最短で、簡単だという切り口の書籍やノウハウは、手に取ってもらいやすいものです。
『世界一やさしい 年収300万からの FIREの教科書』は、このアプローチに従った一冊であり、マネーリテラシーの薄いビギナーの方でないと満足してもらえない一冊かもしれません。
30分程度で読める電子書籍なので、隙間時間で読んでみてはいかがですか?
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結局、節約して、投資に回すって王道は変わらない
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味しています。
FIREについての書籍、動画解説などを見ても、マネーに関するリテラシーが高い人であれば、特別なことだとは感じないでしょう。
収入と支出のバランスの中で、支出を減らす節約を徹底して、その余剰になったお金を資産運用に回して、増やしていくことというのは、従来の資産形成論の王道と変わらないからです。
FIREにおける、大事なポイントが「早期リタイア」よりも「経済的自立」ということであって、お金に関して不安なき人生を歩むための方法だと理解できるかどうかが鍵になります。
FIREを目指す年収300万の人が月10万円も投資に回せるのか?
世間一般の人に対して、理解してもらうために、本のタイトルが『世界一やさしい 年収300万からの FIREの教科書』となっています。
おそらく、今まで、ギリギリの厳しい生活を送っている人たちに夢を与えるための本なのは間違いありません。
ただ、あっさりと書いている、年収300万円の人が月10万円も投資に回すという、収入の4割投資という範囲ではあっても、残りが180万円で1年間暮らすと考えてみてください。
月15万円です。
実家暮らしで、家計負担が少ない独身者なら可能ですが、家族がいる妻帯者の場合、正直言って無理があります。
逆に言えば、年収300万円の人でもFIREできるから、あなた(300万以上の年収がある人たち)も大丈夫というメッセージだとすれば、見事だとしか言えない切り口です。
複利効果の偉大さを理解できるかどうか
マネーリテラシーとして、大事な考え方は、複利効果なのは言うまでもありません。
複利効果とは、運用で得た収益をふたたび投資することで、いわば、利息が利息を生んでふくらんでいく効果のことです。(マネックス証券 複利効果ってなに?)
借金ならば、雪だるま式に膨らんで、返済困難になる姿がイメージが湧きます。
資産形成における、複利効果は、時間の経過とともに知らぬ間に大きく成長していく、魔法のような感覚です。
実際にやってみれば、この複利効果は、投資規模と期間によって、加速度的に増えていくことが理解できますが、実践しない限りは信じられないというのもわかります。
FIREに限らず、長期的な資産運用、401K(企業型確定拠出年金)、iDeCo、NISAなどがメリットを生むのは税制上の優遇制度もさることながら、この複利効果による影響が大きいのです。
この部分が理解できないと、ギャンブルや宝くじなどに散財して、投機的な浪費をしてしまうことになるでしょう。
※この電子書籍はコンパクトで、読みやすいのですが、複利効果のタイトルが「福利」となっている部分は校正チェックミス、漢字変換ミスの愛嬌として許してあげましょう。
1億円が必要という計算式
そもそも、FIREを目指すには、資産1億円というゴールの話が出てきます。
年間支出400万円×25年=1億円という考え方はシンプルな反面、どんな根拠があるのか、と考えには、運用益4%という前提が存在します。
仮にリタイア後に4%の運用益を毎年確保できるとした場合、リタイア時点までに用意できた資産が1億円であれば運用益は年間400万円です。
年間支出を400万円以内に抑えることができれば資産は減らず、翌年以降も1億円の資産を元手に運用を続けることができます。
今の時代、年利4%で運用する資産運用方法は限られてきます。
おそらく、株式投資や投資信託、不動産投資ぐらいに絞られてくるでしょう。
FIRE実現のためのタネ銭となる、1億円を作るまでが、複利効果を使うにしても、ハードルが高いのは事実。
おそらく、年収300万では苦しくて、年収アップのために、副業や起業などや、不労所得を考えて行く道の必要性とセットという点を伝えていないのが、この『世界一やさしい 年収300万からの FIREの教科書』の最大の弱点だと言えます。
FIREの先の生き方を考えて取り組むべき!ゴールを間違えるな
FIRE本は、世の中に増えたのは、今の生活の苦しさと将来への不安を打開するには、資産の問題が外せないからです。
忠、「経済的自立」と「早期リタイア」を目指すFIREをゴールに設定するのは間違いです。
FIREをした上で、自由にマイペースに働いたり、自分が取り組みたいことに集中して、頼んで生きることをゴールにしなければ、FIRE後に、自らが燃え尽きてしまうことになるでしょう。
また、1億円の資産を作るまでが苦しくて仕方ないはずです。
どんな人生を描きたいのかというゴールを設計してから、FIREへの道を歩んでいくことは求められることは忘れてはいけません。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。