「クリミアの天使」ナイチンゲールは、近代看護教育の母の思いは「誰かのためになることをしたい」だった

「誰かのためになることをしたい」

周りに反対されながらも、看護師を志した、フローレンス・ナイチンゲール。

戦場の病院でさまざまな問題を乗り越えて、傷ついた人々のために本当の看護について考えた女性です。

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誰もが知っているナイチンゲールの存在だけど詳しくは知らないのでは

世界の偉人は圧倒的に男性が多いのは、社会的な活躍の場は、男性中心の時代が長かったことの証明でしょう。

だからこそ、フローレンス・ナイチンゲールなどの存在は、特別なものとして脚光を浴びるのは当然のこと。

彼女の人生を知るためにも、『ナイチンゲール (世界の伝記 コミック版 3) 』で手早く理解してみようと図書館で借りて読みました。

ナイチンゲールはよく学び、看護への志を抱く

1853年、クリミア半島でトルコとロシアによる「クリミア戦争」が起こります。

イギリス軍の兵士たちが、病気と怪我で倒れても、手当てもされずに死んでいるという新聞の情報を受けて、ナイチンゲールは、陸軍大臣に手紙を出し、責任者で現地の看護団の責任者として、現地に赴きます。

傷ついた兵士たちの環境の衛生面の問題を改善するなどの活動で活躍をしました。

病院にとっての第一の必要条件は、病人に害を与えないことです。

彼女自身が、その後、クリミア熱に侵されて生死の境をさまよってしまいます。

彼女は、現場での看護学校を設立し、看護師の育成に取り組んでいくことになります。

90歳で亡くなるまで、彼女は自分にできることに全力を尽くした人生を送りました。

才女が自分の使命を求めて生きることの凄さ

ナイチンゲールが看護の母であるのは有名な話ですが、彼女自身、ある程度裕福な家庭に生まれて、教育を受けたのですから、素晴らしいパートナーを見つけて、悠々自適な人生を歩むこともできたはずです。

でも、彼女は、「誰かのためになることをしたい」と志を持ち、まだまだ、女性が社会で活躍するのが難しい時代に、看護という道を見つけて、整備されていない状態を1つ1つ乗り越えてきました。

自分の使命を求めて生きるって、素晴らしい反面、誰にでもできることではありません。

家族・友人など周囲が理解してくれるとは限りませんし、その道を開拓するとしたら、ハードルが高いのは言うまでもないこと。

そこを突き抜けて生きたからこそ、ナイチンゲールは偉大な存在だと誰もが認めるのだと思います。

自分の人生をどのように選択して生きるのか。

若い頃に迫られる選択は、組織の中で生きることを優先するのか、自分の目指すゴールが不鮮明でも走りぬく人生を選ぶのか。

大きく分けて二択になります。

天才とか偉人とか、スーパースターなどは、結果的に後者を選んでいます。

物事を始めるチャンスを私は逃さない。

ナイチンゲールの残した言葉から察するに、彼女には覚悟と使命感によって支えられた人生なのだと理解できます。

孤独で失敗するリスクを伴う生き方を歩んだ人物。

情熱と弛まぬ努力を続けて、周りに理解を求めて支援・応援してもらえるようになれる人は、運と実力も加味するので一握りです。

また、後者を選んだ場合、ピークアウトした後にどう生きるかも、重要なポイントです。

開拓者の立場である以上、先々も自分で築いていかなければならない、道なき道を歩む覚悟がなければ、どこかで挫折して、崩れていってしまうからです。

ナイチンゲールの思い、開拓した道を歩む看護師たち

医療の現場では、医療行為は医師が行うものであって、看護師が行える行為は限定されています。

でも、彼女(彼らも含む)たちの日々の活動によって、病や怪我を抱える人々は、支えられています。

もちろん、ストレスも溜まるでしょうし、身体的な疲れも伴う立ち仕事であり、重労働な側面もあります。

目の前の苦しんでいる人を助けるために、自分自身を差し出せる行為は尊いものです。

給与が高いとか、安定しているとか、ストレスフルで続けるのがしんどいとか、いろいろな声はありますが、看護師たちの道は、パイオニアである、ナイチンゲールによって作られ、人の健康を支え、病気や怪我の治癒に向けて、サポートしてくれる存在です。

白衣の天使かどうかは、議論はあるでしょうが、行動・行為に関しては頭が下がる思いしかありません。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。