はるな愛さんといえば、松浦亜弥の口パクモノマネで有名になったニューハーフタレントであり、2009年、『ミス・インターナショナル・クイーン 2009』に優勝したことで有名ですね。
最近、見かけていないような気もしますが、まさか、Netflixで半生を描く作品になってくるとは思いもよりませんでした。
【Netflix映画】「This is I」
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はるな愛が世に出てくるまでの葛藤
誰が主演を演じるか、きっとオーデイションも含めて厳選したのがわかる作品です。
はるな愛というニューハーフの若い頃を演じれる役者さんは、なかなか思いつきません。
望月春希という逸材、可愛らしさもあり、雰囲気も似通っている子が見つからなければ、この作品は誕生しなかったかもしれません。
だからこそ、はるな愛がどんな人生を歩んできたのか、その葛藤に理解を示せるのは、この配役のおかげだというしかありません。
壮絶な生き方を貫いた大西賢示→はるな愛の半生を描く
ニューハーフでありながらも、美にこだわり、アイドルになりたかったという夢。
男性ではなく、女性として生きたいという思い。
家族、パートナー、周囲からの眼差しと応援。
難しい話は抜きにして、望月春希という主演のフレッシュな役者さんが、完全に、時代背景も含めて、はるな愛(大西賢示)そのものに見えます。
悩み苦しみ、掴み取ったチャンスを活かしていく半生は引き込まれるものがあります。
ストーリー紹介
2008年、エアあややの口パクモノマネで一世を風靡した、はるな愛。だが、その舞台に立つまでには、幼い頃から“本当の自分とは何なのか”に悩み、世間の冷たい視線に苦しみながらも「聖子ちゃんのようなアイドルになりたい!」という夢を手放さなかったひとりの少年・ケンジの長い道のりがあった。その運命を変えたのは、一人の人物との出会い。医師・和田耕治――それまで性別違和を持つ人々の苦悩を知らなかった彼は、ケンジとの出会いによって初めてその現実に向き合う。そしてケンジは、和田医師が初めて執刀する性別適合手術の1人目の患者になることを決意する。世間の反発や逆風の中で孤独を抱えていた二人が築き上げたのは、かけがえのない信頼と絆だった。
LGBTQという性的マイノリティへの理解が広がりつつあるけども
実は、日本人のおよそ10人に1人(約8〜10%)が性的マイノリティに該当すると言われています。
- L:レズビアン(Lesbian) – 女性の同性愛者(心の性が女性で、女性を好きになる人)
- G:ゲイ (Gay) – 男性の同性愛者(心の性が男性で、男性を好きになる人)
- B:バイセクシュアル (Bisexual) – 両性愛者(女性も男性も好きになる人)
- T:トランスジェンダー (Transgender) – 出生時の性別と自認する性が異なる人
- Q:クエスチュニング (Questioning) / クィア (Queer) – 自分の性自認や性的指向が定まっていない、あるいはあえて決めない人、または性的マイノリティの包括的な呼称
2015年4月に東京都渋谷区と世田谷区が、全国で初めて同性カップルを公に認める制度(パートナーシップ証明書)を導入し、ニュース等で大々的に取り上げられました
性の自認と実際が異なることで、理解されずに苦しんでいる人は多いといいます。
「This is I」のはるな愛は、おかまと呼ばれた時代から、ニューハーフと言われる時代にシフトして、テレビの露出はキャラクターと芸で世間に知らしめた人物です。
明るく元気に振る舞う姿の裏には、悩んできた人生があるのは、はるな愛の自伝的な著書『素晴らしき、この人生』でも十分読み取れます。
私も、ある同級生を「おかま」と馬鹿にしていた
私自身、中学生の頃、同級生の男の子で、言葉遣いも仕草も明かに女性という存在がいて、周囲からは「おかま」と馬鹿にされていたのを思い出しました。
常に、周りは女性生徒ばかり、彼女たちと、どうもガールズトークをしている様子。
そんな姿に対して、理解のない時代の同級生は容赦無く、罵倒します。
「おかま野郎!気持ち悪いぞ!」
私も、声高には言わなかったものの、感覚として、理解ができなかったので、アンタッチャブルな存在として見ていたのを覚えています。
ほぼ、はるな愛と同世代なだけに、学生時代にいじめに遭った姿は想像できます。
当時は許されないとされていた「性別適合手術」に取り組んだ和田医師
大阪の医師・和田耕治は、はるな愛が男性から女性になる上でキーパーソンであり、性別適合手術の第1号というエピソードのインパクトが大きい。
もし、この1件目がなければ、はるな愛が世に出ることはなかったかもしれないわけですから。
和田医師の生き様も、下記1冊で並行で読むことで、「This is I」 の理解の深さが変わるはずです。
類似系の作品も受け入れられる世の中になりつつある
今回、「This is I」の作品紹介を読みながら、以前、このブログでも紹介したことがある「ミッドナイトスワン」や「エゴイスト」を思い出しました。
◆【映画】「ミッドナイトスワン」(2020年公開)は草彅剛と服部樹咲の演技力、内田英治監督の熱意が伝わる作品
◆【映画】「エゴイスト」(2023年公開)LGBTQの世界を描く作品のなかで、鈴木亮平はゲイの浩輔を演じきっている
差別は減っているとは言っても、世間的にはマイノリティな存在を取り扱うだけに関係者も慎重になりつつも、わかりやすい純愛ものと違い、価値観によっては受け入れない人もいるのは間違いない。
今回のコンテンツを鈴木おさむ氏の企画力で、Netflix作品に仕上げてしまうのは、「極悪女王」という作品でダンプ松本を取り上げたのと同様で、社会の中でオープンに認められなくても、のし上がってきた人に焦点を当てている点は共通していると思います。
◆【Netflix】「極悪女王」(2024年公開)ヒール役のダンプ松本を演じた、ゆりあんレトリィバァがすごかった
そして、通常の地上波ドラマでもなく、邦画でもなく、Netflixで世界戦にチャレンジすることで、予算も豊富に投下して作り込んだことは理解できます。
もしかしたら、ピュアな感覚の人は知らない方が良い世界観かもしれない。
ただ、世の中にいるマイノリティのことを少しでも理解したいなら、最後まで見て考えてほしい、そんな作品です。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。
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