バイオ・ホラー・ミステリー作品『ヨモツイクサ』の世界観はビジュアル化しないと伝わらないかも

北海道旭川の「黄泉の森」という禁域を舞台にした、究極の遺伝子を持つ未知の生物を巡る戦慄のバイオ・ホラー・ミステリー『ヨモツイクサ』を書いたのは、現役医師であり、作家でもある、知念実希人さん。

累計発行部数250万部を超える大人気シリーズ「天久鷹央(あめくたかお)」シリーズなどでも有名な人気作家さんです。

お知らせ

毎週火曜日発行のサードプレイス・メルマガ(まぐまぐ)月額800円(税抜)

【週刊】サードプレイス・メルマガ 登録は こちら >>

オフライン・オンラインで色々な人に会って、一緒に学べる場です。
定期参加も、スポット参加も歓迎します。

毎月開催【サードプレイス・ラボ】の詳細は こちら>>


『ヨモツイクサ』

タイトルの意味がわからない=読もうと思えるか

本のタイトルは、どんな作品でも重要です。

『ヨモツイクサ』と書かれていて、果たして手に取るかどうか。作家さんの今までの実績があるから読んでみたものの、これがデビュー作だったら、誰もが素通りしそうなタイトル。

ただ、知念さんがこのタイトルに込めた思いも最後まで読むと理解できる部分はあります。

旭川にアイヌの人々が古来より畏れる「黄泉の森」で起きる不可思議な話

正直、この作品を読んで、未知の生き物「ヨモツイクサ」の姿をリアルにイメージするのは難しかったです。

もし、漫画であれば、その姿は脳に焼き付くのでしょうけども。

ヒグマ襲撃による事件と思っていた件が予想外の展開に。

まさか、その生物の存在、および、変化のプロセスは常識を超えていて、明らかに、ハリウッド映画的なストーリー。

まあ、ストーリーの中心にいなければ、何の出来事が起きているかわからないのに、ラストに意外なものが待ち受ける。

後半に行けば行くほど、深みにハマる作品でした。

新種の恐ろしい生物が人間を襲う

新種の恐ろしい生物が、常識では考えられない成長を遂げて、人間に寄生したり、襲ってくるというのは、想像をすると恐ろしい。

姿を見たこともなければ、対策の打ちようがありません。

主人公は、その生物について理解を深めつつ、打倒しようと試みていく。

あんてる
あんてる
想像力が豊かじゃないと、この世界観についてこれないぞ!!

その生物の大きさを想像しても、また、成長過程を考えても、自然の中で起こり得ないようなことが現実にありそうな、禁域の世界の出来事ならば、致し方ないのかもしれない。

医師であれば、人の生死への感情・感覚は常人とは異なるのか

ニュースを見ると、残忍な殺人事件の報道を見ると、人間は残酷にも、非道にもなれるものだと驚かされます。

この『ヨモツイクサ』の主人公、佐原茜は外科医であり、手術の現場で、人間の肉体、主に内臓を見て、オペをしている存在。

もちろん、全ての命を助けられるわけもなく、結果として、人の死をリアルにたくさん見てきているのは間違いない。

だからこそ、残忍なまでに人が殺されていく現場でも、ある意味、冷静で、淡々と対応しているように思える。

普通の人ならば、足がすくみ、場合によっては気がふれそうになる場面が連続しているのに、意識をギリギリ保っている(この点はラストまで読み込む必要があります)。

インターハイでも活躍し、外科医になり、猟銃も扱えるなんて、スーパーウーマンです。

その彼女自身が知らない自己の存在は最後に、どんでん返しを喰らうまで、わからないで進みます。

知念さんらしい旨さが出ていると感じます。

後味は微妙な作品だけど、バッドエンドなのか考えてしまう

スッキリ爽快に事件が解決して、前に向かって生きていくというストーリーは心地よいものです。

その点、『ヨモツイクサ』は、複雑です。

果たして、あのようなラストを迎えてよかったのか。

バッドエンドとは言わないものの、続編があるとも言えず、なんとも奇妙なエンディング。

考えてみれば、「ヨモツイクサ」自体が得体の知れない存在なのだから、エンタメとして楽しむのは悪くない。

ホラーの要素が盛り込まれたミステリーだと思えば、納得できるでしょう。

『ヨモツイクサ』

あわせて読みたいブログ記事

⚫︎ドキュメンタリーのような一冊『機械仕掛けの太陽』を読んで、じっくりと考えてみる

Twitter上で、気になるタイトルの本『機械仕掛けの太陽』(知念 実希人さん著)を見つけました。 現役医師として新型コロナを目の当たりに...

⚫︎【映画】「仮面病棟」(2020年公開)リアルな医療現場で起きるミステリー

偶然に、映画「仮面病棟」をNetflixで見てみました。 どんな役でも、ビジュアル的な変化が少ない(特に髪型!)俳優・坂口健太郎が主役...

⚫︎【映画】「仮面病棟」(2020年公開)リアルな医療現場で起きるミステリー

小説の場合、続編の作品から読み始めると、前提となる設定が不明なまま、理解が追いつかないことがある。 『サーペントの凱旋 となりのナース...

毎月開催【サードプレイス・ラボ】

サードプレイス・ラボでは定期的にイベントを開催しております。

★イベント情報★は >>こちら(随時更新)

ご都合が合えば、是非、ご参加いただけると嬉しいです。

関連ブログ記事

[各種SNS]サードプレイス・ラボ

サードプレイス・ラボは各種SNSで情報発信をしております。

是非、フォローやコメント、グループへの参加をお待ちしております。

 ◆ サードプレイス・ラボ(Facebookページ)

サードプレイス・ラボ(Facebookグループ:非公開のため、申請・許可制です)

【サードプレイス・ラボ】居心地の良い第3の居場所を拡げる!(Twitterアカウント)

◆ サードプレイスラボのあんてる(note)

◆ サードプレイスラボちゃんねる(Youtube)

◆ サードプレイス・ラボ(Peatix)

サードプレイスラボ(専用サイト)

[週刊]サードプレイス・メルマガ

仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ

「まぐまぐ」毎週火曜日発行 月額:800円(税別)※初月無料です!

仲間と一緒に執筆している週刊メルマガです。

メルマガの詳細は こちら をご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

【サードプレイス】ブログへのご意見・ご要望・ご相談、ご依頼などは下記まで

 お問い合わせはこちら

投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。