発達障害やグレーゾーンの子どもを抱えている家族からすると、どうやって育てていけばいいのか、学生生活を安定させてあげるにはどうすればいいのか、悩むものです。
詳しく調べて、その子にあった道を一緒に考えてあげないと自己判断はできません。
周囲の理解者がたくさんいるとも限らないだけに本当に大変な思いをされているのだと思います。
『発達障害&グレーゾーンの中高生の育て方』という一冊を読みながら、当事者のような気持ちで考えてみました。
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本人の成長と周囲の環境のバランスが大切
発達障害、グレーゾーンの子どもたちは、成長に伴い、周囲との壁が生まれて、適応する環境が変わらざる得ないのかもしれません。
特性を理解して、周囲がサポートや支援をすることは求めても、通常学級において一緒に学習や生活をしていくことが難しいことも事実。
どうやって、周囲の環境も含めてバランスを取るのかが大切なのです。
当人も苦しんでいるかもしれない!親や家族だけが苦しいのではない
『発達障害&グレーゾーンの中高生の育て方』を読んでいくうちに、発達障害やグレーゾーンで生きる子ども自身の苦労、つらさも理解しつつ、親や家族の苦しさも想像できます。
どうして、普通の子たちと一緒のことができないのか、どうすればこの子の未来は明るくなるのか。
そもそも、この子がこのような状態になった理由は何なのかと思い悩むことでしょう。
100%改善できないとしたら、その子にとって、どのような人生を歩むのが最適なのか、一緒になって道を考えなければなりません。
学校の環境だけを見れば、精度は整い、専門性や分野が細かい環境が整ってきています。
もちろん、通常の子どもたちと別の環境に隔離するようなスタイルが良いものなのかは考えさせられる点ではあります。
青春時代をどのように過ごし、大人になっていくのかを周りが支援しなければならない
勉強に向かい、友人関係に悩み、青春時代を駆け抜ける貴重な時間は、大人に向かう階段には必要不可欠です。
もちろん、発達障害やグレーゾーンに位置する彼らにとっても同じく、青春は迎えます。
ただ、違いが目立つことによって、仲間に入れなかったり、別の環境に身を置かなければならいとしたら、寂しいとも言えます。
ただ、彼らが大人として自立していくためには、周りの支援を受けながら、自分の進むべき道を見つけていくしかないのです。
この過程で、自分に向いていること、できること、楽しいこと、世の中に貢献できる何かを発見して、進んでいくことができるかどうかが、その後の人生を左右する大事な要素だと感じます。
色々な悩みを抱えたあの子(女性)の話
私の中学時代に知り合った女性の話を取り上げます。
彼女とは、そこまで親しかったわけではないのですが、大人になって連絡があり、再会しました。
会って、数分で彼女が、発達障害やグレーゾーンなことが伝わってきました。
「私は、男に騙されやすい」
「私は、睡眠導入剤が手放せない」
「うつ病の薬のピルケースが宝物」
などの発言を聞いていくうちに、彼女が私と離れた10年以上の期間で何か大きな出来事にあって、変化したことは理解できました。
当時は、発達障害とかグレーゾーンというよりは、精神的な疾患(病気)を抱えてしまっている彼女が、私に救いを求めてきていると感じたものです。
「私は、このまま生きてていいのかな?」
なんとも怖いと感じる言葉を投げかけられたのを強烈に覚えています。
もし、現在ぐらいの知識や情報があれば、彼女を救ってあげるルートぐらいは提供できたのかもしれません。
私はフェイドアウトするように距離を置くことぐらいしかできませんでした。
申し訳ないことをしたと思っていますし、今、どこかで元気に暮らしていることを願うばかりです。
発達障害・グレーゾーンの中高生を見捨てないこと
もし、私自身が、発達障害・グレーゾーンの中高生だったら、どんな人生を歩んでいたのかを考えてみました。
おそらく、進学、就職は今とは違う道を選択したことでしょう。
裕福とは言えないけど、幸せな人生を歩んでいたいと想像しています。
少なくとも、自分のことを理解してくれる方を数名抱えながら、なんらかの形でサポートしてもらいたい。
とすると、私の身の回りや、知っている中高生で、このような状況にある子どもと接する機会があったときに、異端児扱いせずに、彼らと接していく優しさは持っていたいものです。
彼らを排除するように、見ないところにおいて、距離を置くことは決して良いことではないのですから。
ダイバーシティ(多様性)を語る方には、是非、このような色々な方たちが世の中で生きているという現実を受け止めながら、どんな関係性や環境を作ればいいのか、じっくりと取り組んでもらいたいと願っています。
※発達障害やグレーゾーンは特殊ではなく、各個人の特性の一部に含まれると考えています。私自身、あなたにも、多かれ少なかれ持ちうる個性の一つです。くれぐれも、差別的な接し方だけはしないでほしいと強く求めます。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。