「茶道」と聞くと、格式高い、お稽古事で敷居が高いというイメージがないでしょうか。
茶室に出向き、和装で、所作を間違わずに、雅やかな雰囲気を思い描くと、忙しいビジネスパーソンには敬遠されがちなのは仕方ないのかもしれません。
そこで、水上麻由子さんが提案しているのが「おうち茶道」という新しいコンセプトの茶道スタイルです。
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「おうち茶道」なら、誰でもスタートできる!
茶道を学ぼうと思えば、お作法など教えてもらえる場を求めて、お稽古が必要になります。
通い続けて学ぼうと思えば、時間もコストもそれなりにかかります。
簡単にお試しでチャレンジしようとは思えないものですが、「おうち茶道」なら、誰でも気軽にスタートができます。
茶道の文化を身近に感じるためにやってみよう!
『おうち茶道のすすめ』を手に取って読むと、お茶の歴史から入り、日本にお茶文化が定着するまでの歴史を知れました。
とても驚かされたのは、茶道を確立した千利休が、キリスト教の文化と接点があったことが述べられていた点です。
安土・桃山時代という外来文化が日本に入っていたタイミングとシンクロしているだけに、当然ながら、想定できる話なのに、今まで想像もできなかった自分を恥ずかしく思いました。
千利休から始まり、脈々と続いてきた伝統文化の「茶道」を、現代の我々にとって、身近に感じるために、水上さんが提案するのが「おうち茶道」なのです。
茶道具をフルセットで用意したら大変だけど
もちろん、格式を大事にして、茶道具をフルセットで用意したら、相当なお金がかかるのは誰にでも想像できる話。
水上さんは、無理をせずに、手頃な道具を集めて、まずは、作法の基本を知って自らやってみることを勧めています。
大事なのは、心穏やかに過ごせる空間に、マインドフルネスのような状況で、お茶を楽しむというスタイルにあります。
抹茶と、茶碗、茶杓だけでもあれば、スペースを確保することができれば、おうち茶道はできそうです。
もちろん、茶道具を揃えられればベストですが、ちゃんとしたものを一式揃えようと思うと、かなり大変だと感じるでしょう。
そんな方には、水上さんのECサイトで、お点前セット(天寿) で揃えるのもオススメです。
◆ お点前セット(天寿) <おすすめセット> 8,580円
抹茶(小倉山)、茶筅(数穂稽古用)、抹茶茶碗(写真は例)、茶杓の点前セットです。 茶道初心者や、家庭で抹茶を点てたい方におすすめです。 抹茶をより楽しんでいただけるよう、美味しい抹茶のセットです。
教えてくれる先生によりますが、茶道は親しみやすいもの
自己流で始めようとはなかなか、考えにくいとは思うのですが、茶道を教えてくれる先生(師範)との相性次第では、親やすさが違います。
私は、ビジネス茶道(後ほど記載)で、水上さんから最低限の基本を教わり、何度か繰り返すうちに、理解して、所作もある程度、できるようになりました。(毎回、忘れてしまうことを思い出す日々ですが)
お茶を点てていただき、自分は客として味わうという流れは、優しい方に教われば、誰でも身につけられるのは言うまでもありません。
茶道って敷居が高いと感じたけど、やってみたら違った
とは言うものの、私にとっても、茶道は敷居が高いと感じなかったわけではありません。
私自身、茶道との接点を振り返ってみます。
10代、20代の私には茶道は別世界に感じた
私の通っていた公立高校は、元女子校だっただけに、茶道部の部活もあり、文化祭などでお点前を披露していたようですが、体育会系のカテゴリーにいた私には別世界でした。
20代までは、趣味が茶道という人とお会いすることはありましたが、話が弾むということは一度もなかったです。
私の興味には全く響かなかったのです。(若い男性ならば、当然の感覚だと思いますが)
水上さんから「ビジネス茶道」で学ぶ
数年前、私のメンターである徳本昌大さんから、「ビジネス茶道」への参加を勧められて、試しに参加してみました。
日本橋三越前 コレド室町3の「橋楽亭」で、月1回のペースで開催されるお茶会として、隔月や不定期なペースで参加していました。
デジタルグッズのスマホや時計を手元から離して、静かな空間で、少人数のメンバーと一緒に茶道を楽しむのは最高な贅沢でした。
水上さんから教えていただく、茶道の文化、歴史などを毎回、教われるのは貴重な経験です。
茶道イベントに気軽に参加してみた
「ビジネス茶道」に足を運び、茶道の世界を少し理解しただけに、身近にある、茶道イベントに参加できるようになりました。
表千家・裏千家などの細かい違いは語れなくても、茶道イベントに家族と気軽に、何度か参加しました。
いずれも、静かな環境の中で、お茶を味わうというのは、心が穏やかになりました。
ビジネス茶道などを通した経験がなければ、無作法で何も理解しないまま参加するか、そもそも参加をしないかのいずれかだったと思います。
コロナ禍で、オンライン対応した茶道を体験
2020年、コロナ禍でステイホームの環境になると、屋内で人が集まる、お茶会としての茶道は取り組みが厳しくなりました。
私は、こんな機会だからこそ、オンラインで茶道ができないかと考えて、水上さんに相談して、サードプレイス・ラボで、見る、聞くという企画を開催しました。
お茶を飲むのではなく、目と耳という別の感覚で研ぎ澄まされるのは、参加者の皆さんも満足してくれました。
「おうち茶道」をはじめてみよう!
水上さんが『おうち茶道のすすめ』を出版に向けて準備をしているという話を聞いて、何か手伝えることはないかと考えていた私は、サードプレイス・ラボのイベントで「おうち茶道」をテーマにリアル開催をしようと決めました。
本の内容で伝えたいメッセージを、人が集まった場所で、一人一人がお茶を点てるというのは、なかなか斬新な企画だと思います。
実際に、茶筅で自らがお茶を点ててみたら、その後、いつでも、「おうち茶道」に取り組めるようになるはずなので。
まずは、一度、『おうち茶道のすすめ』を読んでみてください!
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。