人は誰かと出会わないと何も生まれない!ポイティブ思考の天才・垣花正(フリーアナウンサー)の本を読んで考える

垣花正という、フリーのアナウンサーを知っていますか?

元は、ニッポン放送のアナウンサーでしたが、今はフリーのアナウンサーです。

ラジオに馴染んでいた人以外は彼を知らないかもしれません。

30年以上、声で活躍してきたものの、よく考えたらラジオ番組以外では露出していません。(今は、「5時に夢中」というMXテレビの番組に出ていますが、見ている人は限られます)

垣花山が『人は出会いが100% 縁をチャンスに変える究極のポジティブ思考法』という著書を書いたと聞いて、気になって読んでみました。

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破天荒な人生を支えたのは人との出会い

沖縄の宮古島で高校生まで育った、垣花正さんは、島を出ていくために、早稲田大学に自己推薦制度を使っている。

その学生時代に、欽ちゃん劇団に1期生として入るが退団。

このネタを持って、ニッポン放送に入社(テレビ局は全滅)。

オールナイトニッポンを任されても続かず、アシスタントとして、「LF COOL K」(通称クールK)というキャラクターになりきって、若者に知れ渡る。

借金人生で大変な目に遭ったことは有名です。

なんとも波乱万丈で、破天荒な人生を歩んでいますが、それを支えたのは、人との出会いだったというのが、『人は出会いが100% 縁をチャンスに変える究極のポジティブ思考法』のベースになっています。

常識的なラジオ局のアナウンサーではない!異端の存在だと自覚あり

テレビ局のアナウンサーと違い、声とトークだけで勝負するのがラジオ局のアナウンサーです。

正確な言葉を扱うだけでなく、とにかく、わかりやすく、視聴者に好まれる存在であり、ゲストなどとも見事に絡む要素も、スポンサーへの配慮(テレビほどではないですが、ラジオCMなどの提供元もあるので)なども、卒なくこなして、少人数の環境でも時間通りに番組を放送する。

そんな中でも、垣花正さんは、異端の存在です。

王道のように、ニュースを読むのが得意というわけでも、スポーツ実況が得意なわけでもない。

どちらかといえば、萩本欽一さんの劇団に在籍したこともあるぐらい、エンタメ要素を盛り込めるアナウンサーです。

結果として、良い番組を与えられるわけでもなく、実績も出ずに苦しむことになります。

多少のことで怒られても気にしない性格に秘密がある

垣花正さんの有名な話が多額の借金を作っていたことではないでしょうか。

ラジオ局内の人にもお金を借りるとか、ギャンブルに手を出して、かなりの問題児です。

ラジオ局のアナウンサーもサラリーマンですから、個人のこととはいえ、お金に関する問題、特に借金やギャンブルに関する話を抱えていたら、居心地が悪い立場になるのが普通でしょう。

ところが、彼は、この話を放送で語り、周りから怒られたことも話をしているし、その開けっぴろげな性格が、実は周囲に好かれているのだと思います。

人は出会いが100% 縁をチャンスに変える究極のポジティブ思考法の中で取り上げられた、各業界の有名人とのやりとりも、番組上で知り合ったり、接点を持った中で語れる話をピックアップしているのでしょうけれども、彼自身が面白がられることで成り立った関係性のようにも見受けられます。

それだけに、アナウンサーだという立場で相手を引き立てるだけでなく、相手にも記憶に残る存在になっているのでしょう。

変なキャラクターを演じると疲れてしまうもの

垣花正さんが、某ラジオ番組で生み出したキャラクタ「LF COOL K」(通称クールK)の話を読みながら、自分自身も思い出してみました。

私も、サードプレイス・フェスで謎の人物、いわゆる不審者のような変なおじさんキャラ、を演じてみました。

普通にやったら、つまらないと思ったので、オンライン番組を乗っ取る、勝手なキャラクターがメインの人に質問していくという大筋の設計以外はノープランであったものの、その変な要素を醸し出すために、怪しい人物になりきるべきだと思ったのです。

この違和感に参加者たちは、ニコニコ、くすくすと笑われました。

身内参加の企画だからこそ、成り立つ、おふざけでした。

ただ、オンラインイベント中は、このキャラクターになりきることがお約束でした。

一番楽しんでいたのは、私自身ですが。

今は、ラジオとテレビ、その他の活動もされている、垣花さんですが、この突き抜けたやり方を貫いたことが、ある程度の失態をするキャラを周りが許してくれる存在なのだと思います。

人との出会いを大切にしてきた彼がライトに語る意味

ラジオ番組のメインであれば、ゲスト出演してくれる、数多くの方と出会うことはできるのは当然のこと。

ただ、相手に印象を残せるかどうかは別問題です。

本来は、リスナーとゲストの関係を仲介するのが役割のはずなのですから。

そこを乗り越えて、いろんな人に会って、学び、関係性を作れるというのは、彼の一つの才能なのだと思います。

でも、地上波での番組出演は広がるのは難しそうですね、いろいろな意味で。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。