「アーカイブ(録画視聴)で見ればいいじゃん!」と言ってはいけないよ!吉本興業

怒りをぶつけるようなことはブログという形に残るようなメディアではよくない!

わかっていても、許そうと思えないことが起きたので、今回は書かせてもらいます。

トラブルや事故、ミスは防げないかもしれない。

でも、その先にいる相手のことを考えられないようでは、ひき逃げ逃亡犯と変わらないです!

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『西野亮廣オンライン講演会~マーケティング講座【上級編】~』で事故が起きた!

支援者が15,586人で8260万円の支援金を確保した、とんでもないクラウドファンディングを展開したのは、お笑い芸人から絵本作家や事業家に転身された、西野亮廣さん。

5,300円の支援金で、2020年12月25日公開の映画『えんとつ町のプペル』のオンライン前売りムービチケットが3枚付くという、すごい企画でした。

12月20日(日)20時からvimeoにて限定生配信をします。試聴方法は、メッセージにてお知らせさせて頂きます。

生配信動画は12月26日(土)24時までアーカイブされます。それ以降はご覧頂けません。

この設計で展開された企画で、事故が起きました。

20時の開始時点で、クラウドファンディング元のシルクハット(吉本興業)のサーバーがダウンしたために、参加できない方が発生しました。

結局、1時間遅延して、限定生配信はスタートされました。

「アーカイブで見れるからいいじゃないか!」は言ってはいけない!お笑い芸能事務所の老舗でしょ!

その事故の様子は、生配信のvimeoに入れていた私は、不思議な感覚で見ていました。

私は、前日にシルクハットから送られてきたメッセージを経由して、当日の視聴URLをコピペして残していました。(ここ大事です)

大半の方は、開始時間直前に、シルクハットのサイト経由で届いたURLを確認しようと思った方が多く、アクセスが集中して、サーバーがダウンしました。

当日、生配信で参加したい方が、入れないでパニックになる光景があったわけです。

例えば、東京オリンピックのチケット購入であったり、色々な場面でアクセスが集中すると、サイトが落ちるということは、今まで何度もありました。

大事なのは、アクセス集中する時間帯と人数が予測できるのであれば、回避方法はあったはずなのです。

イメージとしては、昔、年末年始の高速道路の大渋滞みたいなものです。今は、時間帯や時期を分ければ、混雑は回避できますよね。

これと同じことをしてもらえれば良かったし、二車線の道路を四車線にするような増強ができていれば、解消できますよね。

今回、吉本興行が、これだけの人数のアクセスが集中したら、どうなるのかっていう予測を、社内は無理でも専門家(プロのサーバーエンジニアなど)に相談やバックアップ体制を取らなかったことが最大の原因です。

ただ、ここまでは世の中によくあるケースなので、許容のギリギリの世界です。

対応が早くできれば、セーフです。

最近は、アマゾンのAWSも、マイクロソフトも、Googleも、落としているので。

この時、メインの西野亮廣さんは冷静に対応されていて、視聴中の方に配慮されていました。

途中、マネージャーさんとスマホでやりとりをしているときに、西野さんのリアクションに驚きました。

「アーカイブで見れるからいいって問題じゃないよ!今、視聴している人、生配信に参加したい人がいるんだから」

厳密な表現ではないですが、この言葉に対して、イラッとしました。

決して、西野亮廣さんに文句も不平もありません。連絡先の相手、吉本興業のマネージャーさんへの怒りです。

一人のマネージャーでは済まず、組織の上の人間も含めてバタバタしていたのは間違いありません。

数多くのお笑い芸人を抱える吉本興業が、生配信(ライブ参加)をしたいお客様に対して、録画視聴のアーカイブがあるからいいじゃないか、と考えているような発言をしている様子にイラッとしました。

舞台で、頑張っている若手芸人を育ててきたはずの、吉本興業。

舞台って、ライブで活動しているわけで、テレビ局や映画とは違う立ち位置の存在。

生配信・ライブを楽しんでいた観客・顧客を軽視していると感じました。

時間をとって(予定を埋めて)、生配信を見ようと思って、お金を払った人がいるんだから。

その場合、まずやるべきことは謝罪とスムーズな対応しかないわけです。

シルクハット側で、参加予定の顧客リストを持っていて、メールアドレス宛に、参加できるサイトのURLと謝罪をすぐにやれば、うまくいったはず。

メールアドレスのデータをバックアップとして保管していなかったので、この対応もできず。
(個人情報とか微妙な問題はありますが)

結局、復旧まで1時間以上経過しました。

Twitterでも私以外にも同じような投稿をしている方が散見されました。

顧客を軽視したり、裏切ったら、その記憶は消えずに、アンチを生む!

