編集者の目線はどこに?ベストセラー編集者師弟の対談本から吸収する

ベストセラー編集者の師弟が対談した言葉の中に「編集力」の肝がある

2018年10月25日(木)のサードプレイス・ラボに登壇していただける中西謡さんのことを知りたくて、私はインターネットで検索を続けていました。

最近、編集者が本を執筆しているならば、中西さんも著書があるかもしれない。

Amazonで検索をしてみたところ、共著の電子書籍を発見しました。

中西謡さんはフォレスト出版の元編集長であり、伝説の売れる本を作る人です。その中西さんのもとで、編集力を身に付けて、ブレイクする本を編集してきたのが長倉顕太さん。

この二人が「編集力」の磨き方を対談したとすると、大事なエッセンスが詰まっているに違いないと期待感満点で読み始めました。

編集者の役割って、著者の言いたいことを時代に合わせたり、マーケットに合わせることです。 広めたいことをより大衆に受ける形で世の中に打ち出していくということ

(中略)

ただ文章を書いている人と、編集力がある人を比べたときに、圧倒的に両者で違う点は「読む人のことをどれだけ考えているか」 ということ

「読む人のことをどれだけ考えているか」が編集力がある人だというポイントは疑いようがありません。

でも、読者のことをどこまで深く考えているのかは、一般読者としては正直わかりません。

編集者目線って要するに伝えられてる側、伝えようとしている相手側を考えるか考えられないかっていうのは、たぶん編集者独特の目線だよね。

編集者は、著者の伝えたいコンテンツをどこまで、わかりやすく読者に届けるのかを考え抜いている存在です。もちろん、オリジナリティがあって価値があることは大事ですが、独特の世界観であっても、伝わりやすい形にまとめるのかは、著者と読者の架け橋として重要なポジションです。たとえ、どんなに素晴らしいコンテンツであっても、読者に届かなければ意味がありません。

この電子書籍の中で、タイトルの重要性、表紙のインパクトなどを語る点は、テクニックとしてわかるのですが、この編集者目線というのは、鍛えていかないと身に付かないスキルだと感じました。

最近、つくづく思うのが、 「編集者やってて良かった」 ってこと。ほんと今の時代に必要なスキルが全部つまってる。企画力、コミュニケーション力、マーケティング力、マネジメント力…とか全部必要だから。 ある意味、それを全部ひっくるめて「編集力」とも言えるかもしれない。それくらい編集者ってのは最高の仕事。

編集者は、ヒット本が出せるかどうかは、評価になるのでしょう。そのためには、トータルな力・スキルを磨かなければ、プロフェッショナルな編集者とは認められない。とてもハードルが高い世界です。しかも、今は大ヒット本が出にくい時代なので、コツコツと良い本を作るために編集力は不可欠です。

一方で、誰もが情報発信者になる時代だけに、編集者だけが編集力を持てば済む環境でもなくなってきました。自分の考えや思い、アイデアなどをどうやって、相手にわかりやすい表現にまとめあげるように真剣に取り組まなければならない時代に向かっています。

SNSやブログなどで活躍している個人を見ると、自分の言葉、ビジュアル(画像や動画など)をセルフブランディングしながら、発信を続けています。インパクトも伴いつつ、継続的にメッセージを必要な人に届けるアクションを行うというのは、誰でもできることですが、誰にでもできるわけではないという矛盾が生まれています。

私個人もブログをスタートして、2年半になり、1,000記事を越えてくると、1つ1つの記事の精度やレベルには差があります。当初よりもレベルアップしたものの、毎回、ホームランのような記事が書けているわけではありません。

一定期間を経てから、過去記事をリライトするという地道な活動によって、ブラッシュアップするように努めています。(このブログの編集者は、私以外にはありえないので)

中西謡さんとサードプレイス・ラボに登壇してもらった記事

新たに注目したのは、長倉顕太さんという人物

今回、中西謡さんの編集に関する思いや考えを知りたくて読んだものの、この1冊をリードしているのは、長倉顕太さん側にあるのは、読み進めていくうちに理解できました。

毎月、電子書籍(セルフパブリッシング)を出せている時点で、尋常な人ではないことが伺えます。

KENTA NAGAKURA | 長倉顕太オフィシャルウェブサイトを見ていると、電子書籍だけでなく、LINE@も展開し、Youtubeも開設している。いまどきのマルチ情報発信者ということが理解できました。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。