睡眠薬って、簡単に処方されるイメージがありませんか?

睡眠薬を飲めば解決するわけじゃない!

私は、基本的に快眠できている人間です。

横になり、枕の上に頭を乗せれば数分以内に熟睡しています。

ヒツジを数えるような寝れない悩みは、稀な出来事。

眠りの深さ、量などには満足しきれていない日もあります。

睡眠の問題を気にするようになったのは、知人が睡眠薬を手放せくなったという話を聞いたことがきっかけです。

睡眠薬を使わないと眠れない人が多いと耳にしても、実感がなかったのですが、意外と利用している方が多いことに気がつきました。

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睡眠の問題は、健康と深い関係あり

2015年より労働安全衛生法改正により「ストレスチェック制度」を開始することを契機にインテージテクノスフィアが行った実態調査結果を見つけました。

– 健康保険組合加入者を対象にメンタル関連疾患と睡眠薬の実態を調査 –

●睡眠薬の処方期間は1か月以内 が46.5%
睡眠薬の服用を始めると長期化するというイメージがありますが、短期の処方で治療終了するケースが多いことがわかりました。不眠症状がある場合は早い段階で積極的に受診していただきたいと思います。

睡眠薬の服用は短期間試用が前提。長期的に常用しているイメージとは異なりました。もっと依存性が高いと思ってました。
我慢するよりは、短期的な使用で改善するならば、利用も問題ないのかもしれません。

●抗うつ薬と睡眠薬の併用により、抗うつ薬の減量達成率アップ
抗うつ薬と睡眠薬を併用している患者と抗うつ薬のみを処方されている患者を比較した場合、併用患者の方がその後の抗うつ薬減量率が上昇しており、睡眠薬が減薬に寄与する可能性が高いことが示唆されました。

うつ病と睡眠には関係性があるのは予想通りです。併用することで改善されるならば良いですが、どちらも常用性が気になります。本格的な改善ができれば、投薬も必要でしょう。依存になるリスクを回避するには、投薬以外の改善方法も指示できる医療関係者が必要だと感じます。

●うつ病治療終了後の睡眠薬処方率が17.4%
うつ病寛解後の残遺症状として睡眠障害が残ることは広く知られていますが、実際に睡眠薬により不眠対策をしている方が一定割合存在することがわかりました。

うつ病治療を終えても睡眠薬は手放せないとすると、お守り代わりなのでしょうか。意識を感じない状態として眠っていれば、つらい気持ちを感じないということでしょうか。
もちろん、睡眠薬によって、改善に向かうのであれば、処方してもらうのがベストなのでしょう。

●更年期障害のある方の睡眠薬処方率は19.8%
更年期女性の約半数が不眠と言われていますが、今回の調査により、睡眠薬処方率は19.8%であることがわかりました。更年期で不眠症状があるにもかかわらず、適切な薬物治療を受けていない方が数多くいると推察されます。

更年期女性のつらい症状を色々と聞きますが、半数が不眠というのは知りませんでした。苦痛を少しでも改善するためにも、眠ってしまうことを選びたくなるのは自然な考え方なのでしょうか。

西野精治さんの『スタンフォード式 最高の睡眠』を読みながら、睡眠について学んでいます。

誰もが睡眠をするものの、睡眠の科学的研究は遅れている分野であることが分かりました。
現在、1つ1つのテーマを理解しながら、丁寧に読み込んでいます。

自分自身で納得できて、整理できた時点で、改めてレビュー(書評)として、まとめたいと思います。ただ、この本の中には睡眠薬の必要性などは述べられている様子はありません。

調査というのは、調査元のニーズ、求める答えがあって設計されていることが多く、今回取り上げたものも、睡眠薬を多く販売することで利益を得る存在がポイントのように感じます。

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睡眠と健康については、いつも意識したいものですね。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。