下園壮太さんの『50歳からの心の疲れをとる習慣』を読んで、自己理解を深めて、落ち着いて人生後半を生きよう!

元・陸上自衛隊の心理カウンセラーである下園壮太さんが、心と体に寄り添う「メンテナンス習慣」について『50歳からの心の疲れをとる習慣』で語っています。

人生後半は悠々自適というイメージもあるものの、実際は、思い通りにいかないことが多いと感じる方が多いのも事実。

そんなミドルからシニアに変わるタイミングで、心の疲れをケアすることは、誰にとっても大事なのだと実感させられました。

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人生の後半スタートから人間はどう変わるのか

50歳を過ぎると、体力が衰えて、疲れが抜けなくなってくるだけでなく、心も疲れやすくなってきます。

ちょっとしたことでイライラしたり、傷つきやすくなったり、気分の浮き沈みが大きくなったり、という状態が老化と言えば、それまでですが、明らかに人生の前半とは大きく異なる様子。

見た目の変化だけではなく、心の変化に焦点を当てて考える必要があります。

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心の変化に向けてメンテナンスと習慣作りは不可欠

人生100年時代では、50歳はその「折り返し地点」となります。

残りの長い「人生の後半」は、心の疲れをきちんとケアすることがとても大切になってきます。

例えば、しつこい疲れが出ているのであれば、「おうち入院」な感覚で安静に過ごしたり、怒りば爆発するのであれば、「原始人やけ食い」をすればいいのです。

素直になれない自分がどんなふうに謝罪すればいいのか、前向きで入られるためにはどんな心がけが必要なのか。

下園さんは、具体例を交えながら、50歳以降のターゲットに向けて、新しい習慣作りを提唱していきます。

疲れは身体よりも心に影響が出ていると感じる

もちろん、若い頃に比べて、疲れは出やすいし、溜まった上で抜けにくいのが中高年です。

ただ、身体のようなわかりやすさよりも、心へのダメージは感覚的なので、本人には理解が及んでいないことが意外と多いのです。

この心のダメージが、この世代でのうつ病などの精神疾患につながっているという主張は、納得ができます。

一部の成功者以外は、この年代は、過去の栄光に引きづられずに、今の自分を客観的にみて、満足するのが難しくなるもの。

明らかに心に影響が出ていますよね。

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年々怒りっぽくなるプライベートが気になる

私自身、仕事の上では、短気な性格から怒りっぽさはあったものの、よほどのことがない限り、ブレーキをかけることができています。

一方で、プライベートでは、些細なことで、年々怒りっぽくなっていると家族に指摘を受けています。

怒るようなことではないはずなのに、瞬間的にイラッとしてしまう。

男性にも更年期があるという考え方で捉えることもできますが、どうも、家族の人間関係にもマイナスの影響が出るだけに、このイライラする状態は防ぎたいと思っています。

素の自分が、以前ほどの元気や勢いがないだけに、些細なことで腹を立てやすい状況を受け流せるぐらいの心のゆとりを持ちたいものです。

生き方シフトチェンジが必要だと認めよう!

下園さんは、心をラクにする「生き方シフトチェンジ」を提唱しています。

・「気の合う友人」は無理に探さない
・「理想の睡眠」にこだわりすぎない
・「悩んでいる自分」を責めない
・「人に頼るのはよくない」という思い込みを捨てる

このように、自分で自分の首を絞めている状態を認識して、自分を冷静に見つめることができれば、解消できる可能性が高まります。

元々、完璧な人間なんて、この世には存在しないのだから、できなくてもいい、完璧な自分の理想の姿を追い求めないという「生き方シフトチェンジ」に挑んでいきましょう。

失敗してもいい、うまくいかなくて気にしない、という肩の力を抜いたスタンスで日常を過ごすことを習慣化できたら、だいぶ、無駄なイラつきはなくなるはずですから。

50歳からの心の疲れをとる習慣』は、50歳のタイミング前後で、しっかり読んで、自己理解を深めるには最適な一冊だと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。