雨穴さん、『変な家』の第二弾で、11の間取り図を回収するやり方って、やりすぎじゃない?

衝撃の一冊が映像化されて、続編が作られるって、よくある話。

ホラー作家・YouTuber・ウェブライターとして活躍している、雨穴さんの『変な家』は話題になり、映画化もされました。

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じゃあ、第二弾が出たということで『変な家2 ~11の間取り図~』を手に取って読んでみました。正直、ここまで込み入った話にする必要があるの?という疑問が残りました。

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「変な家」って世の中にあるのはわかる

人が住む家は、元々は、ニーズと条件に合ったものを設計し、建築していくのがスタンダードです。

いつの間にマンションや建売住宅などが増えて、家の形や状況が決まってから、という方が増えているのでしょうけども。

いろんな事情から世の中に、不可思議で、変な家があるというのは聞いたことはありますが、そこにミステリー的な要素を盛り込んだのが、雨穴さんの作風なのは認めます。

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変な家2では11の間取り図の先に

前作に続き、『変な家2 ~11の間取り図~』でも、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが不可解な間取りの謎に挑んでいくという基本の展開力は変わりません。

本の中に、こんなに間取り図が並ぶ小説なんて、今までなかったのではないでしょうか。

そして11の間取り図の謎のエピソードが並びます。

1「行先のない廊下」
2「闇をはぐくむ家」
3「林の中の水車小屋」
4「ネズミ捕りの家」
5「そこにあった事故物件」
6「再生の館」
7「おじさんの家」
8「部屋をつなぐ糸電話」
9「殺人現場へ向かう足音」
10「逃げられないアパート」
11「一度だけ現れた部屋」

こういうエピソードが並ぶ短編集なのかと思いきや、同じ苗字の登場人物や設定が、ところどころに出てきます。

その結果、後半で設計士・栗原の推理と著者の謎解きが始まります。

よくある伏線回収の展開なのですが

ネタバレはしたくないので、最後の最後まで読んで、このホラーの伏線回収を味わってもらいたいところですが。

ここまで、登場人物を入れ子にする必要があるのか、世の中にある変わったものとミックスさせて、ややこしく展開力を作る意味があるのか。

この謎を解いたように見えるけども、結果として、誰かが逮捕されるものではない展開。

家を軸にした、ホラーな展開のアレンジとしては、盛り沢山で不満はないものの、ここまでなんでも混ぜ込んでエンディングを持っていくのは強引すぎないかと感じます。

で、この不可思議な変な家、関係者の謎を解いて、誰かが救われるのか、というと釈然としないものが残ります。

やっぱり、伏線回収したら、納得感というか、爽快感が欲しいと思うのは、読者である私のわがままに過ぎないのでしょうか。

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屋根裏の小さな部屋で遊んだ時の話

私が、どこの、誰の家だか忘れましたが、屋根裏の小さな部屋で遊んだ記憶があります。

屋根裏の荷物置きスペースなのか、今、思うと謎でしかありません。

地下室ならば、重たいものを貯蔵するとか、意図は理解できますが、屋根裏にそんな狭いスペースに人が立ち入れるように設計した意味がわからない。

子どもだったから、あのスペースは楽しめたものの、大人だったら狭くて身動きが取れません。

あの屋根裏の小さな部屋は、誰が、どんな目的で作ったのだろう、と「変な家」シリーズを読んで思い出しました。

心地よい住まいで暮らしたいと思うのみ

自分がどこに誰と住むにせよ、安心安全で心地よい住まいを求めたいものです。

だって、人生の中で、自分や家族と落ち着いて暮らせる環境に、広さや場所は関係なく、家は大切なものです。

他人から見たらどう思うか、というよりは自分たちにとって、日々、気持ちよく過ごせることができることが最優先。

何か問題がある物件・住居だったら、早々に引っ越したほうがいい。

もし、あなたの家が「変な家」だったら、早々に別の住まいに移りましょう。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。