【映画】「教誨師」(2018年公開)は、大杉漣さんだからハマる作品です

教誨師(きょうかいし)を演じるとしたら、誰が適任なのだろうか?

落ち着いて人を諭せる人物となると、候補者は限られます。

名優だった、故・大杉漣さんが人生で唯一プロデュースした映画作品と聞いて、地味で、救われない世界観をどんな風に仕上げているのか、興味を持って、Amazonプライム・ビデオ で「教誨師」を鑑賞させていただきました。

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大杉漣さん最後の映画作品「教誨師」(2018年)

大杉漣さん最後の映画作品「教誨師」(2018年)

教誨師役は大杉漣さん以外、ハマらない!

教誨師という、難しい役にこそ、大杉漣さんの役者としてのはまり役はないのかもしれない。

たくさんの人の人生を演じてきた彼だからこそ、抑えながらも苦しむ表情を浮かべた顔は、ものすごく刺さるものがありました。

自分の個性、力量を知っているからこそ、俳優・大杉漣さんは、この作品に本気で向き合ったのだと勝手に解釈しています。

大杉漣が人生で唯一プロデュースした映画作品に込めた想いは

教誨師とは、受刑者の心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く人。

とにかく、出演作品が圧倒的に多かった、大杉漣さんは、メガネをトレードマークにしつつも、さまざまな役を演じてきました。

そんな大杉さんが、人生で唯一プロデュースした、人生最後の映画作品と聞いて、「教誨師」に辿り着きました。

プロテスタントの牧師・佐伯(大杉漣)は、月に2度拘置所で、くせ者ばかりの6人の死刑囚と面会を続けます。

回想シーンとラストシーン以外は、ほとんど、この死刑囚との1対1の対面シーンばかり。

しかも、話すのは死刑囚で、相槌や短い言葉を挟むのが教誨師の役割。

いつ、死刑執行が行われるかわからない立場の彼らが、罪を悔いるだけでなく、唯一話ができる教誨師に、嘘もつけば、妄想も語り、罵倒もすれば、沈黙もする。

教誨師としての大杉漣さんの、微妙な感情の揺れや思いが表情に出てきます。

派手なシーンもなければ、音楽で無理矢理テンションを上げさせることもなく、淡々と進んでいく作品は、エンターテイメントとして楽しもうというタイプの方には不向きな作品です。

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死刑囚も人間、教誨師も人間、という当たり前の世界に浸る

なぜ、牧師の佐伯(大杉漣)は、今日開始になったのか。

読み取れるのは、少年時代の回想シーンの重い場面。

人間なんて、些細なことで道を踏み外して、罪を犯してしまう存在なのかもしれない。

聖書を語り、一人一人に向き合おうとする中で、自分自身との向き合いも、感じられるシーンが散りばめられています。

死刑囚も人間、教誨師も人間、という当たり前の世界を突きつけられます。

参考サイト

罪を犯した人を許せるのか、自分との境界線を考える

私が独身の頃、人の付き合いを広げたくて、地元の飲み会やイベントに参加していたら、とてもユニークな青年に出会いました。(Mixiが流行っていた頃の話です)

彼は、話も面白いし、考え方も自由自在。

この人は、どんな仕事をしていて、今までどんな人生を歩んできたのだろう。

しばらく、付き合っていた時に、ある人から忠告を受けました。

「あいつは、犯罪者だったんだよ。一緒にいないほうがいいぞ!」

どんな罪だったのか、詳しくは教えてもらえなかったし、調べきれなかったのですが、やはり、彼が語らない人生の期間が数年あることに気が付きました。

よそよそしく、距離を置くようになってしばらく経つと、彼の姿を見なくなりました。

「また、捕まっちまったらしいよ。」

それ以降、彼と出会うことは2度とありませんし、この「教誨師」を見るまでは忘れていた過去でした。

罪を憎んで人を憎まず、とはいうものの、彼の犯した罪の内容によっては、許せない気持ちが沸いたかもしれません。

もし、事情を知った上で、彼と向き合うことがあったら、自分は、教誨師のように冷静に話ができたのか、と想像してみると、難しいと言わざる得ません。

関連ブログ記事

日陰な役者人生と犯罪者(死刑囚)は紙一重なのかもしれない

大杉漣さんは40歳代に、北野武監督の「ソナチネ 」(1993年)に出演してブレイクするまでは、長い下積みと売れない役者として過ごしています。

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さまざまな役を演じる大杉さんが、なぜ、この作品をプロデュースにチャレンジしたのでしょうか。

人生で、悔い改めなければいけないことは誰にだってあるわけで、犯罪者、死刑囚と自分が完全に別世界にいるとは限らない。

この作品は、大ブレイクするテーマでもなければ、大手プロダクションの資金力もない、地味な作品です。

ここに投じた想いは、30代までの日陰な役者人生を送ってきた、大杉さんが本気で訴えたいものが詰まっていたように感じました。

<大杉漣さん出演作品・著書>

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。