もし「労働はもはや悪行であり、無職こそが正義である」と言われたら、あなたはどうする

新進気鋭の労働哲学者ホモ・ネーモが提唱する、次世代を幸福に生きるための新しい労働哲学を、哲人と青年の対話篇にてお届け!

と勧められた『働かない勇気 』(まとも書房)を、Kindle Unlimitedで0円で読みました。

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労働とは何か?何のために働くのか?

働かざるもの、食うべからず

この考え方を常識として捉えて、楽しくない、つらいとしても、なんとか働いている人は世の中に大勢いることでしょう。

そもそも、なぜ、労働をしなければいけないのか。

それが、善なのか、悪なのかなんて、考えたことはあるだろうか

働かないという意思を支えるのは、どうやって生きるかにつながる

哲人と青年の掛け合いのやり取りで話が進む『働かない勇気 』。

確かに働きたくても働けない人と、働く意思がない人、働きたくない人、色々な人が世の中にいるのは間違いない。

社会人(大人)である以上、社会に貢献するために、家計を支えるために、家族の生活を守るために、働かなければいけないと、誰もが考えているような気がする。

一方で、どうしても働きたくない人、働けない人という人種もいる。

例えば、生活保護の受給者は、身体の問題、その他で働けないから、手続きをして、お金をもらっているが、労働はしていない。

贅沢な身分だと揶揄する人もいるし、一方で、彼らは社会によって支えられて生きているが、金銭的自由度ではなく、労働から自由だという考え方もある。

この本の中で、哲人は、明らかに、ベーシックインカム論者だとわかります。

ベーシックインカムとは、最低限租特保障の一種で、政府が全国民に対して、決められた額を定的に預金口座に支給するという政策のことを言います。

社会保障を一本化して、この制度を導入すれば、イヤイヤ働く必要はなくなるし、自由さが増すのかもしれない。

では、もし、誰も働かない世の中が誕生したら、私たちの日常は成り立つのでしょうか。

この疑問への答えは出ていないと感じます。

働かないで生きられるような、資産家ならば

もし、自分が働かなくても生きていけるような資産家ならば、働くことは余暇と変わらないのかもしれない。

誰もが資産家のように暮らせたら、幸福なのでしょうか。

この本でのベーシックインカム的な考え方としては、潤沢すぎるほどのお金を政府から燃えれるわけではなく、最低限保障のレベルに過ぎないと想像できます。

ただ、この場合、財源はどこから出てくるのか、いまいち、想像がしにくいです。

つまり、お金に対する信用が落ちてしまうような、紙屑と言ったら言い過ぎですが、相対的にダウンしたら、どのような社会になるのか。

その結果、人間は堕落するのか、幸福に酔うのか、どちらなのでしょうか。

私は、理性的な面が壊れて、多くの人が怠惰になると想像しています。

そういう意味で、この本の理屈はファンタジーとしてはあり得ても、現実にはそぐわないと感じました。

人気本になっている理由は、働くことへの喜び、生きがいの欠落が原因では

この『働かない勇気 』が人気本(Amazonのベストセラー本)になっている理由は、タイトルに惹かれる人々が多いことの証明にあたります。

一方で、この本の著者には、印税が入ってくるわけで、人々の欲求に訴えるタイトルの本であることが想像できる。

働くことがつらくて、嫌なことばかりならば、働きたくなくなるのは仕方がない。

我慢して耐える労働ならば、逃げ出してしまいたくなるでしょう。

だからと言って、本音を隠して、無理やり、明るく前向きに楽しそうに働くならば、偽りの人生を歩むことになってしまう。

働くことだけに生きがいを持つ必要はない。

もちろん、働くことが好きならば、得意ならば、誰も止めない。

ただ、100%満足のいく仕事、報酬だと胸を張れる人は少ないはず。

理想の労働、時間を忘れて無我夢中になっていられるならば、楽しいはず。

生きがいややりがいを持てる労働を探すべきなのか、見つけられないから逃げ出すべきなのか。

答えは個人によって異なるのは当然のこと。

労働のない社会で生きたら、あなたは1日24時間を何に使うのか

働かない勇気 』の二人のやりとりにもあったが、労働のない社会で自分が生きているとしたら、あなたは1日24時間を何に使いますか?

ずっと、寝て過ごす。ゲームに明け暮れる。

いろんな考え方が浮かぶことでしょう。

1日程度ならば、そんな過ごし方も満足できるでしょう。

では、そんな日々を毎日繰り返していたら、どうなるのでしょうか。

刺激は少ないし、やりたくないことは避けて通れるのに、満足した日々を送れているでしょうか。

答えがYESの人は、働かない勇気を持っていると思います。

逆に、そんな毎日だと面白くない、抜け殻みたいになりそうだと感じるのであれば、あなたは、働くことを心底嫌ってはいないのではないでしょうか。

どちらがいい、悪いの選択の話ではありません。

私は、程度論だと考えます。

どちらかに振り切る方が、怖い話であって、バランス感覚というか、波や変化があるから、人生って楽しいものなのではないでしょうか。

働かないで楽して生きよう!という考え方を完全否定はしませんけども。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。