【レビュー】『超一流の雑談力』安田正

雑談が上手な人は、やはり、人気者!

自分の身の回りで、雑談・フリートークが上手い人を見ていると、本当に、自然体で色々と話ができて心地よいと感じてしまいます。ビジネスシーンでは、「アイスブレイク」などという表現が増えつつあります。

話している内容は、身近な話題だったり、意外な小ネタだったり、色々ですが、上手い人の特徴を理解して、少しでも雑談力を磨きたいと考えていました。

単純なネタ本でも、ノウハウだけでなく、基本を理解したいと考えていたので、安田正さんの『超一流の雑談力』を読んでみました。

“一流は、最初の1分で「忘れられない人」になる”

第一印象を左右するのは、見た目とつかみのトークの組み合わせになります。声が大きい、表情が豊かという部分に注目を与えるのではなく、話す中身が相手に残る雑談。

ただし、芸人や噺家、講師などの話のスペシャリストでない一般人の場合、どういうネタが良いのでしょうか。天気、ニュース、スポーツ、旅行・休日などの切り口は、きっかけとしては最適です。

ただ、その先にどのようなコミュニケーションを進めるか、という組み立て方がポイントとされています。きっかけから、どのように話が深めて展開できるのか、相手のことを知るために活用できれば、ベストな雑談力となるでしょう。

雑談のコミュニケーションに必要なのは、あいづち

「さ=さすがですね」
「し=知らなかったです」
「す=素敵ですね」
「せ=センスがいいですね」
「そ=それはすごいですね」

ワンパターンのあいづちを繰り返されると、相手は話を聞いているのか、興味がないのかと疑いたくなります。それだけに、「さしすせそ」のあいづちを基本的に展開することを、安田さんは研修時に推奨しているようです。

さらに、相手のタイプによって、アプローチのポイントを変えたりすることまで指南してくれています。どうしても、雑談は自分が何を話すのかという点に意識を向けがちですが、相手によって、スタイルや内容を変えていくというのは納得と驚きを感じる方もいるでしょう。

雑談のノウハウ本と片付けるよりも、考え方のヒントを与えてくれるので、雑談は相手との距離を縮めるための貴重なコミュニケーションに繋がります。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。