【児童書】『びりっかすの神様』で競うことの意味を考えなおす

座席を成績順で決まられたら嫌ですよね。

児童書『びりっかすの神さま 』を子どもが図書館から借りてきたので、私も読んでみました。

結構、評価の高い児童書だったので、夢中になって一気読みをした思いのまま、まとめてみます。

小人が見えるというファンタジーではなかった!

四年一組に転入してきた始(はじめ)は、父親が亡くなっている。

頑張ったけど、死んでしまった父親が、頑張らないという考え方を持とうとしていた、彼は、教室の中で、小さな人間を見てしまう・・・。

この不思議な存在「びりっかす」さんが見えたり、話せるのは、小テストなどで最低点、びりだった子どもだけという設定。

「びりっかす」さんにすごい能力がありすぎるわけではなく、子どもたちに寄り添うような存在だったことが不可思議な物語。

気がつけば、クラス全員が「びりっかす」さんの存在がわかって、担任の先生だけが除け者状態に。

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クラスメートとの一体感が懐かしい

小学生たちが、クラスメートとの一体感を持っている後半に懐かしい思いがしました。

学級崩壊、いじめ、など色々な問題が山積みになっている学校、クラス運営は大変だと言われています。

教師が無理やりに、子どもたちを平等に扱おうとすると、ひずみが生まれます。

本来は、子どもたちがクラスメートと一体感を持って、何かに夢中になることが最高に楽しいはずなのです。

今どき、算数は少人数でレベル分けをされたり、習い事や塾で放課後も一緒に遊べない子どもたちは、全員で盛り上がる体験が絶対に必要だと思いますが、厳しいようです。

昔だって、いろんな子どもがいたわけで、お互いの違いを理解していました。

協力して頑張ろうというリーダーシップを発揮する子、個性で貢献する子、皆に笑いを振る舞う子、というキャラクターの分布があって、カラフルな顔ぶれによるチームとして、クラスが存在していたような記憶が残っています。

当時の達成感なんて、今となっては忘れてしまったものですが、何かに夢中になるときには不可欠なものなのではないでしょうか。

「びりっかす」だっていいじゃない!順番をつけて競わせなくてもいいことがあるよ

この『びりっかすの神さま 』で伝えたかったメッセージの1つに、テストがビリだっていいじゃないか!順番をつけて競わせることだけがベストじゃないという話だと理解しています。

もちろん、ビジネスシーンであったり、世界的なスポーツイベントであれば、明らかに競い合うことによって、価値が高まるのはわかります。

ただ、日常生活の中で、人と比べて、競い合うことばかりだと、誰もが疲弊してしまうもの。

もちろん、一人一人は違う存在で、全てにおいて、フレンドリーにできないのは当然だけど、困難な時には、一体感を持って一緒に挑んでいきたいと考えさせられました。

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小学生のお子さんがいたら、是非、一緒に読んで、感想を話し合ってもらいたい一冊です。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。