【映画】「劇場版ドクターX」で最後の大門未知子「私、失敗しないので」の世界を味わう

「ドクターX」が映画化されて終わるらしいという話は、以前から聞いていたので、公開時期だけを待っていました。

一方で、わざわざスクリーンで見なくても、しばらくすれば配信されて好きなタイミングで見れる時期まで待てばいいのでは、という気持ちがあったのも事実です。

公開終了間近にスクリーンで見れたのはラッキーでした。

参考サイト

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テレビドラマの人気シリーズのエンディングを映画化という鉄板には食傷気味でも

いつの時代からか、テレビドラマの人気シリーズは、最後のエンディングは「劇場版」とつけて観客を引き寄せるという技が一般化して久しい。

正直いえば、2時間スペシャルなどで終わっても良い作品まで、映画化すると無理にスケールアップしたり、話の設定を大きく変えたりしがち。

もしくは、この内容をスクリーンで見る必要あるの?という疑問を持ったまま終わる作品もあります。

もちろん、収益を考えてテレビ局が展開しているという意図は理解しているのですが。

「私、失敗しないので」のセリフこそが「ドクターX」の最大のメッセージ

米倉涼子演じる、天才外科医・大門未知子が、どんな患者でも、難しいオペでも成功させてしまう、「ドクターX」シリーズ。

シリーズごとに出演する役者陣の顔ぶれが変わっても、レギュラー陣の医師、東帝大学病院という架空の国立大学病院の様子は基本は変わらずに続けてきました。

大門未知子の魅力は、既存の大学病院の医師たちを嘲笑うような一匹狼、フリーランスとして、高額な報酬とともに生きています。

そこには、神原名医紹介所というエージェントの所長、岸部一徳が演じる、神原晶という存在を抜いては語れません。

彼がメロンと一緒に、請求書を届けてくるシーンは、お決まりのパターン。

それ以上に、大門未知子の「私、失敗しないので」という名セリフ。

今回の「劇場版ドクターX」でも、強調しない範囲の中で、このセリフは使われていました。

ネタバレはしない主義での映画感想ブログなのですが、この師弟関係や今まで語られなかった背景が描かれて、全シリーズが際立ってきた点は秀逸な作りでした。

失敗しないというのは、完璧な存在だと断言できるからなのか

どんな優秀な医師、もしくは専門職のプロだとしても、「失敗しない」と断言するのは、無理があります。

誰だって、程度の差はあれ、ミスや失敗は避けて通れないもの。

むしろ、「失敗しない」という言葉は虚勢でしかなく、自分を完璧な存在だと勘違いしていると周囲に感じられてしまう言葉です。

おそらく、中園ミホという脚本家が、しっかりと練りに練ったキャラクターの大門未知子を作り上げて、彼女なら自信を持って伝えるフレーズが必要だと紡ぎ出したのだと想定できます。

参考サイト

失敗だらけの個人と世の中だからこそ、際立つキャラクター・大門未知子

世の中には、個人も組織も失敗だらけなのが現実。

程度と影響度は、異なるとしても、誰にとっても避けて通れない失敗の姿。

だからこそ、「私、失敗しないので」と言い切る、天才外科医の大門未知子の存在は、多くの人を惹きつけてきたのです。

失敗しないと断言できる強い、際立つキャラクターを誰もが憧れてしまうもの。

このキャラクターを10年以上演じてきた、米倉涼子さん自身の存在と被せてしまうのは、私たちの勘違いなのでしょうけれども、ダブらせてしまうのは仕方ないのかもしれません。

冷酷というよりは絶対に手術をして治したいという想いに溢れてる

では、完璧主義者、自信家にしか見えない、大門未知子は、冷酷な人物かといえば、無駄なことをやらない(医師免許の必要のないことは致しません!主義)で、目の前の患者の手術に対して、全力を注いでいます。

術式を考え、自らの腕を磨き、緊急事態に臨機応変に対応するのは、とにかく、患者の命を救いたいの一点だけが、彼女の想いなのだと思い知らされます。

一方で、この天才外科医を演じ続けるプレッシャーや負担は大きく、コロナ禍もあり、どこでシリーズを終えようかと考えていたという話も聞きました。

映画化されなくても、テレビの2時間ドラマでも済んだのかもしれません。

でも、スケールを上げてラストを飾り、大門未知子を見送るには、必要性があったのだと、ラストまで見て納得しました。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。