苦闘していた時期の話を赤裸々に書いています。

当時は、ヤングケアラーへの理解が乏しく、教育も、行政も手が追いついておらず、エアポケットの中で、彼女が苦しみ、なんとか乗り切ってきた半生が述べられています。

あんてる
こんなハードな生き方を、ヤングケアラーって強いられているんだね。もっと、社会が理解を深めないとダメじゃないか!

彼女の育った家族の関係性の中で、頼られるがままに、家事や介護などを行い、若者が過ごせる青春の貴重な時間を奪われてしまったのは、紛れもない事実です。

だからと言って、特定の誰か(家族)だけを批判・非難するのではなく、乗り越えたきた自分だからこそ、同じような境遇の人を支えられる、希望の光になれるのだ、という内容は説得力がありました。

エアポケットに落ちたら、抜け出せない!助けてもらえない

小林実央さんの若き日のヤングケアラー時代の話を冷静に読むと、彼女自身が望んでいた人生の歩み方とは違うし、結果として押し付けられるように、追い込まれていた姿が想像できます。

苦しかっただろうし、悔しいというか、泣きたい気持ちに溢れていたのは間違いありません。

もしかすると、彼女自身が、当時、壊れてしまっていたら、全てが崩壊していたのだと想像できます。

この誰にも助けてもらえないような状況を、知らないこと、支えられないことが、この日本という国の中にある、エアポケットであり、落ちてしまったら這い上がることが厳しいというのが現実なのです。

それだけに、彼女が踏ん張り、そこを突き抜けてきたことを言葉にして語り、第三者に伝え続ける姿勢は素晴らしいと思います。

本の中で取り上げられた、サードプレイス・ラボ

希望の光 ~ヤングケアラーの私だからこそ歩めた道~を読み進めて、彼女の生い立ち、家族との関係、ヤングケアラーとしての大変だった10代、20代前半までを理解していた際に、80ページで手が取りました。

そのうちに巡りあったのが、安斎輝夫さんがやられている、職場でもない家でもない第3の場所、サードプレイス・ラボでした。オンラインイベントとして教育の方が語るということで、紹介者しかいない場に紹介者なしで飛び込みました。

自己紹介もままならず、zoomを始めて使い、伝えたいヤングケアラーのこと、毎月のサードプレイス・ラボで語るようになりました。

コロナ禍で、サードプレイス・ラボの活動がオンライン限定に展開されていた時に、突如、参加してきたのが、小林実央さんだったことを思い出しました。

若者が縁も、ツテもなく、飛び込んでくることに驚いたことと、彼女の熱量の高さ、何かを世間に伝えたいという思いは理解できたものの、当時の私には、ヤングケアラーのことが、そこまで理解できていませんでした。

彼女のエネルギーを周囲の大人たちが、どんなふうに理解して、サポートできるのか、難しいと感じた面もありましたが、優しく、関係者は見守りつつ、彼女も、私の周りのコミュニティやオンラインの友人、および活動に参加していく姿が印象的でした。

出版に向けて、サードプレイス・ラボでもゲスト登壇してもらう

この出版に向けて、私ができるのは、クラウドファンディングで支援すること、SNSで拡散すること、そして、私のサードプレイス・ラボで彼女が伝える場を提供して、一人でも多くの方に知ってもらうことだと考えました。

<サードプレイス・ラボのアーカイブ動画です>

彼女は、この出版を、周りの仲間たちと一緒に盛り上げて、講演活動も行いつつ、仲間たちの応援にも積極的にギブをしている姿に惹かれます。

自分だけではなく、自分が誰かを助けることで、誰かに助けてもらえる。

ギブ&ギブの精神と、ヤングケアラーたちへの優しい眼差しと共感、行動力。

希望の光 ~ヤングケアラーの私だからこそ歩めた道~は、是非、読んでいただきたい一冊です。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。