もはや、シリーズとして「ハゲタカ」は次がないのではないかと予想していました。
まさか、真山仁さんは『
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今回、ハゲタカ6『チップス』は現在進行形
今回、鷲津のターゲットは、台湾にある世界最強の半導体企業――。 かつては、半導体王国だった日本の趨勢を横目で見ながら、台湾有事の一因とも言われる同社(小説では、FSCとしました)の時価総額は、130兆円超。 日本の国家予算よりも多い企業への買収に、鷲津は踏み切るのか。 そして、彼の前に立ちはだかる米中の国家権力――。 現在進行形で物語が展開するという“ハゲタカ”史上初めての試みとなってます。
今までは、どこかで見た過去の話だったけれど、オンタイムすぎるところが、ワクワクさせられました。
明らかに台湾有事とTSMCを想起させながら鷲津政彦が暗躍する
今、世界の半導体をリードするのは、台湾のTSMCです。
TSMC(台積電)の正式な日本語名は「台湾積体電路製造」です。英語名の「Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.」を翻訳した名称で、半導体の製造を専門に行う世界最大のファウンドリ企業です。
AIにせよ、軍司利用にせよ、この半導体技術が不可欠。
その点を中国、アメリカを巻き込んで、国際的なバトルに仕上げたのが、真山仁さんの『チップス ハゲタカ6』になります。
初期の日本を買い叩く男、ハゲタカの鷲津政彦の存在は憎たらしいまでに既存の企業を買収して、再生もさせながらビジネス化していく、したたかさが強烈で、
TSMCをモデルにした台湾の超巨大半導体メーカー「FSC」に対して、ホワイトナイトとして名乗りをあげた、鷲津雅彦の狙いは何なのか。
義理や人情では動かない男が、今回、今までとの違いを感じます。
また、年齢を重ねたためか、投資ファンド、サムライ・キャピタルの代表として前面に出るというよりは、自分の部下たちに任せようという動きが目立ちました。
どこにゴールがあるのか、わからないだけに、引き込まれるように「ハゲタカ」ワールドにハマっていく感覚がしました。
嫌われてもいい!自分は勝つんだ!という鷲津スタイル
今までの「ハゲタカ」シリーズを通して、鷲津政彦が、ダーク・ヒーローとして取り上げられて、勧善懲悪・白黒ハッキリの世界観を変えてくれた存在なのではないでしょうか。
彼らは、相手(企業であれ、国家であれ、個人であれ)に嫌われることに何の抵抗感もありません。
もちろん、世間からバッシングやレッテルを貼られることも厭わない強さを持ちえています。
ここに至るまで、彼が取り組んできたファンドの役割は、腐ったもの、おかしなものを壊して新しい形に変えてしまうことで、価値を生み出すスタイル。
どんな手を使っても、自分は勝つのだという自信と、強かなまでの強欲さが混じった人物。
だからこそ、対立しても彼を認める相手がいたり、彼の魅力に酔って、協力してくれる存在によって、その組み合わせを持って、勝負を仕掛ける男。
今回は、ハゲタカの鷲津という看板を背負いながらも、いつもよりも、巧妙なスキームで誰もが予想できないシナリオを描き切っていたのは秀逸でした。
著者の真山仁さんが調査・ヒアリングを掘り下げているからこそ
現実感がありそうな話、近い事例がありながらも、奇想天外なやり口で進んでいく、ハゲタカシリーズは、間違いなく、著者の真山仁さんが調査して、関係者にヒアリングして、掘り下げまくって取材をしているから成立しているのだと思います。
その上で、賢い仲間たちと共に、相手を翻弄しながら、切り込んでいく。
架空の世界の話だとわかっているのに、現実感があるのは、徹底的にリアルに近い世界を追い求めて、プロットされた作品であることと、キャラクターの個性の2点で成り立っているのだと思います。
今回も、半導体業界の問題、課題を如実に見せられました。
この技術や半導体がなければ、今や、世の中は回らないし、その会社を国家が支えているという骨子は理解できますし、台湾有事とは、どんな背景で発生する可能性があるのかも語られています。
長編なのに、飽きがこないのは、真山仁さんの作品の構成力であり、読んでいる人たちを夢中にさせる魔力なのだと捉えています。
鷲津は、これからどこに向かうのか
もうアメリカには行かない!中国には嫌われている!と断言する鷲津政彦は、これからどこに向かうのでしょうか。
築き上げた資産からすれば、新たなディールなどを仕掛けなくても、十分に余生を楽しく過ごせるのは間違いなさそうです。
鷲津が静かに年老いていくだけの存在かと言われるとイメージと合いません。
また、社会、世界が動くときに彼はその渦中に軸足を置いて、自分のシナリオに相手を巻き込んで、求めるゴールに突き進んでいくのでしょう。
あくまでも、自分が勝つことを前提に全てのシナリオを作り上げる男として、投資ファンドの立ち位置は変わらないままだと信じています。
是非、のめり込んでしまうので『
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。



