『落ち込んだって、だいじょうぶ』は、子どもの心の健康をキープするための良書

人間として成長するには、20年近い時間がかかります。

子供に向けて、身体の成長、知識や知恵のインプットなどは促していますが、心の健康をキープする方法を教えていないのではないでしょうか。

結果として、ある時、心が壊れて、人生が崩れてしまう人が出てきている世の中だと感じています。

お知らせ

毎週火曜日発行のサードプレイス・メルマガ(まぐまぐ)月額800円(税抜)

【週刊】サードプレイス・メルマガ 登録は こちら >>

オフライン・オンラインで色々な人に会って、一緒に学べる場です。
定期参加も、スポット参加も歓迎します。

毎月開催【サードプレイス・ラボ】の詳細は こちら>>

大人になってから突然壊れるのではなく、心の健康を意識してなかったのが原因なのでは?

子どもの成長過程は、身体の成長だけでなく、心の成長も伴います。

だからこそ、子ども(若者、10代)のうちから、心の健康を意識することを周囲でサポートしてあげることが必要なのです。

大半の人は、青春に悩みは付きものという発想で安易に考えていますが、深刻な問題につながるリスクは避けて通れません。

落ち込むとか、心が揺れるなんて、当たり前なこと

『落ちこんだって、だいじょうぶ』(ティナ・レイ 著)を手に取って感じたことは、若者に向けて、シンプルでわかりやすく書いているという点でした。

落ち込んだり、心が揺れることなんて、誰にだって当たり前なことなのです。

解決する方法が自分の中で見つからず、誰かに助けを求めることができないと、本当に当人は苦しいでしょう。

親である必要はなく、スクールカウンセラーでも、医者でも、親友でも、つらい胸のうちを聞いてくれる誰かがいるかどうか、が大切なのです。

1ページずつ、しっかりと読み込むことができれば、あなたにとって何をしたらいいか、どう受け止めればいいのかがわかってきます。

少しでも抽象的な概念が理解できたら読める本

『落ちこんだって、だいじょうぶ』は翻訳本ですが、難しいことは特に書かれていません。

ただ、少しだけ抽象的な概念が出てくるので、この辺りを理解できれば、小学校高学年、中学生でも十分理解できる内容です。

自分が落ち込んだり、不安な時にも、友達が苦しそうな時にも、何をすればいいのか、どう考えればいいのか、なかなか先生や親は教えてくれないかもしれません。

ちゃんとした大人に成長してもらいたいことが大前提の周囲の人間は、厳しく接してしまい、本来の悩みに向き合う余裕がないという側面もあるのではないでしょうか。

心の成長って、偏差値がない比較できない世界

まだ、自分が子どもだった頃の話を思い出してみます。

一緒に過ごすのは、なんらかの偶然で出会って、一緒にいたのに過ぎないので、相性がいいわけでも、興味が一緒なわけでもありません。

地域によって、生活水準的なレベルには差があるから、ライフスタイルはある程度近い家庭に育っているのが友達かも知れません。

でも、成長とともに、受験などによって、レベルが分けられて、進路が変わってくると、違和感が生まれます。

私の友人の話ですが、学生時代は普通の友人でした。

私と同等ぐらいの生活水準だし、知能だったと記憶しています。

20年を経て、再会して、全く価値観も生き方も違うものでした。

人に騙されて、恋人に暴力を振るわれてしまい、家庭でもトラブルが続いたらしく、ボロボロな人生とメンタルになっていました。

「私、精神がやられてるから、薬ないと生きていけないんだよねー」

その言葉を耳にした時を忘れられません。

もし、彼女が、この『落ちこんだって、だいじょうぶ』を10代の頃に読んでもらえていたら、違う人生が歩めていたのかもしれない、と。

心の偏差値なんてものは存在しないのは当然ですが、他人と比較せずに、自分と向き合い、コントロールできる力を身につけられるかどうかが重要なのだと思います。

心の健康って、なかなか測定値がないけど、意識はしよう!

大人の健康診断だって、メンタルヘルスチェックは行っていません。

一方で、精神疾患やそれに近い状態で悩んでいる大人はたくさんいます。

程度の問題は違えども、誰もが自分自身の心の問題に向き合っているのではないでしょうか。

よほど能天気な人でない限り、何かしら抱えているはずです。

だからこそ、今の自分の心の健康状態を意識して、何が必要なのか、もしくは、不要なのかを考えるために、誰かに相談してみましょう。

あわせて読みたいブログ記事
子育てをしていく中で、ママだけでなく、パパが活躍しなければいけない場面は必ずあります。 この『子どもが発達障がいだとわかったときパパがやる...
貧困家族が増えている中で起きている大きな問題について、実例を交えて分析された一冊が、今井悠介さんの『体験格差』を読むと理解できます。 ...
溝口徹さんの『心の不調の9割は食事で治る』を手に取ったのは、アマゾンのベストセラーランキング本で、タイトルが気になったので、読んでみました。...

毎月開催【サードプレイス・ラボ】

サードプレイス・ラボでは定期的にイベントを開催しております。

★イベント情報★は >>こちら(随時更新)

ご都合が合えば、是非、ご参加いただけると嬉しいです。

関連ブログ記事

[各種SNS]サードプレイス・ラボ

サードプレイス・ラボは各種SNSで情報発信をしております。

是非、フォローやコメント、グループへの参加をお待ちしております。

 ◆ サードプレイス・ラボ(Facebookページ)

サードプレイス・ラボ(Facebookグループ:非公開のため、申請・許可制です)

【サードプレイス・ラボ】居心地の良い第3の居場所を拡げる!(Twitterアカウント)

◆ サードプレイスラボのあんてる(note)

◆ サードプレイスラボちゃんねる(Youtube)

◆ サードプレイス・ラボ(Peatix)

サードプレイスラボ(専用サイト)

[週刊]サードプレイス・メルマガ

仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ

「まぐまぐ」毎週火曜日発行 月額:800円(税別)※初月無料です!

仲間と一緒に執筆している週刊メルマガです。

メルマガの詳細は こちら をご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

【サードプレイス】ブログへのご意見・ご要望・ご相談、ご依頼などは下記まで

 お問い合わせはこちら

投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。