映画公開前に、主演の役者の騒動が起きて、映画そのものの評価が見えなくなってしまう。
映画「かくかくしかじか」には、作品の評価よりも、イメージとしての問題が大きく影響していたように感じます。
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映画公開のタイミングに何が起きるかって予測ができない
一本の映画作品が作られるまでは、企画・構想段階から踏まえると膨大な時間とコストがかかっているし、多くの人が関わっている。
それだけに映画公開のタイミングに関係者に何かスキャンダルや問題が出ると影響は計り知れない。
今回、映画「かくかくしかじか」は、タイミング的にとても残念だったと言わざるを得ない。
絵が好きで、漫画家になるなんて、特別な存在に違いない
漫画家になるという夢を持つ、ぐうたら高校生・明子には、人気漫画家を目指していく彼女にはスパルタ絵画教師・日高先生との戦いと青春の記録があった。先生が望んだ二人の未来、明子がついた許されない嘘。ずっと描くことができなかった9年間の日々が明かされる── 。
絵画講師の日高先生と明子を軸に、この映画は展開されていく、漫画家、東村アキコの渾身の作品が映画化となり、主役の永野芽郁だからこそ、大成功は期待されていた。
作品ではないところで話題になってしまい、注目ポイントが変わってしまったのは、本当に不遇でしたが、映画そのものは、青春モノでありながら、芸術の道の厳しさを感じます。
漫画家になりたいという夢を実現させていく、明子と日高先生の関係は、信頼がありながらも、微妙にズレているところがなんとも言えません。
漫画家デビューできるなんて、類まれな才能と運を持ち合わせていなければ、絶対に無理な世界なのですから。
漫画家になるために自分の絵、画力を磨いたから
当然ながら、漫画家になるためにチャンレンジをする明子の頑張る姿もいいのですが、絵画講師として、どこまでもスパルタで、とにかく絵を描け!と言い続ける日高先生。
でも、明子は「漫画家になる」という夢をひた隠しにしていました。
ぐうたらだし、命を削るほどの情熱をかけているようには見えないものの、ハードなまでに頑張ってきたのは想像できます。
その土台となる画力や根性みたいなものは、絵画教室で身につけたものではないかと思いました。
小学生の頃、美術教室に通っていた私
私が小学生の頃、比較的、家の近くに美術教室があり、習い事として通わせてもらいました。
別に芸術肌な人間でもないし、絵が上手いわけでもないのですが、没頭できる感じが好きで、5年ぐらい通った記憶があります。
当時の教室の先生は、ご自身も美術家で絵を描いていたし、デッサンも、子どもにわかるように教えてくれていました。
当初は、正座をして1時間半近く過ごすのが辛くて、足が痺れた記憶が強く残っています。
「君の絵は、悪くない!上手とは言えないけど、君らしさがあるんじゃないかな」
当時の先生が私に伝えた言葉は、今思うと残酷に感じてしまうような励ましの言葉です。
スイミングスクールに通っても、オリンピックの代表になれないのと一緒で、所詮、習い事の一環に過ぎません。
でも、あの時、遠近の感覚とか、色使いとか、丁寧に教えてもらったことは、中高で美術の成績が悪くなかったことにつながっているのだろうと思います。
私が得意なのは、版画だったのですが。
絵画講師というコーチにとって明子の存在は
ネタバレはしたくないので、絵画講師というコーチ役(大泉洋)から見た明子の存在について考えてみます。
今の時代なら、あんなスパルタ講師、指導者、コーチは、パワハラだと一蹴されてしまうかもしれない存在です。
でも、あのハードなまでに本人を追い込み、そこに食らいついた要素が明子にはあったからこそ、その先の漫画家人生に発展した部分はあると感じます。
また、絵画講師にとって、いろいろな生徒・子どもに教える中で、食らいついてくる可愛い弟子だったのは間違いなさそうです。
明子への期待が最後まで伝わってくるので、ラストで、複雑な思いを観客、視聴者は感じるのでしょう。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。