とろサーモンの久保田の芸は好きでないけど、人物に興味があったから『慟哭の冠』を読んでみた

お笑い芸人・とろサーモンの久保田かずのぶ『慟哭の冠』という本を出版したという話を、毎週キングコング(Youtube)でネタ的に展開されたことで、気になって、Kindleで購入して読んでみました。

参考サイト

お笑い芸人の人生を正直に語ってるのはわかる一冊です。(彼自身の好き嫌いは別問題です)

慟哭の冠[本/雑誌] (単行本・ムック) / 久保田かずのぶ

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恥ずかしい過去も自伝として正直に書ける人物はすごい

著名人の自伝的一冊は、再現性のない話、特別にすごいエピソード、他人から見ると自慢話が列挙されていると感じる人は、読みたくないと仰る方がいます。

確かに、事実を誇張したり、自分のダークな顔を一切隠して、キレイな成功伝としてまとめあげてしまうと、内容の真偽を疑いなく気持ちはわかります。

その点、恥ずかしい過去の話を、他人に迷惑をかけない形で語れる自伝には共感できる人は正直者だと認めてあげたくなるのdはないでしょうか。

確かにお笑い芸人、漫才師って、普通じゃない人間だと感じる!

2017年のM-1グランプリでラストイヤー(デビューから15年)で優勝を獲得して、世間でブレイクをした「とろサーモン」。

ネタ作りとボケ担当の久保田かずのぶは、炎上しやすいキャラクターであり、実際に暴言ややりすぎな行動が目立つので、万人ウケするお笑い芸人ではありません。

私も、個人的に、彼の作るネタやお笑いが面白いとは正直思えないのが本音。

だからと言って、『慟哭の冠』という自伝的な一冊を否定するつもりはなく、一気読みをさせていただきました。

読了感として、普通の人間じゃない!吉本のお笑い芸人なんだと納得させられました。

宮崎を出て、大阪で吉本の門をくぐり、自分たちの芸を高めて、東京進出を果たす。

だからと言って、薔薇色なキャリアを詰めたわけではないし、芸風を好まない人たちもいるのは事実。

必死にのし上がろうとして生きてきたのは伝わる

芸人になろうというのは、天才的な要素があるか、少しネジが外れた人間でないと成功はできないと言われています。

ある意味、久保田かずのぶさんも、常識人から見ると、突き抜けていて、応援されるよりも非難・批判されて、炎上するタイプなのは間違いないでしょう。

必死にのし上がろうと、M-1にチャレンジをし続けて、ラストチャンスに優勝を果たすものの、審査員からの苦言も受けて、素直に反発してしまうヤンチャさ。

コンプライアンス重視の時代には、テレビなどの大手メディアでは受け入れられない存在でしょう。

それであっても、必死に突き抜けようと頑張ってきた自分を素直に語る内容は、人生って思い通りに行かずに、誰もが苦しみながら生きてるって感じる点は、共感に値します。

慟哭の冠[本/雑誌] (単行本・ムック) / 久保田かずのぶ

好かれなくても、自分のキャラ・個性で勝負する

誰もが八方美人のように、誰からも嫌われないで好かれるキャラクター・人物でありたいと願うものでしょう。

それは、非難・批判がダイレクトに本人に届き、些細な発言がSNS上で炎上になってしまう時代なのだから、余計に慎重になるのは当然のこと。

ただ、パーフェクトな人間なんて、どこにも存在しないから、「オンラインカジノをやったのでは、と疑われた」という事実をネタにして痛い思いをしているのも、彼の個性そのものなのでしょう。

一方で、全ての人に好かれなくても、自分のキャラ・個性で勝負する方が、長い期間、生き残っていけるというパラドックスもあります。

もちろん、万人ウケしないということは、タレントとしては仕事を減らすことになるでしょうし、圧倒的な影響力を持つ存在にはなれないのかもしれない。

でも、自分の才能で勝負する世界に生きる以上、認めてあげてもいいのではないかと思います。

自伝だけど自虐的であって、時間をかけて作ったことが伝わる

この自伝的な本を書くために、長い時間をかけて、久保田かずのぶが本気で書いてきたのは伝わります。

際どいところを攻めて、苦しい生活を乗り越えて、必死に走ってきたのでしょう。

別れた、元・奥さんとの関係性は、彼の後悔が読者の胸に響くのでしょう。

とろサーモンの久保田は好きでなくても、お笑い芸人をリスペクトしない人でも、こういう生き方をする男がいるといのを知るのは、あなたに勇気を与えてくれるかもしれませんね。

慟哭の冠[本/雑誌] (単行本・ムック) / 久保田かずのぶ

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。