認知症って、誰もが老いの先に避けて通れない状態だと覚悟しなければいけない。
映画「ファーザー」にて、名優アンソニー・ホプキンスが認知症の老人目線で描く作品だけに、今までとは毛色が違うという印象が残ります。
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81歳の認知症の本人はどんな風に見えているのか
映画「ファーザー」では、ロンドンで一人暮らしをする81歳のアンソニーが主人公です。
介護人と家族のループする感覚に襲われて、何が現実で、何が妄想的なものなのか、本人が困惑している作品。
認知症の本人目線で考えてみると言うのは斬新です。
自然体なのに、不思議ワールドな展開を感じる作品
映画「ファーザー」は、アカデミー賞2部門受賞という作品というの知ったものの、全く事前情報がないので、急いで予告編を見ました。
年老いた父親と家族、介護の問題に関わっていく姿は、自然体なのに、不思議ワールドを漂わせるのは、名優アンソニー・ホプキンスの存在感だと感じます。
一瞬、ループする世界に、何を伝えたいのか、わからなくなるのですが、これが認知症患者の頭の中なのだと思うと納得させられました。
認知症の周りの家族、関係者目線で描かれてしまうけど、大事な当人が壊れてると描かれすぎ
認知症当事者は困った存在であり、家族関係者にとって大変なケアが必要になると言う描き方がスタンダードです。
でも、実際は、理解できていないのは、認知症当事者としての感覚、目線は抜けています。
風邪を引くような感覚のように、類似のものを体感できていないのだから仕方ないのかもしれません。
映画「ファーザー」では、見事なまでに、今までとは逆の目線を描いてくれることで、不可思議な世界を生きていると感じているのだろうと理解できました。
いつも同じことを繰り返す祖母
認知症が入っていた祖母は晩年、毎回、同じことを何度も私に言いました。
「輝夫、いつ来たんだ?いつ帰るんだ?」
久々に私と会って嬉しい反面、いつまでいられるのか、を何度も確認します。
数分おきに、同じ質問を繰り返します。
最初の頃は、しつこいのはなぜかわからなかったのですが、毎度のことになると、これが老いのひとつ、認知症なんだと理解できました。
おそらく、元気な頃の祖母は、私の顔を見るたびに、いつ来て、いつ帰るか、がものすごく気になっていたのでしょう。
私は、仏壇で手を合わせる時には、この出来事を思い出します。
完全に認知症の老人にしか見えなかった、アンソニー・ホプキンスの演技
映画「ファーザー」で、アンソニー・ホプキンスは、どう見ても、完全に認知症の老人そのものにしか見えませんでした。
常に、何が現実なのか、ループした状態に追い込まれて混乱している姿。
もちろん、家族や周りの人間も付き合い方を考えさせられてしまうのも自然体でした。
認知症の老人を演じ切っている、アンソニー・ホプキンスの力量をまざまざと感じた作品でした。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。