都会の紅葉スポットは冬の始まりを感じますが、この落ち葉はどこに行くのだろう?
都会のイチョウ並木が色づいて、風が吹くとアスファルトの上に、落ち葉が敷き詰められます。季節の景色として、自然なモノと考えていました。
朝や夜、この落ち葉を拾い、大きな袋に詰めている掃除の方を見かけたことはありますでしょうか。
街をきれいにするために、この落ち葉は廃棄物として、運ばれているようです。
おそらく焼却施設で燃やされるものが運命。
毎年、大量に集まる落ち葉たちは捨てられる運命でいいのでしょうか。
山や森林の落ち葉は土に還っていく!自然の循環が成り立つ
山や森林の落ち葉がたくさん積み重なっていくと、「腐葉土」といって養分の多い貴重なものになっていく。
散った落ち葉は、次の命のために土に戻るという自然の循環が成り立っています。
家庭でガーデニングなどをする人であれば、この「腐葉土」などを肥料として購入しています。
本来、自分の近くで存在する落ち葉たちを循環させることができない。
人間の都合で植えられた街路樹たちは、たくさんの二酸化炭素を吸わされながら、緑で人を癒し、秋には紅葉で人の目を潤しています。
それなのに、その落ち葉たちは、次の活躍の場が、灰になって埋立地の一部になる。
単純にリサイクルすればいいという話ではなく、次にどうなるのかを考えれば、新しい知恵が生まれるという話です。
人生100年時代の人間も長く働き続けるだけでなく、次世代にバトンを渡すスタイルが必要なのでは?
この落ち葉を見つめて考えながら、私は、人生100年時代の人間の働き方も考えてみました。
年金がない、生活費が必要だと自分の都合で働かざる得ないという事情があるのは事実。
ただ、人生を長く生きてきただけに、次世代につなぐべきものも残っているはずです。
人間の知恵・労働、アイデアも循環というか、バトンを渡すようなことが必要かもしれない。
もちろん、新技術・テクノロジーにはそぐわないのかも知れないけども、今まで積みあげた価値や英知を、適切に残していく方法を生み出して、しっかりと受け渡すことができるかどうか。
老害だとか、古い世代と片付けるのではなく、次世代へつなげるヒントを拾い上げるような仕組みが社会に必要であり、人間の知恵の蓄積と循環こそが、新しいイノベーションを生み出すブレークスルーポイントに役立つのかもしれません。
<自然循環を考える本と落ち葉からの腐葉土>
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。