クラウドワーキング 〜新しい働き方〜 をどう考えるか

時間と場所に縛られない働き方は、サラリーマンの対局にあるものだろうか?

毎日、サラリーマンの1人である私は、通勤ラッシュの電車に揺られて、職場に向かっています。体力も、気力も含めて、ロスが大きいと感じます。

もし、片道1時間ほど、通勤にかかっているとすると、週5日働いていれば、10時間ほどになり、月で換算すると、40時間以上になります。

年間で計算すると、480時間ほどになり、丸20日分の時間を費やしています。

もちろん、この時間を有効に使い、睡眠、読書、スマホで情報収集、という方も多いと思いますが、静かに落ち着いてリラックできる時間ではないでしょう。

職場の近くに住めれば、この時間のロスは減らせるかもしれませんが、現実的に考えると、厳しいと言わざる得ません。

もし、この通勤時間を0に近づけることができたら、働き方は大きく変わるのではないでしょうか?

可能な方法は、自宅で働く、在宅勤務、家に帰らず職場に寝泊まり生活、などでしょうか。

2011年11月に吉田浩一郎氏は、クラウドソーシングに着目し、「”働く”を通して人々に笑顔を」を実現するミッションを掲げて、クラウドワークス社を立ち上げました。




クラウドソーシングとは、2005年にマーク・ロビンソンとジェフ・ハウが定義づけしています。

「従業員によって行われている機能を、ウェブ上に開かれた外部ネットワークを通して、世界中の群衆(crowd)へ委託(sourcing)すること」

仕事を依頼する企業が、スキルをもつ個人に仕事を依頼し(クラウドソーシング)、個人が業務を実行・納品する(クラウドワーキング)。

”クラウドソーシングについて調べたところ、3つの特徴があるように感じました。

1つ目は、インターネットを利用して、個人のスキルを見える化していること。

2つ目は、個人のスキルが価値付けされた上で、eコマースのように流通していること。

3つ目は、個人と企業が対等な関係性を保っていること。”

もはや、全世界では1兆円規模のクラウドソーシング市場が生まれています。

普通のサラリーマンの感覚では、この領域は、常識外でしょう。場所と時間を問わず、仕事をこなしてしまうスタイルを想像するのも難しいかもしれません。

打ち合わせはどうするのか、進捗管理はどうするのか、機密情報は、など。
さまざまな疑問は残ります。

でも、日本という国が、1億総活躍社会というのを、本気で実現したいならば、誰もが正社員としてだけ、働く未来が全てではないのでしょう。

育児をしながら、通勤時間をかけずに、在宅で仕事をしたい。
フリーランスでは、営業活動に時間を割くよりも、仕事をこなして収入を得たい。
今までの経験を、場所・地域を問わず、仕事として行かしたい。
自分の能力を限定せずに、幅広く活かして、実績を積み上げたい。

いろいろな考え方を認めながら、単純労働は、AIであるロボットに対応してもらうことで、価値を生み出す仕事を、自由に得ながら、生活していく未来。

もちろん、全ての仕事がクラウドワーキングに変わるとは思いません。

働き方に関する考え方を大きく変えて、個人が選択できること、本当のスキルを活かしながら収入を得ていく時代に変化していけば、個人は時間も有効に活用出来て、今の日本が抱えている、いくつかの問題を解決できるのかもしれないと期待しています。

やはり、必要なのは、時代を読み、個人がスキルを高めることなのではないでしょうか。


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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。