ここで、私は、吉本興行さんが丁寧に謝罪をすれば、納得してもらえるのに。

メールが1通来たので、溜飲を下げましたが、あのやりとりの気配を生配信されていたことをどう捉えるかです。

一瞬、この事故の原因は、西野亮廣さんの個人会社であったり、インターン生なのかと勘違いした方がいるようですが、明らかに主催は、吉本興行でした。

芸人をライブ・舞台という環境で育て上げる会社が、アーカイブがあるからいいじゃないか、的な発言や考え方をしているとしたら、本業無視も甚だしい。

彼らは、生では失敗するので、録画録音したものだけを見せればいいと思っているのでしょうか。

それって、芸人の気合や魂を無視する行為なんじゃないでしょうか。

しかも、顧客・ファンたちにまで伝わると、何が起きるのか。

芸人・タレントは好きでも、芸能事務所は嫌いという時代がやってきますから。

芸人やタレントたちが、セルフマネージメントができて仕舞えば、彼らの価値がなくなる危機感を持つべきです。

もう、その流れは始まっているじゃないですか。

スーツを買おうとしたら、顧客の前で、店員を怒る店長を見たら、もう二度と利用しません

私が忘れられないエピソードがあります。

20代前半で、安いスーツを買おうと思って、某チェーンに出向いて、スーツを選び、裾上げなどの対応をしてもらっていました。

対応した店員さんは、とても丁寧で、私と会話をしてくれている印象の良い方でした。

そこに現れた店長が、イライラ感を爆発させて、私の目の前で、その店員を叱ります。

「この程度なら、早く終わらせろ」

的な言葉が耳に入りました。

私は、裾上げという単価の安い客だから、どうでもいいと言われた気がしました。

もう二度と、そのお店には行きませんでした。人に聞かれたら、あそこだけは行くな!

あの店長だけは顔も見たくないし、許さない。

本部に苦情なんか言わない。態度で示せばいいんだ、と。

顧客って、些細なことで離れてしまうものなのです。

そして、今は、クチコミ、SNSの時代です。

広がったら、一気に企業経営に影響しかねない問題なのです。

どうして、店長さんは、バックヤードで店員を叱らなかったのだろう?

なぜ、顧客が目の前にいることを忘れるほどのミスをあの店員さんがしたのだろうか?

今でも、この話は、自戒の念も含めて、絶対に忘れないようにしようと思っているエピソードです。

アーカイブは便利だけど、それは視聴者の都合であって、伝える側が促進しちゃいけない

私もサードプレイス・フェスで、zoomで参加してもらい、Facebookライブ配信も行いながら、その様子をアーカイブとして残しています。

でも、アーカイブを見せたいから、サードプレイス・フェスをやったのではありません。

あくまでも、ライブの一体感に参加できないけど、雰囲気と内容だけでも味わいたい、もしくは、振り返りとしてみたいという方のためのアーカイブです。

もし、アーカイブがメインというならば、ちゃんと編集をしてクオリティの高いコンテンツに仕上げなければ、失礼にあたりますから。

アンチとは言わないまでも、信頼・信用度を下げたのは間違いなく、今後、芸能事務所の価値を問われる時代に何ができるのかを明らかにしないといけません。

スキャンダルを隠すためだけ、トラブルを回避・揉み消すだけの存在ならば、今は、誰かに暴かれてしまう時代なので、意味をなしませんから。

もう一度、今回のことについて、吉本興行関係者に猛省を促したいと思います。

よーく、考えてみーや。おかしいやろ!!

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。