事業の目的は顧客の創造!ドラッカーの教えを実践するための第一歩
私は毎月「ドラッカーの名言 学び実践会 2016」に参加しています。
そこで、ふと気づいたのは、ドラッカーについてなんとなく理解しているつもりでも、実際にはしっかりと基礎を学んでいないということでした。
ドラッカーの著書は多数あり、マネジメントやマーケティングなど幅広い分野に影響を与えています。
しかし、どの著書も手に取って読むにはハードルが高く、集中して読み込む時間を確保するのが難しいと感じていました。
そんな時に有効な手段が、入門書や図解本を読むことです。概要を把握することで、次のステップに進む自信がつきます。
『図解 ドラッカー入門 (1時間でわかる)』を読んで
『図解 ドラッカー入門 (1時間でわかる)』という本を手に取りました。
速読にこだわらず、丁寧に読み進めました。
この本は、「働く人」「先輩」「上司」「リーダー」「イノベーター」と5つのステージに分けて書かれており、徐々にレベルや階層を変えながら学べる構成になっています。
ドラッカーの言葉で特にインパクトが強く残っているのが、「事業の目的として有効な定義はただ一つである。それは、顧客を創造することである」というものです。
これは『現代の経営〈上〉』からの引用です。
顧客を創造するという考え方
「事業の目的は顧客の創造だ!」と断言するドラッカーの言葉は、初めて耳にすると驚きと感動を与えます。
顧客を「探す」「集める」「育てる」ではなく、「創造する」という表現が使われている点が重要です。
多くの人が事業の目的を利益の追求と考えがちですが、ドラッカーは利益は結果であり、事業の存続条件であるとしています。
毎日の業務において、収益や利益を意識せざるを得ない状況で頑張っている皆さんにとって、この視点は新鮮かもしれません。
顧客創造を実践するために
では、顧客との関係性についてはどうでしょうか。
新規顧客の獲得や既存顧客とのリレーション強化など、様々なアプローチを取っていると思います。
その際に、「顧客創造」というフレーズを頭に浮かべることができるでしょうか。
これは簡単なことではありません。
しかし、頭の片隅に「顧客創造」という言葉を常に意識しておくことが重要です。
この考え方を持つことで、日々の業務や顧客対応に新たな視点が加わり、より創造的なアプローチができるようになります。
今後もドラッカーの入門書から得た刺激的な言葉や考え方について、このブログで綴っていきます。
皆さんもぜひ一緒に学び、実践していきましょう。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。