バレエ「白鳥の湖」って、ストーリーとか理解しています?
人生で経験したことないものを家族と楽しむというのが、私のモットーの1つ。
「バレエとオペラなら、バレエでしょ?」
妻に、唐突に言われた言葉に、深く考えずに”YES!”と回答してました。
今回、第43回日本フィル 夏休みコンサート2017の第2部で「白鳥の湖」を見ることができました。
「白鳥の湖」は、チャイコフスキーにとって初めてのバレエ音楽として手がけられたものの、初演当時は評価を得られないまま終わったそうです。
その後、改造などが行われた結果、評価も変わり、全世界的にも有名なバレエとして定着している。
芸術家というのは生きている間に評価されないというのは、良くある話ですが、時代がついてこないのか、環境が合わないのか、不遇であっても、時代を越えて評価されるのは価値がある証明なのは間違いありません。
白鳥の湖のあらすじ(ネタバレ注意)
王子ジークフリートは明日、成人式を迎えます。明日のダンスパーティーでは、必ず花嫁を決めなければなりません。気の進まない王子は、気晴らしに湖に狩りに出かけます。たくさんの白鳥に弓をかまえたとたん、鳥たちが人間の娘たちに返信したではありませんか!その中でもひときわ美しいオデットに、王子はひとめで心を奪われてしまいます。娘たちは、悪魔ロットバルトによって、夜の間しか人間の姿に戻ることができない魔法をかけられていたのでした。魔法を解くには、“今まで誰にも愛を誓ったことのない若者が、心から愛して決して裏切らない”ことしかありません。王子は、オデットを明日のパーティーに誘い、「あなたを必ず花嫁に選びます。」と約束します。
パーティーには世界中のお姫様が集まりました。しかし、王子は、必ずオデットと結婚しようと固く心に決めているので、心ここにあらずです。そこへ、あやしげなふくろうの騎士と一緒に、オデットそっくりの娘が現れました。王子はオデットが来てくれたと思い込んで、その娘に結婚を申し込みます。ところが、それは返送した悪魔ロットバルトと娘オディールでした。それを窓辺で悲しげに見つめていたオデットは、王子に裏切られたと思い湖へと帰ってしまいました。だまされたと気づいた王子は、オデットを追って湖へと向かいます。
もう魔法を解くことができなくなったと知ったオデットと娘たちは深い悲しみに沈んでいました。王子はオデットに自分の過ちを詫び、オデットも彼を許して二人は運命を嘆きます。するとそこへ大波が押し寄せ、二人は波にのまれて湖へ沈んでしまいます。これも、二人を引き裂こうとするロットバルトの仕業でした。
愛し合う二人はいったい・・・(日本フィル エデュケーション・プログラムより)
決して、ストーリーに文句を言うつもりはないのですが、なぜ、悪魔は意地悪をするだけで、王子の命を奪う等の行為を最初からしないのでしょうか。また、オデットたちを完全に白鳥にしなかった理由はあるのでしょうか。
冷静に考えると疑問が残ります。
「白鳥の湖」のポイントは・・・
オデットとオディールを二役こなすバレリーナーの技に尽きます。
優雅で華麗にで踊る姿。ミスをするわけにはいかず、体力・気力・集中力も含めて、かなり高いダンサーでないと絶対にできない役。
もちろん、他の登場人物(悪魔、王子)がいるからこそ、光り輝くのは間違いないのですが、主役の技量が重要でしょう。本来であれば、2時間半に渡る演目とのことですから、体力は相当必要なのは間違いありません。
チャイコフスキーの「白鳥の湖」の曲の一番有名な場面では、本当に盛り上がります。
(パロディ系でしか見たことがない方は多いと思いますが)
ダンサーたちの演技に見入ると、彼女たちが、本当の白鳥のように錯覚してしまえます。
ここまでのめり込めれば、バレエ「白鳥の湖」を堪能できたと言えるのではないでしょうか。
<参考>
◆ 第43回日本フィル 夏休みコンサート 2017 特設ページ
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
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