タイパで省いた時間を、私たちは本当に有効に使えているのか

コスパからタイパへと価値観が変わり、私たちは待つことや遠回り、失敗、面倒な付き合いなどを「無駄」として避けるようになりました。

買い物も食事も情報収集も、効率よく短時間で済ませられる便利な時代です。

しかし、そうして省いた時間を、本当に有効に使えているのでしょうか。

自分の足で歩き、目で見て迷い、試行錯誤しながら選ぶ時間には、効率だけでは測れない楽しさや成長があります。

無駄をなくすことだけが、豊かな人生につながるとは限りません。

ときには失敗や遠回りも受け入れ、その過程を楽しむことの大切さを考えます。

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今こそ、失敗や遠回りの価値も考えてみたい

タイパの時代だからこそ、失敗や遠回りの価値まで含めて考えてみたい。

別に、お説教をしたいわけでも、あなたに強制をしたいのではありません。

今一度、日々の行動を考えてるきっかけにして欲しいのです。

タイパ重視になると無駄なものは徹底的に避けるようになる

タイパ重視の時代になって、私たちは無駄なものを徹底的に排除するようになった。

遠回りするようなことは人生の無駄遣い、なるべくコンパクトで、簡単にパフォーマンスが出るものが以外は不要と感じるように変わってしまった。

じっくり時間をかけて煮込むような行為の先にある喜びなんて、無用の長物と感じるようになって久しい。

時間をかけても無駄になることにも価値があるなんて、誰も感じないようになり、コスパもタイパも悪いものは消えかかっている時代。

さらに、生成AIも含めた力を借りると、試行錯誤を繰り返すなんて、馬鹿馬鹿しいことのように感じるようになったのかもしれない。

結果、余計なものに時間もお金もかけない。

無駄な付き合いと感じたらフェイドアウトか拒否をすることにためらいがなくなった。

しがらみだったし、不毛な労力・時間だったとも言えるけども、全て失ったから、誰もがハッピーになれたとは認められない。

並ぶ、待つ、無駄な付き合いは不要と感じてしまう

以前、何かがあれば日本人はまともに秩序を持って並んで待っていた。

食べるもの、買うもの、体験するものであれ、じっくりと時間をかけて待つことに十分な意味があった。

先輩後輩、地元の付き合いなど、それほど重要ではない無駄な付き合いにも体裁のために参加することは義務的ではあっても従っていた。

これらのものは人生という限られた時間にとって無駄なものと断言してしまうとカットされていくことになる。

お店に行って食べるまで待つぐらいなら、Uberで頼んで家に届けてもらえればい。

面倒な付き合いは一切しないと決めてしまえば、自分の自由な時間が増える。

まさに、その通り。

でも、その省いた時間や労力を本当に有効に使えているのだろうか。

自分の足で歩いて目で見て吟味して選ぶって楽しいことじゃないだろうか

Amazonを筆頭にECサイトが増えたことで、店舗に出向いて手に取って確認して購入しなくても、ボタン1つで注文も決済もできる世の中が当たり前の姿になった。

無駄に、あれこれ悩む時間はなく、購入にかかる時間も短時間で済ませられる。

あちらの店とこちらの店の同じような商品を比べて、どちらがいいか悩み、判断する。

果たして、あの時間は人生にとって不要なものだったのだろうか。

結果として、自分の選択が間違うこともあるけれども、あの時間は有意義だったとは感じないだろうか。

コスパ・タイパに縛られて生きていて、本当に楽しい、充実した人生と言えるのだろうか。

失敗も遠回りも無駄じゃない!

なるべく労力を減らして、無難に成功させたいという感覚の人が増えている。

失敗や遠回りはしたくないという気持ちはわからなくはない。

経験を蓄積したり、次はどうしようと自分で考えて試すという力が、人間の生きるパワーになるし、本質的な成長につながることもあると思う。

たまには、失敗も遠回りも楽しもうよ。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。