【映画】「二百三高地」多くの犠牲の上に日露戦争はギリギリの勝利だったと知れる作品

制作費は15億円をかけた1980年公開の東映の大作「二百三高地」を、偶然、Amazonプライムのおすすめに出てきたので、3時間の作品を分割して見ました。

日露戦争の旅順包囲戦を描いています。

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当時、制作費用と撮影期間ともに尋常ないほどパワーをかけた作品

1980年といえば、第二次世界大戦・太平洋戦争の終戦から35年のため、映画を見る方々も、当事者目線で、日露戦争の奮闘を興奮して見たのだと思います。

日露戦争の勝敗の分かれ目となった“二百三高地”をめぐる攻防戦の様子を、総製作費15億円の巨費を投じ、準備から撮影完了まで3年の歳月をかけて製作された作品。

戦争シーンが続くのを生々しくて、スクリーンで見れたのかと想像すると少しギョッとします。

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とにかく、戦争シーンが続く映画!乃木希典をどう見るか!

私の歴史認識だと、日露戦争は、運と知略で勝てた戦争であって、戦力という観点では無謀すぎる戦いだったと考えています。

その中でも、陸軍兵を大量に突入させ続けて、戦死させた乃木希典という軍人に対しては、無能とは言わないまでも、無策な人というイメージが定着しています。

戦争シーンというよりも、乃木希典をどのように扱って、映画の中でキャラクターとして活躍させるのかが気になっていました。

そういう意味で、現場の最前線で戦う兵士と、指揮官の苦悩は違うものであるというのは、ビジネスマンがフロントに立つ一般社員と、経営層・管理職との間の溝に近いものを感じながら見させてもらいました。

日露戦争といえば、海軍の活躍に焦点が当たりやすい

日露戦争といえば日本海海戦でのバルチック艦隊撃滅や、旅順湊閉塞作戦などを、東郷平八郎司令長官率いる連合艦隊の活躍に焦点が当たりやすい。

軍備力の違いを知恵と工夫で撃破した日本人の心を揺さぶる設定になります。

一方、旅順を攻めた陸軍は、再三軍司令官・乃木希典の突入を繰り返す作戦で、戦死者を出し続けたイメージが強く部が悪い。

無骨なまでの突撃だけでは、兵力を失うばかりで、他の作戦がなかったのだろうかと疑いたくなる気持ちもわかる。

映画「二百三高地」では、仲代達矢演じる、乃木希典の無骨さと、苦しむ姿が印象的でした。

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屋外ロケが多くて大変だったのは理解できます

戦闘シーンが中心ですから、屋外ロケだらけの作品。

これだけのセットを作り込み、多くのエキストラも含めて動くシーンを撮り続けるのは至難の技だったろうと思います。

日本人ではない、ロシア人(実際は、どこの国の人かは分かりませんが、日本人でないことは確か)も、これほど多く、軍服を着て、武器を持ってというのは、迫力満点。

実際の戦場も同等だったのでしょうが、情報戦が今とはレベルが違うので、相手の動きを想像して、臨機応変に動こうというのも無理があります。

当時の俳優たちの苦労を想像すると、大作を作るのにご苦労されたことに頭が下がります。

この奇跡の勝利が、次の間違いの戦争を生み出した原点

日本史の中で、日清戦争、日露戦争で勝利を得た経験が、太平洋戦争という勝ち目のない戦争に挑む展開を迎えてしまいます。

もし、日露戦争で勝利でなく、引き分け状態、もしくは負けていたら、日本の現代史は大きく変わっていたことでしょう。

ギリギリの戦いをなんとか乗り切った経験を、成功体験と捉えて、拡大解釈をしたからこそ、冷静さを失い、あの戦争に向かったのではないでしょうか。

そういう意味では、歴史の大事なポイントを知れる映画だったことは間違いありません。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。